Q. Part1の写真が白黒でとても分かりにくいものがあります。何か対策というか、コツみたいなものはあるのでしょうか。
A. 慣れです。慣れという観点では、解き方の一連のプロセスに慣れましょう。
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Part-1の写真は、何十回、何百回と模試を解いていれば慣れもあるかもしれませんが、
(私の場合、〇千回レベルですが)、
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だいたい、写真を見れば『あ、こんな問題かな?』とアテが付くようになります。
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とはいえ、いきなり1日1模試!というのはハードルが高いので、
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少しでも写真に慣れる、そして問題を解くプロセスに慣れる、というカンジで対応していきましょう。
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今日は「写真に慣れる」という観点で書きます。
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まずは、問題を解く前に写真を凝視してだいたいの区別をしましょう。
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おおまかにいうと、写真は2種類あります。
・人物が写真に登場しているか?
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まずはここを判断しましょう。
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Part-1というのは「写真描写問題」つまり、4つの英文が読み上げられ、その写真を一番適切に描写している文を選ぶ、という問題です。
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ですので、人が登場しているか、どうかはその問題で、人を主語にする文が読み上げられる可能性が高いです。
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人が2人以上なら、Theyとか、複数のうちの1人にターゲットを当てて描写されるケースもあります。
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人が写っている場合でもモノが主語になる場合もありますが、多くの場合、そのモノは写真描写の人によって作用される、つまり受動態(もしくは受け身の進行形)で表現されることがあります。
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そして、人が写っていない場合は、モノが主語になる可能性があります。というかそれしかないです。
※例えば、茂みに人が隠れていて、それを見つけるような写真はまず出ません。『え、あそこに人が潜んでいたの?』的なイジワル問題はみたことがありません。
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人が写っていないのに、The man(woman)が主語だと、明らかに間違いだとわかるので、そのような問題は出ません。
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一方で、モノを主語にする、ということは写真の中にあるモノを主語にする、ということで、選択肢の中にいろいろ主語が登場する可能性があります。
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ですので、人物が登場する写真描写よりは少し難しくなることが多いです。
難しくなる、というか、主語が異なるので写真を正しく描写している文は判断する時間がかかり、絞り込めないと選べない、結果『難しい』と感じるわけです。
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写真の中の描写を情報処理するには、問題に入るまでの間、写真をじっと見て、読み上げられた主語、もしくは目的語が写真の中にあるか、どうか判断してみましょう。
『あれ、あんなところに丸椅子があったっけ?』
そんな気づきがあれば、限られた時間でそのモノに気付けなかった、ということでもう少し中止して写真を見る必要があると思います。
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それが判断できないのであれば、原因はいずれかです。
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・描写された単語を写真の中から見つけられない。
これは、探す時間がかかっている、ということなので、問題が読み上げられる前、もしくは、4つの文を読み上げられている中で、「このモノは写真中にある、これはない」というところだけに焦点を当てて普段のトレーニングをしてみてください。
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・描写された単語と、写真中のモノを一致させられない。
これは、そもそもその単語を知らないか、あるいは読み上げられた単語が自分の理解している音と一致していない可能性があります。解答・解説を見てから、復習時にその語彙を覚える、読み上げられた音と自分の認識を一致させる、という学習法をオススメします。
※読み上げられた音と自分の認識を一致させる、というのは英文を聴いて、それと同じような音を自分で出しながら読み上げる、いわゆる音読方法で覚えるのが効果的だと思います。
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ちなみに、間違いやすいポイントは、昨年濱崎さんと共著で出版した『よりぬきシリーズ』のPart-1に収録していますのでできれば参考になさってください。
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それでは今日はここまで。
続きは明日書きます。
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Tommy