初心者が英文を早く読むポイント3

昨日の続きです。

少しPart-5の文を見ていきましょうか。

 ABC Supermarket carries a wide selection of cheeses that are not available at some other stores.

Part-5の問題は短文穴埋めですが、いったん完全な文に起こしました。

『ABCスーパー』は他店では入手できないような豊富な種類のチーズを取り扱っている。

という意味です。

文を分解するとこんなカンジです。

ABC Supermarket 主語(名詞) ⇒ Sに相当

carries 述語(動詞) ※carry ~を取り扱う ⇒ Vに相当

a wide selection of cheeses 目的語(名詞のカタマリ)豊富な種類のチーズ ⇒ Oに相当

that are not available at some other stores. 関係詞thatでcheesesを修飾 ⇒ Mに相当

とすると、こんな関係が成り立ちます。

SVO+M(MはOを修飾)

ここでこう考えることができるわけです。

あ、文としてはPart-1より長めだけど、Part-1で扱ったような第3文型だ

冠詞や形容詞を無視すると、

Supermarket(S)   carry(V) cheese (O)

スーパーは       扱う    チーズ

これが基本骨格。

あとは飾りをつけているだけです。

cheeses 以降のthat 以下は、

The cheeses are not available at some other stores.

⇒ そのチーズは他店では入手できない

こんな完全な文にいったん置き換えてみるとより分かりやすいです。

特に関係詞はこんな感じで文を2つ作ってみると理解が進みやすいです。

これで後ろに戻る必要がなくなります。

ちなみに、この文は以下のように分解できます。

The cheeses S(主語)

are V (動詞)

not available C(形容詞)

at some other stores M(前置詞句(前置詞+名詞のカタマリ))

SVC+Mの関係が成り立つので、

S=C ⇒ The cheeses = not available

こう考えるとわかりやすいです。

最初の英文に戻りましょう。

 ABC Supermarket carries a wide selection of cheeses that are not available at some other stores.

頭から訳してみます。

いや、訳すというか、英語を英語の語順で日本語におきかえます。

ABCスーパー 扱う 豊富なチーズを (that) 入手できない 他店で

thatは関係詞ですが、that(あれ、それ)と考えてもいいです。前の名詞の説明を導くモノくらいでとらえてください。

この語順でもだいたい意味が分かりますよね。

これを少し口語にしてみます。

ABCスーパーって/扱っているらしいよ/豊富なチーズを/それって/手に入らないみたい/他で

どうですかね?

スラッシュを入れてみましたが、このスラッシュを入れた訳文がだいたい私がこの文を理解するイメージです。この方が頭からスッと意味が取れます。

ということで、語彙を調べてから文の構造を理解し、ふむふむなるほどな、と思って改めて読むと、スッと読めていく。

これを積み重ねる。

その積み重ねが

早く読めるようになる、ということです。

もちろん、この作業を本番のテストでやるととても時間が足りませんので、

これはあくまでも通常の学習でやってみて、みなさんの『なるほどな・・・』と納得した文を

復習の中で早く読めるようになって、

ストックを積み重ねてください。

さて、本日の例文は、以前作問した問題を少しアレンジしたものですが、

明日はその問題のPart-5の形式を実際に解いてみましょう。

本日英文をもみほぐしたので、意味も取りやすく、解答もしやすいはずです(きっとね)。

それでは、明日もがんばりましょう!

Tommy

初心者が英文を早く読むポイント その2

前日の続きです。

早く文を読むのであれば、1つの文を丁寧に読む。

その文について慣れてくれば少しずつ早く読める(はず)です。

昨日はPart-1と5がいいでしょうというハナシをしましたので、

Part-1のサンプルからみていきます。

たとえば、

The man is touching the screen.

こんな文があるとします。

パッと見ただけで、想像がつくかもしれません。

男性が、タッチパネルかスマホの画面を操作しているっぽい写真かな?

そうです。

私がある書籍で使った英文の選択肢を少しだけ変えました。

実際は、コピー機のタッチパネルモニターを操作している写真を描写いるのを想定していました。

話を英文に戻します。

The man is touching the screen.

これを分解すると、

主語が”The man” → 名詞

述語が”is touching” → 動詞touch ~に触れるの進行形

目的語が”the screen” → 名詞

こうなります。

目的語を伴う動詞=他動詞を使った第3文型(SVO)になります。

最初は、「こんな簡単な文、分解することすら面倒だな」と思うかもしれません。

でも、この簡単な文を分解することすら面倒な場合、そもそも難解な文は分解しようとすら思わず、訳していこうとするので、

おそらく読むのに時間がかかる=結果的に早く読めない

となります。

ですので、Part-1の短文からやっていくことで文を早く読むための分解作業に慣れることが出来ます。

Part-2は口語だったり省略形があるのでこの作業が難しい。

Part-3,4は長すぎますね。

Part-1の写真描写だからこそ、完全な文の形になっているので、この作業に適しています。

Part-1はこのほかに以下のような形が使われます。

The man is running. SV 第1文型

The car has been parked. SVO 第3文型の受け身=目的語が主語となり、本来の主語が省略されているパターン。

ですので、基本第1文型と第3文型しか使われません。

あとは、時制として、進行形、受け身の進行形、完了形と動詞の時制が少し変わり、

かつ前置詞句(前置詞+名詞)で位置や場所を規定しています。

along the street(道沿いに) とか、on the counter(カウンターの上に)とかですね。

そう考えると、Part-1については、

文型を頭に入れて読めるようになることで、

実際に問題を解くときに、この文型しかないんだな、と思って音声を待ち構えていると、

英文がすごく聴きやすくなります。

今回のテーマは、文を早く読む、でしたが、

文を早く読む素地をつけることで、

英文を聴きやすくなる素地を同時に作っている、ということにも置き換えられます。

特にリスニングはリーディングと比較して口語表現で難しい語彙や文法がそんなに登場するわけではないので、

リスニングが聞きやすくなると得点源になりやすいのはこうした要因があると思います。

少しでも参考にしていただけますとうれしいです。

それでは引き続き英語学習を頑張っていきましょう!

Tommy

初心者が英文を早く読むポイント

今日から、質問に少しずつ答えていきたいと思います。

基本平日質問にお答えし、週末は好きなことを書きます。

『英文を早く読むポイントは 何ですか? (スコア:300点未満)』

スコアが300点未満、ということなので英語学習を始めたばかりの方かと推測します。

このレベルでは、単語がわからない、文法がわからない、というレベルかもしれませんので、

まず、簡単なレベルの英文がわかる、読める、を目指しましょう。

早く読む、ということを心がけず、意味や文法(文の構造)を取って理解する、ことのほうががまずは大事です。

そういう意味では、パート1の写真描写問題か、パート5の短文穴埋め問題でトライするのがいいでしょう。

パート1は、第3文型(SVO)もしくは第1文型(SV)の形しか出ませんので、文の構造が取りやすいです。

パート5は、文法問題が比較的多く、解説も文の構造や文型を意識していることが多いので、初めてレベルの方で早く読む題材を求めている方には効果的・実践的だと思います。

ここでは問題を解く、というより英文を理解する視点で書きますが、

まず、対象の英文の単語を全て理解しましょう。これは辞書を引くなりしてその語がどういう意味を持つか把握すること、です。

次に文の構造を理解しましょう。これが主語、これが述語、これが目的語、といった構造的なものと、これは名詞、これは動詞、と品詞に分解してもよいです。

この作業は、一見面倒くさいですが、比較的易しい文についてその作業をやることで、難解な文を読む際にもそのようなことを行うクセづけをこの段階で習慣化する、というメリットがあります。

そして、語彙、文法、構造がわかった文について改めて読み直してみる。

そうすると一度目よりも早く読めることが実感できます。

早く読むというのは。「素早く英文を読んで理解する」という一連のプロセスのことを指しますが、

これを体感し、積み重ねることで少しずつ早く読むことが出来ます。

いきなりものすごいスピードで英文が読めるようには残念ながらなりません。

少しずつ、出来るレベルから学習していきましょう。

ちなみに、500点、600点で伸び悩んでいる方で早く読みたい、と思っている方も一度この方法に立ち返ってみたほうが良いと思います。

敢えて、初心に戻ることで復習の方法を見直せるキッカケが出来ると思います。

是非頑張ってください。

頑張る皆さんのレベルアップを願っております。

Tommy

なんでもいいから『やる習慣』をつける

夏みかんをいただきました。

無農薬栽培でとてもみずみずしくも甘酸っぱい、字のごとく『夏蜜柑』らしいお味でした。

ありがとうございます。

さて、ブログをスタートさせ、当初はじっくり記事を書いていこうと思いましたが、

1度リリースしたら、やはり出来るだけ記事を更新していくことが重要だな、と思い、

朝3:00ころ思い立ってはBloombergを視聴しながら机に向かっています。

私が以前ブログを始めたのは2008年7月でした。もう13年くらい経過します。完全にひと昔ですね。

その時に思ったのは、とりあえず『毎日続けてみよう』ということでした。

正直、ブログを書く、ということは面倒くさいです。

自分の思いや考えを伝えるならツイッターで十分かもしれません。

ただ、深く読むならブログです。

文字数が限られないブログであれば自分の思いをしっかり伝えられますし、

インフラが限られているので情報をまとめやすい、という特徴もあります。

その面倒くさいというブログを毎日続けるのはパワーが要りますが、

だからこそ敢えてやる。

それがいいのかもしれません。

発信することで、全く興味のない記事もあるかもしれませんが、

ものすごく自分に刺さる記事もあるでしょう。

そうかどうかはやってみないとわからない。

そんな感じで記事を書いていければよいかと思っています。

そもそも英語学習を始めたのも、

まず5分、10分やってみる・・・。いややってみよう。そこからはじまりました。

それがいつしか、30分、1時間、3時間、5時間・・・。

起床時間も生活スタイルに合わせて3時起きになりました。

自分の強い思いは行動を変化させ、行動を変化させると習慣になります。

習慣化したものは、きっとあなたを強くしてくれる道具・ツールになります。

このブログを通じて、そんなことを皆さんにお伝えできればな、と思います。

具体的な英語学習法で習慣化する対象は、

語彙、問題、音読、模試1セット等いろいろありますが、

それはおいおいご紹介していきたいと思います。

それでは、また。

今週も頑張りましょう!

Tommy

皆様からの質問募集します!

TOEICのスコアアップに関連した質問を募集します。

いただいた質問のすべてにお応えできるかわかりませんが、

(まずは先日の旺文社セミナーの質問を答えようかと思っておりますが)

以下の内容を踏まえて、このブログのコメントに入れていただけますと助かります。

※この記事でいただいたコメントは原則非公開とさせていただきます。

①質問内容のタイトル

②現在のスコアがいくつでいつまでに何点目指したいのか

③質問の概要

④平日・週末の学習時間

⑤その他

①、③は記事を書くときに多少公開させていただきますのでご承知おきください。

よろしくお願いします。

直接スコアアップに直結しなくても、学習確保、とか生活習慣等でもかまいません。

皆様からのご質問楽しみにしています。

Tommy

ブログ復活します!

こんにちは。Tommyです。

このたび、ブログを復活することにしました。

といっても期間がだいぶ空いてしまったので私がブログをやっていたのをご存じの方はすくなくなっているかもしれませんが、

2008年7月~2019年11月までYahooブログを運営しておりました。

どちらかというと、私の独り言、つぶやきのような記事を多く書いておりましたが、

新しい記事に関しては学習者目線中心に書いていきたいと思います。

TOEICの学習法、攻略法はもちろん、

学習するための生活習慣や過去の海外経験等その他に役立つTIPS的なことも書いていきます。

以前のブログでも多くの方にスコアアップをして頂けたので、

今回も、いや今回はそれ以上のレベルアップ出来るような記事を書いていきたいと思います。

どうぞご期待ください。

※何かコメントをいただけますと励みになります。よろしくお願いします”!

Tommy