毎朝自分の脳を活性化するために、Part-5を10-12問ほど解きます。
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問題数が変わるのは、書籍によって、4、5問で1ページの解説になっていて、区切りがいいためです。
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だいたい、10-12問であれば、40~60秒でパっと見てパッと解きます。
どちらかというと1年以上見ていない書籍から引っ張ってきて解くので覚えていない問題を使います。
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このトレーニングをしていると、Part-5が本番では早くて2,3分、難しい問題を少し考えて5,6分で解けるようになります。(というか私はなりました)
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私の場合、Part-7ではじっくり全部読んで、選択肢を吟味して1問も落とさないように、という作戦を立てているので、これにより、時間をゆっくりかけて読んだり、見直しに時間をかける余裕をここで作っています。
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よゐこ、いやよい子には決してマネできないかもしれませんが、
いや、そうじゃないかも、と思って記事にしています。
今日の記事はリーディングスコア480点くらいある方向けかもしれません
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■ファーストチェス理論
チェスの世界には、「ファーストチェス理論」というのがある、というのを知りました。
チェスにおいては、
『5秒で考えた手』
と
『30分考えた手』
は、実際のところ約86%同じ手らしいです。
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つまり、どんなに長く長考しても『最初に思い付いた手・考え』に戻ってくるそうです。
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ここから、どんなに長考しても常に最高の手段にたどり着く、とは言えないということがわかります。
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ただし、14%はそうとも言い切れない。重要な局面ではこの14%が命取りになるかもしれない。
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これを見たときに、なるほどな、と思い、パッと思いついた選択肢を選んで解いてみるトレーニングをしてみました。リスニングは早く解いても音声というものがあり、限界があるので適用はリーディングのみを対象にしました(そりゃそうだ)。
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そうすると、Part-5の方がPart-7に比べて正答率が高かった。
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当然と言えば、当然ですが
Part-5よりPart-7の方が情報量が多いので、いわゆる瞬間的に思いつくことと、実際書かれてあることが一致していない場合が多く、選択肢と書かれている箇所を照合しながら、同じ語彙か、言い換えか、文法上矛盾はないか、という検証作業を行うことで、Part-7の正答率は上がることがわかりました。
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それに長文問題で、瞬時にパッと解くことは心理面で不安でしょうがなくなります。
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こういう検証作業を自分で十分に行った結果、いつしか『Part-5を恐ろしく早く解いてPart-7に残った時間を投資する』という戦略になっていきました。
※ちなみに、Part-6はあまり統計が取れていなく、Part-6で問題を落とすことで満点を取れないのも微妙だな、と思い、ここはある程度時間をかけています。1セット、早くて6分、時間をかけて8分程度なので、これは通常レベルのスピード(?)かもしれません。
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問題は、Part-5のそれぞれの設問について、
・これは文法問題で、これが問われていてこれが正解。
・これは語彙問題で、意味を取っていくと~となるので、これが正解。
もしくはコロケーション(語の組み合わせ)でこれしか入らない
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こうした知識が備わっていないと、早く解くということが出来ないんですね。
あてずっぽうで、「これかな?」と思っても解けません。
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どこか、記憶の片隅で、
『あ、このタイプの問題解いたな、これは〇〇の問題かな?』
『これは△△を問う問題かな、待てよ、ヒッカケで■■の視点もあるな。』
こういう思考が常にあることを前提にしないとスピードを上げて正答率は正解しません。
正解を導くプロセスがそもそも備わっていない場合、スピードを上げても意味がないからです。
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おそらく基準を設けるのであれば、TEX加藤先生の「出る1,000」や公式問題集のPart-5を1問30秒以内で確実に全問解ける、というレベルくらいのインプットが必要でしょう。もう少しいうと、数千~10,000問くらいのインプットがあれば、その引き出しを早くする作業がこのチェスの『5秒ルール』かと思います。チェスといっても素人レベルからプロレベルまであるので、プロレベルとは言いませんが、「少し玄人レベル寄り」までは情報量があるといいでしょう。
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私が「上級者向けの作戦」といったのは上記の理由のとおりです。上級者といっても『時間をかけたほうが私の場合は、正答率が上がるし、リーディングは満点取れます』という方もきっといると思います。ですので、この作戦は万人向けではありません。
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ただ、品詞問題を見分ける、とか30問全問とは言いませんが、うち何問かはこの5秒ルールを適用すれば時間が少しでも節約できる、それによりPart-7に時間をかけられるようになるかも、という場合は、初中級者でもある程度対応可能かもしれません。
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もし、むむ、ちょっと試してみようかな、と思ったら参考にしていただければと思います。
それではステキな日曜日をお過ごしください。
Tommy