昨日の続きです。
少しPart-5の文を見ていきましょうか。
ABC Supermarket carries a wide selection of cheeses that are not available at some other stores.
Part-5の問題は短文穴埋めですが、いったん完全な文に起こしました。
『ABCスーパー』は他店では入手できないような豊富な種類のチーズを取り扱っている。
という意味です。
文を分解するとこんなカンジです。
ABC Supermarket 主語(名詞) ⇒ Sに相当
carries 述語(動詞) ※carry ~を取り扱う ⇒ Vに相当
a wide selection of cheeses 目的語(名詞のカタマリ)豊富な種類のチーズ ⇒ Oに相当
that are not available at some other stores. 関係詞thatでcheesesを修飾 ⇒ Mに相当
とすると、こんな関係が成り立ちます。
SVO+M(MはOを修飾)
ここでこう考えることができるわけです。
あ、文としてはPart-1より長めだけど、Part-1で扱ったような第3文型だ
冠詞や形容詞を無視すると、
Supermarket(S) carry(V) cheese (O)
スーパーは 扱う チーズ
これが基本骨格。
あとは飾りをつけているだけです。
cheeses 以降のthat 以下は、
The cheeses are not available at some other stores.
⇒ そのチーズは他店では入手できない
こんな完全な文にいったん置き換えてみるとより分かりやすいです。
特に関係詞はこんな感じで文を2つ作ってみると理解が進みやすいです。
これで後ろに戻る必要がなくなります。
ちなみに、この文は以下のように分解できます。
The cheeses S(主語)
are V (動詞)
not available C(形容詞)
at some other stores M(前置詞句(前置詞+名詞のカタマリ))
SVC+Mの関係が成り立つので、
S=C ⇒ The cheeses = not available
こう考えるとわかりやすいです。
最初の英文に戻りましょう。
ABC Supermarket carries a wide selection of cheeses that are not available at some other stores.
頭から訳してみます。
いや、訳すというか、英語を英語の語順で日本語におきかえます。
ABCスーパー 扱う 豊富なチーズを (that) 入手できない 他店で
thatは関係詞ですが、that(あれ、それ)と考えてもいいです。前の名詞の説明を導くモノくらいでとらえてください。
この語順でもだいたい意味が分かりますよね。
これを少し口語にしてみます。
ABCスーパーって/扱っているらしいよ/豊富なチーズを/それって/手に入らないみたい/他で
どうですかね?
スラッシュを入れてみましたが、このスラッシュを入れた訳文がだいたい私がこの文を理解するイメージです。この方が頭からスッと意味が取れます。
ということで、語彙を調べてから文の構造を理解し、ふむふむなるほどな、と思って改めて読むと、スッと読めていく。
これを積み重ねる。
その積み重ねが
早く読めるようになる、ということです。
もちろん、この作業を本番のテストでやるととても時間が足りませんので、
これはあくまでも通常の学習でやってみて、みなさんの『なるほどな・・・』と納得した文を
復習の中で早く読めるようになって、
ストックを積み重ねてください。
さて、本日の例文は、以前作問した問題を少しアレンジしたものですが、
明日はその問題のPart-5の形式を実際に解いてみましょう。
本日英文をもみほぐしたので、意味も取りやすく、解答もしやすいはずです(きっとね)。
それでは、明日もがんばりましょう!
Tommy