雑感:今一度開く

先日拙著、3週間で900点の増刷の連絡が入りました。

【CD-ROM・音声DL・別冊模試付】3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点! (残り日数逆算シリーズ) | 大里 秀介 |本 | 通販 | Amazon

今年2回目ということで何ともありがたい限りです。

この本は、ちょうどカナダで勤務をしていたころにオファーを頂き、

現地でネタを仕入れて書いた、思い出深い本です。初版が2013年に発売し、既に10年以上、

新形式を経て改訂を行っております。

10年以上の時を経てまだ求められている、というのは非常に感慨深いです。

この本は3回チャレンジ法といって、900点向けの難易度が高い模試が1セット収録され、その1回を丁寧に復習して試験までの3週間で弱点を克服し、900点を突破する、というコンセプトの下で製作しました。

以上から、その復習方法というのがメソッドになります。

過去にいろいろな方からこの本を使って900点を突破した、というお声を頂戴し、改めてこの本を作りこんでよかったなあ、と思い出に浸りつつ、本日まだ見返してみました。

うん、やはりよく出来ている(笑)。

当時は、中上級者はこんなヒッカケ、よく騙されるんだよなあ、というところを狙って作っていましたが、あまりにも露骨なヒッカケはバレる、難しくするとテストレベルからかけ離れる、じゃあどうすればよいのか、というとそれを考えるのが著者のみせどころ、といったように悩みに悩んでいた記憶があります。よく出張先のシカゴやニューヨークでも原稿を書いたり、写真のソースを探したりしました。

こういったコンテンツをまた作りこむことが出来れば、な、と思いつつ、こういったブログの場でまた何かのヒントを提供していければと思います。

Tommy

雑感:OOO

本日はこれから少し遠出(=東京からクルマで移動できる場所)に行ってきます。

*OOO=Out Of Officeの略です。

そういえば、昨日台湾で濱崎潤之輔さんとの共著(壁越えシリーズの翻訳版)が発売になりました。

17buy一起買購物網 – 書籍館 – 檢定考試 – 全新制多益 – 高分攻略 – 70次滿分的「多益滿分模王」多益TOEIC 聽力Part 1-4高分祕笈(附「Youtor App」內含VRP虛擬點讀筆) TOEIC L&Rテスト 壁越えトレーニング Part 1-4

台湾旅行中の方からも連絡をいただきました。ありがとうございます。

台湾はまったく行く予定がないものの、いつか必ず訪問したいと思います。

Tommy

雑感:3月になりました。

3月になりましたね。

心なしか少しずつ暖かくなってきたような気がします。

※直近は冷たい雨の日でしたが・・・

4月、あと1か月になるとまたいろいろな節目になります。

卒業シーズンを挟み、新入社員が入り、人の入れ替えが多い時期になります。新生活で新しい拠点で生活する方も増えます。

同時に、書店に行くと語学書をはじめとしたコーナーが活況を呈します。

おそらく、マーケティング戦略上、4月は心機一転学習するぞ!という人が増えるからかもしれません。私もTOEIC300点台から学習したのは3月に入ってからだったと思いますが、何かを始めたくなるだな、という意欲はとてもよくわかります。

最近は、オンラインでいろいろなものが購入できます。とはいえ、リアル書店に行くと、実際手に取ることが出来、かつ買わずとも、本のサイズやデザイン等、自分のお気に入りが見つかる可能性が大きいです。

※作りては、こういう人にとってほしい!という思いを込めています。

そんなことを考えていたら久々に書店に行きたくなってきました。

よし、明日行くか、

いや今から出かける。

それでは、よい週末をお過ごしください!

Tommy

雑感:今年を振り返って

本日は2023年12月31日。今年も終わろうとしています。

自分なりに今年を振り返るといろいろなことがありました。

①無事に予定の書籍を発売した。

解きまくれシリーズの残りの2冊を発売し、これまで予定していた著作がひと段落しました。

広大な旅でした。直近3年間で10冊ほど手掛けたのはいい思い出です(が、一生やらないかもしれない、と頭をよぎる場面がいくつもありました)

※これとは別に海外(台湾)で翻訳版が2冊(壁越え模試)発売されました。台湾はなんだかんだで最近いけていないので、いつか折を見て訪問したいと思います。

②メルマガで取り扱っている出る600が終了した。

2021年から初めて足かけ3年、補足解説が終了しました。2周目に入っておりますが、コツコツ行うことでの重要性を改めて感じました。この解説を毎日読んでスコアが上がったよ!という報告も少なからずいただきました。

③海外案件が増加した。

欧州、東南アジアと行ってきました。そこでの知見はもちろん、コロナ禍での渡航だったり、紛争エリアを遠回りしたりと、時代に即した渡航を経験できたのはもちろん、特に東南アジアの活況ぶりは自分が行って現場を見て体感することが出来ました。

④思いのほか旅行が出来なかった。

休暇を取ってどこかに行く、ということが自分で思うほどよりあまりできませんでした。

来年はもう少しアクティブに行こうと思います。

⑤リアル交流を少しずつ再開した。

コロナ禍が明け、リアル交流もできる範囲で再開しました。やはり対面での交流によるパワーは違うな、と改めて感じました。

他にもいろいろとありますが、5つ挙げるとすれば、上記になります。

自分の人生の中でも充実し、気づきと発見のある1年でした。

この流れは2024年以降も継続し、いろいろなチャレンジをしながら楽しんでいきたいと思います。

本年も拙ブログをご覧いただきありがとうございました。

来年もまたよろしくお願いいたします。

Tommy

雑感:お隣さん

台湾のTOEIC本ですが、濱崎さんからは私のイラストのカラーリングが家庭教師のトライさんか銀シャリさんのようだ、と形容されましたが、私は一瞬U字工事さんの衣装かと思いました。

さて、

今日は比較的天気もよかったので、自宅前の草が適度に伸びてきたなあ・・・、刈らないとな、と思っていたのですが、その時にちょうどお隣さんが、

『おはようございます!いやあ、草ってすぐ伸びちゃいますよね、あっ、そうそう、そういえばウチに刈りやすい、いい道具があるんですよ、ちょっと待っててくださいね』

そう言うと、1分後に、

『これ使ってみてください、あ、これから出かけますので、玄関近くの植木のそばにでも置いてくれればいいですよ、本当にいいんですよ!これ。』

と言って、出かけていきました。

この時点で、迷うことなく草刈り作業が確定。

草を刈りまくっていました。

(こういう強制的なシチュエーションはキライではありません)

結果、とてもよい外観になりました。これはlandscaping companyに頼らず、自分で出来ちゃうぞ、と思いつつ、適度な疲れの上でお昼ごはんもおいしくいただけました。

お隣さんといえば、

カナダに住んでいた時はコンドミニアムを借りていたのですが、ちょうどお隣さんがよく、ピンポンを鳴らして、『ウチでピザ焼いたんだけど、食べきれないからどう?』といろいろと持ってきてくれました。お返しに渡したコアラのマーチとポッキーをとても喜んでくれ、『この世にこんなおいしいものがあるなんて!』と喜んでくれました。

※もっとも、調子に乗って後日キットカットの山わさび味をお土産に持っていったら、とてつもないいやな顔をされました。

こういう隣人のお付き合いは国内外問わず大切にしたいものですね。

Tommy

雑感:どこにいるのか

昨日、私の本を手掛けていただいた編集担当の方と懇親を持ちました。

既に20冊以上も本を出版し、その都度いろいろな方にお世話になっておりますが、自分の転機を大きく変えてくれるきっかけを作ってくれ方で、いろいろと思い入れのある本です。

(あ、この本ね!となってしまうので、ここでは取り上げません)

初めてお会いしてからもう10年ほど経過しているため、その時点からお互いの身の回りの変化等、いろいろなことを話しましたが、あっという間の時間でした。

そりゃ10年経過するといろいろなことがないわけはないだろう、ということなのかもしれませんが、『想像していること』とどれくらい合致しているか、は異なる部分は多いのではないかと思います。

加えて、10年あると、自分が選択する大小のことで人生も左右することもあります。この方との仕事を受けるかどうか、も私にとっては大きな変化点の1つでもありました。

私もちょうど10年くらい前に、自分の本を出版し、おそらく5冊くらい出せるといいなあ、と思っていたのですが、その4倍もの本を出版するとは思ってもみませんでした。振り返ると最近4か年で10冊ほど出版しているので相当なブーストをかけているかもしれません。

ここから10年後、自分はどこにいて、何をしているのか、とても楽しみです。

10年前はカナダに住み、20年前は北海道に住み、30年前は仙台に住んでいました。10年後、20年後、30年後は・・・。

Tommy

雑感:突破

ブログのPart-2解説が気が付くと600問を突破していました。

1日1問解説、平日限定でしたが、3年目にしてようやく終わりが見えてきた感じです。

1日1問ですが、間違えの選択肢、音のつながり、消える、ヒッカケ、意味を考える、そして音読するというと、正直1日1題あれば1時間は遊べます。

そんなコンセプトでやってきましたが、結構続いたな、という印象です。

全問解説が終わったら2周目は若干前の内容を見直しながら書いていきますが、1日1問じっくりやる、を定着すると1問1問への向き合い方も変わってきますのでオススメです。

多解き、もよいですが、丁寧に1問解く、復習するもとても大事なことですので、是非伴走する方はついてきてください。もう3年かかりますが、じっくりやります。

Tommy

雑感:難模試本との付き合い方

先日、メディアビーコンさんに献本いただきました。

TOEIC L&R TEST 990点獲得 全パート難問模試 [音声DL付] | メディアビーコン |本 | 通販 | Amazon

※今度はクマかよ・・・

デザインからしてずいぶん強敵感ありますね。

いやあ、すごい。

確かに難問ぞろいで、中途半端に手を出すと火傷しそうです。

こういった難問本に関しては、あまり実力を伴わないで向き合うと、正直、

・難しい単語が多すぎ

・なぜ正解になるのかわからない

・なぜ不正解になるのかわからない

・パラフレーズが遠すぎてよくわからない

となり、そのような問題ばかり詰まっているので、だんだんとやりたくなくなる、もしくは『自分には英語は向いていないのでは?』となってしまいがちです。

ですが、正しく向き合うことで、確かに成長させてくれる本ですので、その点を理解して臨みましょう。

1.難しい模試である、と認識すること。

難しい模試=基本全てが難しい模試です。つまり、通常の公開テストは、易しい問題、中級者にも解いてほしい問題、上級者、最上級者じゃないと解いてほしくない問題、というように分類があります。仮に最上級者解けない、もしくは選択肢が分かれ、初級者が適当にマークして正答する割合が多いものは、悪問として採点対象外になります。そう考えると、難しい模試=既定の時間にとけなくても別によい、と思って少し時間をかけても挑戦してみるくらいのスタンスで臨みましょう。

※とはいえ、真の実力者は既定の時間をしっかり解いて臨むことでどの程度実力があるか、はわかると思います。ここでいう真の実力者=うーん980-990点をコンスタントに取れる人(スカウター値で、980-1050くらいのスコアの方)、といいたいところですが、975点以上としておきます。

2.一気に全部やらなくても、部分的に解いてみる。

一気に全部模試1セット解いたとき、手ごたえのなさから採点すらしたくなくなるかもしれません。そのモチベーションが下がることを考えると、『どうせ難しい模試だからある設問セットを1つやる』『パート5だけ1セットだけやる』というように小刻みにやるという方法もあります。そのほうが、わからない、悩んだ個別の印象が付きやすく、復習の際に解答イメージがわきやすくなります。大事なのは、問題をやることではなく、問題と向き合って、間違えた、考えがあいまいなところを解説や自分で調べてわかるようにしてレベルアップし、似たような問題が本番で出たときに自力で解答できる力を養うことです。加えて、継続して学習しようという心理的安全性です。決してやることだけを目的としないでください。やることだけを目的とすると、スコアが上がらなくなってしまう可能性が高いです。

3.復習を入念に

間違った問題は、おそらく①ヒッカケにあった、②読み落とし、聞き落しがあった(=文法上の意味が取れない、ある部分だけ聞けない、違う意味や音で捉えていた)、③そもそも単語がわからない④解答の根拠を見つけられず時間切れ、といった理由が伴います。もしくはたまたま正解になった問題もそのタイプに分類されるでしょう。

そのような問題を自分なりに分類し、どうしたら次に正解できるか、ということを考えながら、解説を読み、辞書を引き、トライしてみてください。

4.入念な復習の後は全問正解を目指す。

入念に復習すれば、次に解くときは全問正解しているはずです。そうじゃなければ入念な復習とは言えません。『もうこれでよい』復習ではなく、『よし、自分でこれは完璧だ』と思ったら既定の時間を測定して、全問正解が確実に出来るレベルを目指しましょう。そうすれば、あなたの実力は仙豆を食べた修行僧のように、相当なものとなるでしょう。

5.とはいえ、楽しんで

とはいえ、最近はSNSも普及していますし、同じ本を持った同志もいます。そう言ったメンバーとバーチャルながら切磋琢磨してレベルアップするのは大きな力となるはずです。メディアビーコンさんのツイッターアカウントはつぶやくと必ず何か返してくれる(はず)なので、そういう著者・出版社に近い方との交流もよいかもしれませんね。

ということで、これまで記載したのはあくまでの私の主観100%ですので、参考程度にしていただき、充実した英語学習を送っていただければと思います。

それでは・・・Have a great weekend!

Tommy

雑感:まくられ

8月になりました。

夏だし、暑いし、ビアガーデンもやっているし、いろいろと会いたい人と会って会って会いまくって懇親を!と思っているうちに、逆にいろいろな人から予定を入れまくられ、キリキリ舞になっています。うれしい反面、体調管理に気を付けないといけないですね。この土日でリカバリーします。

さて、アスク出版さんからTEX加藤さんの新作を献本いただきました。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問 | TEX加藤 |本 | 通販 | Amazon

初心者向けの本で、まさしくお手本になりえるものですね。解説も含めてポイントが抑えられており、非常に読みやすいです。基本を押さえる、押さえ忘れているチェック用にいいな、と思いました。

忘れているから、敢えて初心者レベルからチェックする、というのはとてもいいことですよ。

特に自分が得意と思っていても、おや?と思ったり、苦手分野を1からやってみたときに、新たな発見があったりと、財産になりえることが少なくとも、独学一辺倒だった私にはとてもよかった経験があります。

特に、カギは、初心者の本をいつもの2倍くらいのスピードで解いてみたときに、『あれ、これは・・・』と悩んだやつは、実は苦手の側だったりすることがよくあります。得意だと思っても、解答に時間がかかる場合は、処理時間に追われ、読み切れない、解ききれない原因を誘発します。

もっとも、書籍によって合う・合わないは人によって異なりますので、是非書店等で手に取って、あ、これは!という本が合ったらこの夏にやりこんでみてください。

さて、これからビールを飲みます。

皆様、よい週末をお迎えください!

Tommy

雑感:伸び悩みへの処方箋

最近、よく聞く声として、

3回連続でスコア上昇しないので、もうTOEICをやめようと思います。

800点まで到達しましたが、そこから先が伸び悩み、限界かと思っています。

スコアが550点から伸びず、もう勉強がいやになりました。

こういう声を目にする耳にするようになりました。SNS上もですが、実際の私の周りからも(よく)あります。

自分を例にすると、

①300点台から600点突破するまではよくあった。

②800点前半でホントの壁があった。

③990点を取り切るまで、もう自分は本当にダメだと思った。

この①-③で本当にあきらめそうになりました。

それぞれを語ると長くなりますが、今日はそれぞれに共通することについて考えてみたいと思います。

■ポイントは寝かせること

どの期間でもわからないことは遭遇します。

『このナレーター、スクリプト通りに絶対読んでない!誤植だ!』

『どうしてこの正解が(B)で、(D)が不正解なんだ!』

正直のあるところに躓くと、それが連鎖して、他に似たような問題があったら躓いたところが気になって、2択まで絞り込めて正解じゃないほうを選んでしまって結局間違う。もしくは正解するけど、気分が晴れやかではない。そして本番を受けてスコアは前回と変わっていないか、下がっている。もしくは上がっているもののそれがなぜかわからない。

振り返ってみると、それは『あるある』です。

これらの理由を今考えてみると、それが正解・不正解であることのロジックに気づいていない、聴き方に問題がある、等理由がたくさんあります。

単純にいうと、それに気づいていないから、モヤモヤするんです。それでいやになるんです。

それだけ。

これは私に当てはまることなので、一般化するのかは研究したことがないのですが、多くの場合そういう気がします。

じゃあ、どうするか?

とはいえ、個別指導してそのすべてを解決することが出来ないことはないのですが、費用対効果、効率性の観点でそれがベストとはいえないこともあります。

カギは、というか打開できるかも、というレベルで読んでほしいのですが、

いったん、その日は考えて考えて考えて、わからなくても、うーん、うーんとなって、

それでもわからなかったら、『うん、この答えは(B)だ、もうそれで行こう』と思いきってしまうことです。もしくは解説を呪文のように読んで、自分の理屈にする。

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そして、それをそのまま寝かせる。熟成させる。

実際、その時点で何の解決にもなりませんが、

心の安寧は取り戻せるはずです。そう思ってコーヒーとケーキを食べると自分って何て幸せだな、と思うでしょう。生ビールと砂肝を合わせたら天国直行かもしれません。

ただし、なんでだろう、という気持ちは忘れない。

そうやってある日学習を積み重ねていくと、少しずつ発見があり、突然、

『あ、この考え方をあの問題に適用すると、こういうことになるのか!』

『あ、アメリカ出身でも地域によってはthの発音が脱落する時があるのか!』

と何かフラッシュバックのようにわからなかったものが思い起こされ、知識化されます。

いったん過去の情報を点として位置づけ、それが線になる瞬間を待つんです。

そう思うと、わからない問題は、今の自分にとっては『点の事象』で、これから前に進むことで『過去の点と将来(現在)の点がつながることを待つチャンスだ!』と捉えることが出来ます。

大切なのは学習を続けることです。続けることで、それらをつなげることが出来ますが、途中でやめると、それをつなげることが出来ません。そう考えると、続ける、ということは大きなチャンス、努力の側面から成功をつかみ取る手段、と考えることが出来ます。

もし当てはまる方がいれば何かの参考にしていただけますとうれしいです。

①-③については長くなりそうなのはまたの機会か、要望あれば無料セミナー等イベントを開催できるような機会にでもお話ししたいと思います。

Tommy