雑感:”putting on” vs “wearing”

先週の公開テストでは、Part-1でput onが正解になる選択肢がありました。

フォームによっては出現しなかったようですが、出現した方にとっては、『あれ?』と思った方もかなりいたのではないでしょうか?問い合わせもそれなりに寄せられました。

思い返すこと、17年ほど前。

物の本には、put onは身に着けようとする動作、wearは身に着けている状態を表すので、通常は後者が正解になることが多いです。ということが良く書かれていた。いや書かれ始めていました。

ですので、手袋を身に着けている場合は、

People are wearing gloves.

こうなります。

ところが、12年ほど前にput onが正解になる選択肢が出現しました。この選択肢が正解になるのを初めてみました。

ジャケットを羽織っていそうな男性の写真で、put onが使われており、これが正解でした。

『え?put onも正解になるの?え?え?』と当時も議論していたのですが、

完全に身に着けていなく、その着るを対象に動作を行っていれば、put onは正解になります。

ですので、手袋を身に着けようとしていれば、

People are putting on gloves.

これが正解になります。

ちなみに、このような写真は、身に着けようとも見えるし、脱着しようとも見えます。

ですので、

put on(身に着ける)も正解ですが、

take off(脱着する、脱ぐ)も正解になりえます。

こうした正解は、正しく理解していれば容易に選ぶことが出来ますが、

パターン化して、『TOEICには出ない、ゼッタイ』という攻略法があれば、

時にその逆をついてくることもあるので要注意です。

現場からは以上です。

Tommy

雑感:伸び悩みへの処方箋

最近、よく聞く声として、

3回連続でスコア上昇しないので、もうTOEICをやめようと思います。

800点まで到達しましたが、そこから先が伸び悩み、限界かと思っています。

スコアが550点から伸びず、もう勉強がいやになりました。

こういう声を目にする耳にするようになりました。SNS上もですが、実際の私の周りからも(よく)あります。

自分を例にすると、

①300点台から600点突破するまではよくあった。

②800点前半でホントの壁があった。

③990点を取り切るまで、もう自分は本当にダメだと思った。

この①-③で本当にあきらめそうになりました。

それぞれを語ると長くなりますが、今日はそれぞれに共通することについて考えてみたいと思います。

■ポイントは寝かせること

どの期間でもわからないことは遭遇します。

『このナレーター、スクリプト通りに絶対読んでない!誤植だ!』

『どうしてこの正解が(B)で、(D)が不正解なんだ!』

正直のあるところに躓くと、それが連鎖して、他に似たような問題があったら躓いたところが気になって、2択まで絞り込めて正解じゃないほうを選んでしまって結局間違う。もしくは正解するけど、気分が晴れやかではない。そして本番を受けてスコアは前回と変わっていないか、下がっている。もしくは上がっているもののそれがなぜかわからない。

振り返ってみると、それは『あるある』です。

これらの理由を今考えてみると、それが正解・不正解であることのロジックに気づいていない、聴き方に問題がある、等理由がたくさんあります。

単純にいうと、それに気づいていないから、モヤモヤするんです。それでいやになるんです。

それだけ。

これは私に当てはまることなので、一般化するのかは研究したことがないのですが、多くの場合そういう気がします。

じゃあ、どうするか?

とはいえ、個別指導してそのすべてを解決することが出来ないことはないのですが、費用対効果、効率性の観点でそれがベストとはいえないこともあります。

カギは、というか打開できるかも、というレベルで読んでほしいのですが、

いったん、その日は考えて考えて考えて、わからなくても、うーん、うーんとなって、

それでもわからなかったら、『うん、この答えは(B)だ、もうそれで行こう』と思いきってしまうことです。もしくは解説を呪文のように読んで、自分の理屈にする。

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そして、それをそのまま寝かせる。熟成させる。

実際、その時点で何の解決にもなりませんが、

心の安寧は取り戻せるはずです。そう思ってコーヒーとケーキを食べると自分って何て幸せだな、と思うでしょう。生ビールと砂肝を合わせたら天国直行かもしれません。

ただし、なんでだろう、という気持ちは忘れない。

そうやってある日学習を積み重ねていくと、少しずつ発見があり、突然、

『あ、この考え方をあの問題に適用すると、こういうことになるのか!』

『あ、アメリカ出身でも地域によってはthの発音が脱落する時があるのか!』

と何かフラッシュバックのようにわからなかったものが思い起こされ、知識化されます。

いったん過去の情報を点として位置づけ、それが線になる瞬間を待つんです。

そう思うと、わからない問題は、今の自分にとっては『点の事象』で、これから前に進むことで『過去の点と将来(現在)の点がつながることを待つチャンスだ!』と捉えることが出来ます。

大切なのは学習を続けることです。続けることで、それらをつなげることが出来ますが、途中でやめると、それをつなげることが出来ません。そう考えると、続ける、ということは大きなチャンス、努力の側面から成功をつかみ取る手段、と考えることが出来ます。

もし当てはまる方がいれば何かの参考にしていただけますとうれしいです。

①-③については長くなりそうなのはまたの機会か、要望あれば無料セミナー等イベントを開催できるような機会にでもお話ししたいと思います。

Tommy

今日はTOEIC®L&R公開テスト

今日はTOEIC®L&R公開テストでした。受験された皆さんお疲れさまでした。

昨年から1年近くPart-2の補足解説を実施し、かつ今年6月に解きまくれシリーズのPart-1,2を出させていただきましたが、類似の問題がチラチラ出ていました。直前にやって即効性を感じる方がいるかどうかわかりませんが、じわじわ丁寧にやっている方なら『あ!』というものがあったかと思います。

昨年(それ以前)から何度も言っていますが、Part-1,2は難化している、と言われています。しかしながら、1問1問丁寧に向き合って、あ、これはこの問題だな、万一全部聞き取れなくても主要ポイントを聞けば消去法で解けるな、というのを学習すれば体感出来てくるはずです。

Part1、2であまりできなかった、という人に対しては、

『そもそもナメていた』

『先を急いでうまく聞き取れなかった』

『ロジカルに解けない』等、いろいろな悩みがあると思います。

(学習者さんからよくこのような悩みをいただくことがあります)

こういう悩みがある方は、あせらず、1つひとつの問題と丁寧に向き合い、音読し、自分の苦手な音を声に出して読める(音読)ようなところから始めてみてください。

うまく聞き取れないからたくさん解く、のではなく、聞き取れなかった問題についてどこが聞き取れない、意味が取れないのか、を明らかにして丁寧に何度も音読をしてその問題をマスターすることが重要です。加えて、自分が出来る問題が、速度を自分で早めたりして少し負荷をかけることが、今後さらに余裕を生んで難しい問題に対峙する力を作ってくれるかと思います。

今日の試験で手ごたえがあった!と思ったらその調子で、ダメだな・・・と思ったら受験したこと自体を誉めつつ、上記のことを少し意識しながら改善を図ってみてください。重要なことは継続です。

それでは明日からまた淡々と1日1問を解説していきます。

よろしくお願いします。

Tommy

雑感:解きまくる週末②

メディアビーコンさんから、献本いただきました。

いつもありがとうございます。

TOEIC L&R TEST 990点獲得 Part 1-4 難問模試 [音声DL付] | メディアビーコン |本 | 通販 | Amazon

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表紙がオオカミでこちらをじっと見てくるのが印象的な本です。

このシリーズ本を3冊眺めると、ビクッとなってしまいそうですが、この本に慣れて、この問題に質に慣れると相当レベルが上がるんだろうなー、と思うくらい、難問揃いです。

メディアビーコンさんは優秀な編集者を揃え、SNS等で発信も学習者目線で定期的にされていて活躍目覚ましいな、と思っています。今後も注目ですね。

こちらも、本日じっくり拝読させていただこうと思います。

Tommy

雑感:解きまくる週末①

本が完成し、自宅に届きました。

音声含めてチェックがてら週末にじっくり確認します。

版元のスリーエーネットワークさんがキレートレモンで『990』の数字を作ってくださいました。ステキです🍋。

Part1よろしくoverlookすると見える。

どこかのタイミングでネタバレしないように補足解説をしていきたいと思います。

Tommy

雑感:今日はTOEIC®L&R 公開テスト

本日は公開テストでした。

受験された皆さんお疲れ様でした。

東京は暑かったですね。

本日に関しての感想は、多くの方からいろいろ伺いましたが、『Part-1,2が難しい』という声がとても多かったです。わざと難しくしているのか、だいたいこれくらいを平均としているのか、今の作問意図がよくわかっておりませんが、半年以上ずーっと、今回は難しい、難しい、というのが続いておりますので、これをスタンダードにしていくしかないのかな、と思います。

一度終わったテストの復習をする、というのはなかなかやりにくいかもしれませんが、

今回、『ダメだった・苦手だった』というところを書き出してみるのが良いかと思います。

ダメだった、というのが連鎖して聞き逃したもの以外は、

■『早くてついていけない』という速度耐性のものから、

■『音が聞き取れない』というリスニングに由来するもの、

■『聞き取れるものの意味がよくわからず、選択肢が絞り込めない』というロジカルな領域

があると思います。

簡単な問題であれ、難しい問題であれ、しっかりと聞き取って正解する、という自分なりのフォームを作っておけば、そんなにブレることはないのですが、時折混ぜる変化球に対応するには、普段からどれくらい耐性をつけているか、によります。特に慣れた教材であれば、1.5倍速、2倍速とスピードを上げていき、あれ?今なんて言ったんだっけ?というのがあればそれを重点的に復習しましょう。特に聞き取れないものに関しては音読をすることで、自分がその音を話せば、少しずつ『聞けない耳』が『聞く耳』に成長していくことでしょう。

約2週間後にはコイツも発売になります。この本は易しい問題の中にいきなり『あれ?』というのを入れている構成になっていますので、余裕余裕、と思っている中で紛れ込んだ難問にやられてしまうと今回のような回ではいなされてしまいますので、力をつけるにはもってこいかと思います。

解きまくれ! リスニングドリル TOEIC® L&R TEST PART 1&2 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

そして、明日以降もPart-2の補足解説も続けていきますので引き続きよろしくお願いします。

Tommy

雑感:今日はTOEIC®L&R公開テスト

今日はTOEIC®公開テストでしたね。

受験された皆さん、お疲れさまでした。

最近、特に初受験する!という方のツイートをよく閲覧する機会があり、

うまく受験できたかなー、とかそういうことを考えていました。

ちなみに、私もやり直し英語で初受験した公開テストが7月だったので、いろいろな思い入れがあります。確かよく眠れず、少し寝不足でいったことがあるので、Part-7のDPで、使用期限の切れた日焼け止めクリームのハナシが出てきていたことをいまだに覚えています。それに加えて、メチャクチャどきどきしていましたが、隣が小学生くらいの方だったため、いろんな思いを抱いていました。

さて、今日ですが、写真描写問題で”park“という語が動詞で登場していました。

parkは日本語では『公園』ですし、TOEICでも同じ意味で登場しますが、今回は『駐車する』という動詞で登場していました。このように『日本語では名詞だけど、英語で動詞の意味を持つよ』というのは、Part-1ではおなじみで、ほぼ必ずと言っていいほど出題されます。

parkは、自動詞、他動詞の用法があるため対象をなっているものが止まっている状態であればこの動詞、と判断すればいいでしょう。

もう1つ。

(     )of 名詞』のような表現で、varietynatureが出現していました。

前者は、豊富な種類があること、

後者はものの性質

この2つの意味合いを文の中で捉えて、どちらが適切か、しっかり選んで解きましょう。

こういうタイプの問題は、

文法上どちらかが当てはめることが出来ない、例えばofのあとの名詞は複数形でないと文法上成立しない、というのであれば文法問題になりますので、スコアシートが返却されてきた場合は、項目別正答率(Abilities Measured)の棒グラフのR5の正答率に影響します。

※リーディングセクションの一番下の棒グラフですね。

文法上、どちらも当てはまるけど、意味としてどう考えてもこっちだろ、という選び方をする場合は語彙問題です。この場合は、項目別正答率の棒グラフのR4の正答率に影響します。

以上、ちょっとした気づきでした。

さて、東京は引き続き緊急事態宣言下となりました。

いろいろと生活環境で制限されますが、8月も公開テストが行われますので、受験予定の方は頑張っていきましょう。

また、Part-2の平日の補足解説が役に立っています!というお声もいくつか頂いております。ありがとうございます。これも毎日少しずつやれば必ず力が付きます。特に、今日の回も少し難しめな作りでしたが、ロジカルの判断をどうするか、というところは思考を普段から考えているか、いないかで当日の処理時間に影響してきますので、是非お役立てください。明日よりまた行います。

それでは、本日受験された皆さんは疲れをいやしてまた明日から(今日から?)頑張りましょう!

Enjoy your rest of your weekend!

Cheers,

Tommy

Age is just a number….

今日で5月も終わりますね。

5月までは、3/27に旺文社様・オープンゲート様共催のセミナーであふれた質問を中心にお答えしてきましたが、6月からは少しコンテンツを変更しながら運営していきたいと思います。

拙著の問題を多少扱いながら、書籍の問題や解説は直接掲載出来ませんが、問題のコンセプトや解説にかけなかった視点等、少しでもお役に立てることを書いていきます。

臨機応変に変わるかもしれませんがどうぞご容赦ください。

さて、

タイトルは、『年齢なんてタダの数にしか過ぎない』というような意味ですが、

昨日世界ボクシングのバンタム級タイトルマッチが開催され、38歳というプロアスリートとしてはベテラン領域の年齢のNonito Donaire選手が王座奪還しました。

私は移動中だったため、ネットで知ったのですが、力強いKO勝ちでした。

※格闘技に関してはあまり専門家ではないので、この手の質問は濱崎さんへお願いします。

私が注目したのは、試合内容もありますが、勝利したDonaire選手のコメントの一部です。

訳は私が勝手につけたものですのであしからず。

My parting words; Age is a number. An 80 years old can be in a wheelchair or can be running marathons. HEALTH is WEALTH. PERIOD…and the story continues.

訳:最後に一言。年齢というのは1つの数字にすぎません。80歳の方は車いすの生活をすることも出来れば、マラソンで走ることもできます。健康こそが富・資産です。以上です。物語はまだまだ続きます。

語句:parting words 別れの言葉、wheelchair 車いす、Period. 以上、おしまい。

そうなんですよね。健康であればなんでも出来ますし、ここにはハッキリ書いていませんが、気力・体力が充実していればあきらめない限り達成はなんでもできる、ということを示しているような気がします。

以前、ブルームバーグでも資産形成の番組をやっていて、途中難しくなって投げやりに聞いていたのですが、健康寿命というのがあるので、限界に近いくらいつつましい生活をして貯蓄・投資に回して80歳、90歳までで大きな財産を築いても、寝たきりになっては何がしたかったのかわからないので、自分で後悔のないような資産形成を、というしめくくりが非常に印象的でした。

自分も振り返ると、30歳~35歳くらいまでは、すべての中心が英語だけ、とりわけ990点を取ることにこの半分くらいを費やしてきました(残りは留学とか北米駐在とか)。健康は正直2の次だったことも多く、北米にいたころは、早朝から真夜中までいろいろなことにチャレンジしていましたが、今振り返ると、それが正しかったかどうかはわかりません。ただ、後悔するつもりは全くないので、正しかったことにするしかありません。この先、50歳、60歳に向かいにつれ、しんどいな、と思うようになってきたこともいろいろあります。1日原稿書きしていると、腰が痛いですし、お酒の量もコントロールしないと翌日に残るようになってきました。

※正直30代の時はよく風邪を引いていたような記憶があります。今となってはとてもヤバイ状況ですね。ちなみに、ここ3年くらいはいろいろと留意しているせいか、風邪は引いておりません。

とはいえ、年齢にかかわりなく、健康というのは維持できると思いますので、健康に留意しながら、少しでも英語学習、とりわけTOEICで少しでも役立つコンテンツを提供していければな、と思います。

【おまけ】

TOEICでは、wheelchairよりもwheelbarrowがとりわけPart-1で出題されます。

一輪の手押し車で、工事現場等で土砂などを運んでいる場面等で出てきます。

それでは今週も頑張っていきましょう!

Tommy

以前とあまり変わっていない

改めまして、昨日のTOEIC L&R公開テストを受験された皆様、

お疲れさまでした。

今回、『Part-1が難しく、既に試合終了でした・・・( ノД`)』

そんな声が多かったようです。

そんな方の慰めになれば・・・。

■Part-1は無理して全問正解と捉えないようにする。

Part-1に関しては、6問しかありませんしウォーミングアップとして

全問正解したいところですよね。

ただ、時折難しい問題をブッコんでくるのは以前からよくあります。

あの写真のあの問題の正解はなんだったんだろう・・・。

昔ある990点常連の方と話したときに、

『あ、Part-1で聞き逃した問題があって焦っちゃったよ』

こんなことを伺いました。

え!満点常連の方でも間違ってしまうんだ・・・。

そう思いましたが、その回も安定して990点でした。

■Part-1で間違っても挽回可能

仮にPart-1が難しい、というセットの回はPart-3,4が易しかったりとメリハリが

あります。

重要なのは、『あきらめず、割り切って、次の問題に集中する』

これに尽きます。

前の問題を引きずって、次の問題に集中できず本来なら正解できる問題を正解できなかったら、明らかにパフォーマンスは落ちます。

Listeningテストは、一度しか話されませんから、その一度に以下に集中するか、が勝負をわけます。

■データでもある程度示されている。

直近4月くらいのテストまででも、リスニングスコアは4問ミスくらいまででも、495点を取得できている方がいるようです。もっともこのあたりは、そのセットの難易度や正解率によって左右されますが、3~5問くらいまでがリスニングスコア495点くらい、というのは以前とあまり変わらない気がします。ということは、やはり、

『どのパートであっても、1問聞き逃してしまった場合、例えそれがPart-1でもまだ満点の余裕しろはある』

こう思って、どっしり構えて臨んだ方がパフォーマンスはよいでしょう。

もっとも、だからと言って、聞き逃しまくることは論外ですので、しっかり集中して、しっかり聴きとるトレーニングは日常からしていきましょう。

それでは今週も頑張りましょう!

Tommy

雑感:本日の気づき

本日受験された皆様、お疲れさまでした。

手ごたえはいかがでしたか?

今回はなんとなくですが、Part-1,2が難しく、Part-3,4が易しめといった印象を受けました。

毎回このバランス、この塩梅が絶妙だな、と思いました。

今年下期以降で、Part-1,2は新たに取り組むことになるので、難しめのアイテムは入れ込んでおこうと思います。

以下気づきです。

■ビニール袋:plastic bag

『ビニール袋はバックっていうのかな?』という会話がチラホラ聞こえました。

→ はい、言います。ビニール袋は”a plastic bag”と言います。

  この語を初めて聞いたのは、イギリスはロンドンにあるヒースロー空港でした。

  いや、違うな、マンチェスター空港からチェコ空港へ朝5時に移動しようとして

  スニッカーズをキオスクで購入したときに、

  『Do you need a plastic bag?』と尋ねられ、

  なんだ、押し売りか?いや違うな、ビニール袋見せているな・・・。

  でもこれは要らないな。 → Not necessary this time.

そう返答したのを覚えています。

  ちなみに、

  透明ビニール袋は、a clear(or transparent) plastic bag

使い捨てビニール袋は、a single-use plastic bag (→SUPB)と言ったりします。

  最近は、SDGsとか環境の取り組みとして、SUPB, plastic bagと検索すると、

  ビニール袋は環境に良くないので、alternativeとしてエコバックを持ちましょう。

  そんなページが出てきます。

ひょっとしたら、環境上ビニール袋が使われなくなったら、エコバックがPart-1に出題されるかもしれませんね。

ちなみに、エコバックは、”ecobag(s)”で十分通じますが、”reusable shopping bag(s)“とも言います。おそらくPart-1なら単なる”bag”で表現するかな。

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■TOEICは倒置が好き

第2文型(SVC)の基本形は、S is Vです。

Vは、名詞、形容詞、前置詞句が来たりします。

①名詞が来るパターン:

Mr. Tanaka is a client of our company.

訳.タナカさんは当社の顧客です。

②形容詞が来るパターン:

This miso soup is a little sweet because of the sugar in “koji”.

訳.このみそ汁は麹の糖分があるため、少し甘いです。

③前置詞が来るパターン:

Mr. Yamada from PTA is among those asking for a clear explanation.

訳.PTAの山田さんは、はっきりとした説明を求めている1人です。

この第2文型というヤツは、be動詞以降の表現を強調したいとき、文頭に来ることがあるんですね。その場合は、CVSと倒置が起きます。これは文法のルールです。

例えば、3番目の前置詞が来るパターンを倒置にするとこんな感じですね。

Among those asking for a clear explanation is Mr. Yamada from PTA.

倒置にすると、文の構造が少し複雑になるため、解釈に時間がかかってしまうようです。

解釈に時間がかかる、ということは、こういったタイプの問題は、初心者、中級者、上級者、というより、文法を正しく理解しているかいないか、というヒトをふるいにかける問題の1つです。

参考にしていただけますと嬉しく思います。

さて、5月ももうすぐ終わり、6月がやってきますね。

今回も拙著、『でる600でパワーアップ出来たよ!』というお声をいくつか頂きました。

一通り、お悩み相談終了後に、この本の解説プラスアルファでも綴っていこうと思います。

お悩み相談+TOEICの知見について、みなさんの参考になるブログにしていければと思います。

それでは、受験された皆様、ごゆっくりお休みください。そして明日からまた頑張りましょう!

Tommy