雑感:自分にかえる

今日は、1日中机に座って原稿作業、ゲラチェックに集中していました。

新しい机が非常に快適ではかどりました。

ただ、スペースが広くなった分、いろんなものを置きだす習性があるので、しっかり整理整頓をすることにします。

さて、

昨日、『1問1問を大事に』ということで、書かせていただきましたが、

今日自分で、トリプルパッセージの原稿を書いているときに、

あ、あの語はこうだな、同義語はこうだな、英英辞典でチェックするとこんな意味もあるな、

となってしまって、脱線に次ぐ脱線をしながら、軌道修正して、いつの間にか夜になってしまいました。

とはいえ、非常に有意義でした。

自分への知識にとってプラスになったものもあれば、この知識や考えを解説に入れておこう、

とみなさんへもうまく提供できたと思います。

非常にしんどい作業ですが、適当に薄っぺらい解説をサラっと書くよりはやりがいがあります。

やはり、1問1問、というか、1字1句を大切に見ていく、調べていくのは大事ですね。

自分でブログに書きながら、自分で大事だな、と改めて思ってしまいました。

具体的にどの表現が、とかどの単語か、というのは現段階では申し上げられないのですが、

ここらへんのアウトプットは今年の後半以降でお届けできればな、と思っておりますので楽しみにしていてください。

実際は紙面上、カットされることも多いのですが、いつか、今回実施しているPart-2のように書けなかったところはブログでうまく補足する等、考えていきたいと思います。

補足、といえば現在やっているPart-2以外にもあれやってください。これやってほしい、という声をボチボチ頂いています。そういう要望をうまく取り入れていきながら、みなさんのお役に立つコンテンツにしていければと思います。

それでは、あと3時間くらい原稿を書いて明日の早起きに備えたいと思います。

そして明日早朝にまたPart-2の補足解説を継続していきますので、お楽しみに。

それでは、

Enjoy the rest of your weekend!

Tommy

雑感:目の前のことをしっかりやる

今日は、自室のデスクを新しく発注したので、組み立てていました。

L字型の机で、モニターとパソコンをおけるスペースを確保しつつ、手書きコーナーとかいろいろと置き場が増えたので自由度が増しました。これで機動力を確保できればいいなあ、と思っています。

さて、先日ある仕事の相談をしている動画(You Tube)を見ていて、なるほどな、と思ったのですが、

昇進したい、いい給料がほしい、そう思ったら上司が期待していることを追い求めるのではなく、目の前の仕事を1つひとつしっかりやることを集中しなさい、というアドバイスを送っていました。

なるほど、もっともだな、と思いました。

目の前の仕事をしっかり出来るようになれば、信頼され、新しい仕事を呼び、それを積み重ねて、評判になり、おのずと評価や大きな信頼がついてくる、だから背伸びはいけない。

確かにそう思います。

私が今月連載を開始したPart-2に関しても、

1日1問しか掲載していません。

『1日3問くらい補足解説があってもいいのでは?』

そういうご意見も頂きましたが、1問を丁寧に復習し、

音読を通じて音を理解し、ロジカルの部分を理解し、文脈を身に着けるのはそれなりに時間がかかります。

加えて、難易度も1問1問異なりますし、『ん、わかんないな』という問題を丁寧に復習しないと、結局その類似問題に遭遇した時に適切な対応が出来ず、不正解になってしまう、という負のスパイラルから脱却してほしいな、という思いがあります。

自分の理想とするスコアがあって、

今のレベル(現在のスコアとか、自分はこれが出来てこれが出来ないという自覚)があって、

その差を埋める、戦略、学習スケジュール、公開テストから逆算してやるべきこと。

その計画に沿ってやっているかと思いますが、

全てのレベルに共通するのは、

そのトレーニング、問題への対峙、

1問1問にしっかり向き合う、ということがとても重要です。

これは初心者でも990点狙う時でもとても重要な考え方です。

『この問題は難しいな』

そう思ったら、とことん復習をやってみて自分のものにする。もし自分のものにできないのであれば、今はまだこのタイプの問題を解くレベルにないかもしれません。

あるいは、

すでに一定のレベルに達しているけれど、

改めて、初級者用の問題を解いてみたら、少しあやふやなことが見つかった。

意外とこのタイプの問題は、基本的な考え方が備わっていなかった、今のレベルでこの解説に書いてある意味がわかった。

そういった思わぬ発見があるかもしれません。

これらの考えは、特にスコアに行き詰った際に、今一度、

『1問1問丁寧に接してみよう、そうすれば何か見えてくるかもしれない』

そう思って解いてみると、何か打開できることがあるかもしれません。

(もちろん、ない場合もあります。)

平日のいわゆる『オンタイム』、仕事を抱えながら合間に学習をしていると、その学習は時にノルマ、つまり反復や反射神経(問題を解くタイムアタック等)になってしまいがちです。

ですので、土日(もしくは休日)を活用して、今一度考えてみてください。

おそらくこういう問いかけがよいでしょう。

『今日の学習、今週の学習、オレ(私)、1問1問(1題、1文、1語)

 丁寧に接していたかな?』

この問いかけには正解はないですが、自分が丁寧にやっているか、という自問自答の領域ですので、満足できていればそのまま継続し、ちょっといまいち、いい加減にやっていたな、と思えば改めてみるのがよいでしょう。

それではまた。

(今からキレートレモン🍋を飲んでもう少し原稿を書きます。)

Tommy

雑感:つぶやきは参考になる

最近、Twitterで英語学習のつぶやきを集中して閲覧できるように、カテゴリー登録をしてみたところ、

とてもいい感じでTwitterを使っているな、という印象を受けます。

私自身が参考になるな、と思う点と、

学習者同士が互いに学習した内容を見ながらお互いが切磋琢磨している様子を見つつ、更に高いところを目指そうとしている、という印象を受けます。

そうだなあ、2007年から2008年ころの英語学習ブログブームを彷彿とさせる感じですね。

私がそのようなつぶやきを見ながら感じる点をいくるか記載したいと思います。

■真剣さあり ~みんなまじめ

真摯に学習している方が多いです。もっとも、「英語学習カテゴリー」に真摯に学習しないつぶやきを乗せないようにセレクションしていると思いますが、ある目標に向かって進んでいこうとする意志を感じます。

■目標達成した際の共感

スコアが発表になって、「いいね!」をお互いが押し合って、称えあい、褒めあい、慰めあい、というのをとてもよく見ます。スコア発表の日のトレンドワードに”TOEIC”が乗るのもうなずけますね。ちなみに、同じテストを受けた学生時代は答案から戻ってくると、答案の書いている折ったり、手で隠していたのですが、ちゃんとスコアを乗せて公表しているのが、いい意味でTwitterの匿名性だったり、ヴァーチャル性のメリットを感じることが出来ます。

■参考になる資格、趣味を持っている

TOEICスコア自体は発展途上ですが、その他の資格やキャリアで、「すごい道を歩んできているんだなあ」と思う方がゴロゴロしています。そういう方々が集まるから、ベースがまじめだし、スパイラルアップしていけるんだと思います。英語とは関連のない資格をどうやって取得したのか、とか、ある趣味について、等直接お伺いしてみたいな、と秘かに思っています。

■今後の書籍の参考になる情報の宝庫

これまで15冊以上の書籍を出版させていただきましたが、どちらかというと自分の経験談に基づくものが多く、それをお使いいただいてスコアアップされる方もいたのですが、ここ最近は、「こんなニーズを求めている」「現行でこんな機能がないので自分でこう工夫している」という方が増えてきたような気もします。そういう情報を参考にさせていただきながらアイデアを形にしていくのはまた楽しいですね。あ、この人に使ってほしいな、みたいな。

■感情(みんなのアツい思い)

スコアの一喜一憂はもちろんですが、学習がうまくいかない、自分の外圧(すなわち仕事からのプレッシャーとか突然の事件等で学習が出来なくなったとか)に対する思い、環境変化(心身の状態、家族やペットの状態、心機一転の引っ越し、転職、離職等)等、ポジティブにもネガティブになる側面を吐露しながらも、それでも頑張る!という意思を感じる方が多いです。

気分は上がったり、下がったりするのは当然のことです。気分下がっているヤツは勉強する資格なし、常にアゲアゲなんだよ、というわけにはなかなかいかないですよね。

・・・だってにんげんだもの。

(そう考えると、私はサイボーグ的な学習をしてきたのかもしれませんが、その点は省略します。)

■結論:英語学習者のつぶやきを閲覧することは生じて役立つ

英語学習者のつぶやきを閲覧することは上記の理由から総じて楽しいですし、参考になります(この結論の書き方はTOEICライティングテストのコラムみたいだな)。

ですので、当面英語学習されている方のウォッチは続けていきますし、私のブログやつぶやきに「いいね!」をくれた方は必ず閲覧します。しっかり目標に向かって頑張っている方(学習記録もさることながら、いいこと、悪いことがありながらも前に進もうとしている方)には、飛び切りの『いいね!』を押させていただきますので、「あ、Tommyが監視しているな」と思ってください。特にいつか、こういう書籍を、とかこういう参考書があったら、という声を出してもらったら必ず参考にさせていただきます。

それでは、明日はTOEICⓇL&R公開テストですね。

受験される皆さん頑張りましょう!

Tommy

雑感:成長階段

先週、いろいろとツイッターで発信した成果、拙ブログやツイートを覗いていただく方が少し増えました。ありがとうございます。

先週は新たにフォローいただく方や、日々のツイートに「いいね」を押していただける方を出来るだけ拝見するようにしてみました。

改めて、

ガッツリ学習する方や

伸び悩んでいる方、

まあ、いいや、と割切って進む方、

あきらめる方、

いろいろといらっしゃいました。

一番、増えたな、と感じるのは早起きの方ですね。

10年前は、「ボク3時起きです」というとまず、その時点で会話が終了するほど、

煙たがられていたのですが、

5時起き、4時起き、というのは結構普通で、

2時半起き、という猛者まで出始めました。

いやあ、成長というか進化はすごいなあ、と改めて思います。

(単に私が知らないだけ)

かくいう私も時折、1時半おきというのをやっていますが・・・

さて、

ブログタイトルに書いた『成長階段』ですが、

早起きについで、印象深かったのが、「伸び悩んでいる」です。

600点、700点、800点、860点、900点、950点、980点、990点

だいたいここくらいのカベで行き詰まり、奮闘している、という方がいらっしゃるなあ、とお見受けしました。

ルーチンはしっかりやっているのになぜ伸びないか?というところは私もよく考えたものです。

とりあえず処方薬になるかわかりませんが、以下のように考えるといいでしょう。

■スコアが変わらない=実は成長している

再現性のあるスコアを取れる、というのは成長している証です。

ノンネイティブである我々が、英語力を維持するのは使っているから。

ですので、スコアが変わらないのは、しっかり成長している、と思ってください。

経済成長はインフレ〇%といいますが、

TOEICもそうで、過去のテストに比べたら難易度は微妙に上がっています。

過去ダブルパッセージしかなかったものが、3つの文書にもなりましたし、会話も3人に増えました。文脈も考慮する必要がより出てきていますし。

旧型式の1セットを解くといかに難易度が変化しているかわかると思います。

(正直ここは議論はあります。昔のDPもクオリティが高い問題もありますし、文章ボリュームが短くても難易度が高い問題もあります。)

■成長のカギはやり方を変えるか、負荷をかける

もし成長したいのであれば、今やっていることを少し変えてみる。音読をやっているなら、スクリプトを見ないで、とか、1日〇問問題を解いているなら、時間を計測する、すでに計測しているなら、少し短縮してみる等、少し負荷をかける形で変えてみることが大事です。

変え方は人に寄りますが、それにより、「キツイな」という部分が見えてくることで、どのような学習をすればいいか、考えるようになります。その『キツイな』が慣れてくると、成長している証拠です。次負荷をかける必要があります。

いきなり模試10セット!とか急激な負荷は、筋トレやランニングと一緒で一気に疲弊します。

早起きもそうです。

私自身、早起きは、2006年に家中の時計を5分ずつ早め、朝6時おきから、少しずつカラダを慣らしていきました。3時おきをしばらく行ったのは、2時半まで早めた時に気絶してしまったためです。そこで、当時は「私にとって2時半はまだ夜だ」といったん結論付けました。

要は「継続するために心身に慣れさせる、自分にフィットさせる」期間を設けるプロセスは重要です。

成長階段は、「見えそうで見えない」ものです。

だからくじけやすいし、春と秋に、「よしやり直し英語だ!」と思っても、1,2か月で「ダメだ、効果がないヤメだ」と止めていく人が多いのです。

そこをどう克服していくか、が成長階段が見える人と見えない人の差かもしれません。

さて、今日1日また原稿をひたすら書いて、また明日以降の平日に備えます。

みなさん、ステキな日曜日をお過ごしください。

Enjoy the rest of the weekend!

Tommy

ナメない

先日近くにいてふと聞いた(聞いてしまった)母子の会話

『〇〇ちゃん、頼むからママの目の届かないところにいかないで、ママ心配なのよ』

『だってあれがボク好きなんだもの』

『好き嫌いの問題じゃございません!』

いやあ、スゴイ会話だったな、

子供に『ございません』を使うのか、とか

この会話は成立しているのか、とか

数時間考えてしまいました。

さて、現在鋭意いろんな原稿に取り組んでいます。

問題をある程度作ってから、

あるいは問題が既にドラフトで出来ている中でいろんなチェックをしながら原稿を書いたり、と楽しい作業である一方で、机に向かいっぱなしで腰が痛くなります。

現在本気で、よい椅子に買い替えようか検討中です。

その中で

たくさん問題をチェックするなかで、時折見かけるのが、

『昔の自分が間違えた問題』です。

昔の自分が間違えたのはとても記憶がありますが、

中でも間違えたので印象があるので、

『どちらかに絞って結局間違って、結果985点』

みたいな、惜しい、というか痛恨のミスです。

今そんなミスをすると、猛省レベルと通り越した反省をする必要がありますが、

990点を一度も取ったことがない時にそれをやると、とてもやるせなくなります。

しかも、たいていは、ファーストインプレッションで正解を選んでいる、というやつです。見直して、自分の考えをよく時間をかけて整理して、結局不正解の選択肢を自信を持って選ぶ。^

マジかよ・・・。

どんだけそれを思ったか・・・。

正直夜も眠れなくなるくらい、メチャクチャ悔しくて悔しくてそれはそれはよい思い出です。^

ですので、そういう問題に出会うと常に身が引き締まります。そんな問題2度と間違うもんか、と思うくらい徹底的に研究します。そして2度と間違いません。(間違ったかもしれませんが、そういう思いはここ10年していません)

おそらくですが、何度も間違う問題は、それくらいの意気込みでやらないと『本番で正解できません』何回か解くだけでは、きっと正解できません。

頭の思考回路で、これはこうなって、そして間違う思考は・・・、

といったように、自分がなぜ間違うんだろう、どうすれば間違わないんろう、と解説の字面だけを追わない思考をめぐらす、間違わないぞ、という意欲を持つこんな感じで、とにかく一度やられた問題は絶対にナメない気持ちを持つことが大事です。

さて、冒頭の会話。リアルに聴いたやりとりは、何か論理性、文脈があるかな、と数時間考えていました。何となく、TOEICの問題にしたら面白いかな、というテイストに仕上がりそうなので、今年は無理だとしても来年以降の新刊に盛り込んでいこうと思います(採用されれば、ですが・・・)

それでは、よい日曜日をお過ごしください!

Tommy

最近目にするTOEIC語彙:arguably

最近妙に目にする単語を紹介します。

この語は、和訳から覚えてはいけません。

派生語として覚えたほうが定着する(と思います)。

 argue 議論するという動詞があります。

 これに接尾辞の-ableをつけると形容詞になり、

 arguable 議論の余地がある、

疑いの余地があると疑念がありそうな意味を持ります。 

これを副詞にしたのがarguablyです。

副詞だから、「議論余地があって」という意味になるんじゃないの?

と思った方もいるかもしれませんが、 

副詞にすると、

(議論の余地があるかもしれないが)ほぼ間違いなく、という意味で、

文全体や形容詞、とりわけ最上級を修飾することが多いです。

ロングマンで検索すると、

Say that there are good reasons why something might be true

つまり、そうかもしれないというふさわしい理由がある、

そういう時に使います。

 例えば、

HUMMER-san is arguably the most successful example among TOEIC learners.

こう使うと、

「HUMMERさんは間違いなくTOEIC学習者の中でもっとも成功した例です。」

という意味になります。

(疑う人がいるのか、というぐらいの輝かしい実績の持ち主なので異論あるヒトはいないと思いますが)

そしてなぜこのような語を取り上げたかというと、

大リーグで活躍する大谷翔平選手に使われることが多いんですね。

どの現地紙の記事を見ても、

Shohei Ohtani, arguably one of Japan’s most promising athletes. 

間違いなく、日本で一番有望なアスリートの1人

Shohei Ohtani has become arguably the best all-around player in the majors

間違いなくメジャーリーグで一番のオールラウンド(万能)選手

Ohtani, arguably the most hyped Japanese prospect in MLB history

メジャーリング史上、もっとも取りざたされている日本人の活躍

と、いったようにたっくさんこの語が出てきます。

ちなみに、TOEICでは副詞の品詞問題、語彙問題でこの語が出現し、どちらかというと文全体を修飾する際に使用するケースが多いです。とはいえ、最上級を修飾するような表現も自然なので出現するかもしれません。私の場合はまだ本番で出会えておりませんが。

TOEICでは上級者向けの問題、として登場します。

Part-5,6,7のリーディングセクションに出ることがあります。

私の場合は見るといつもトキメくので、だいたい、「あ、今回ココにいたな」となります。

しかし、今日も大谷選手ホームラン打つかなー、と思ったらしっかり打ってくれるんですよね。本当に素晴らしいです。

 私も負けじと頑張ります。

今日は金曜日ですね。平日頑張って疲れをいやして週末リフレッシュ、もしくは週末お仕事の方はもうひと踏ん張りしていきましょう。

それでは、

Have a nice weekend!

Tommy

お悩み相談:何から手を付けていいかわからなくなってきた

Q. 4月から学習をはじめ、単語も学習し、『はじめての~』系の本を1冊購入し、

 それなりに勉強も軌道に乗ってきたのですが、初めての5月の公開テストで惨敗でした。

 今の自分の学習方法があっているかわからなくなってきました。これでいいのでしょうか?

A. おそらくよいと思います。1ついうとすれば、そんなに焦らないでください。

とある方より相談を受けましたので、許可をもらって返答する形式で記載します。

学習を初めて、軌道に乗ればそれなりに順調、と思うかもしれませんが、本番のテストでつまずいてしまっては、がっかりしますよね。それは、きっと、この先学習を続いていても、時折、公開テスト終了後にがっかりすることがあります。私の場合、それは990点取得後も続いたので、あまり心配しなくてもよいです。

そもそも、

英語学習が軌道に乗ることと、実力がつく、というのは別物です。

ですので、限られた時間内に正答を得る力の測定を英語学習の中でやっていないかもしれません。

今はそれでいい

でも英語学習を初めて1か月ちょっとであればまずルーチン学習を大切にしてください。

たとえば、語彙を1日5個覚える、Part-2,5を何問か解く、長文問題に挑戦する、等です。

このルーチンは、日々の筋トレのように、すぐに目に見えて効果は表れませんが、ジワジワ効果を発揮します。英語学習は、地道に学習を続けていると、習得した内容が有機的につながり、指数関数的に成長することがあります。もちろん、ゆっくりと成長することもありますが、いずれも継続学習していることが裏付けとなるケースが多いです。ですので、ルーチン学習を続けることを行ってください。

その上で、時間内に解く、というトレーニングを入れる。

自習、というのは自分のペースでできますから、わからない問題に出くわした場合、いったんストップをかけたくなるものです。それは仕方ありません。でも本番ではそれは出来ません。できても、時間が足りなくなるだけです。とすれば、日々の中で時間内に解くトレーニングを入れていかないと、本番でうまくいかなくなってしまいます。

とはいえ、少しずつ入れていってください。時間内に解くことを意識しすぎると、解答するプロセスに粗さが目立ち、ケアレスミスが増えます。丁寧に読む、解くのが先で、それが出来てから時間内に解くことを意識してください。

■まずは焦らず3か月続けましょう。

ということで、そんなに焦る必要はありません。

まずは3か月続けてみてください。1日3時間続けると、1日1時間ちょっとで累計100時間の学習になります。ケタが1つ変わるくらいの累計学習時間になると、0時間のころに戻りたいな、という意識は少しずつなくなっていくはずです(もちろん、止めようと思えばすぐにやめることもできますが、もったいないです・・・)。

1か月、いやすでに2か月経過しようとしているアナタは、続けて、成長するところまで来ています。そういう意味では、途中で投げ出さなかった、というのはきっと人生でプラスにン待っていると思います。前向きに続けていけば、きっと本番で手ごたえがあった、という日が来ると思います。ベストスコアが取れたという吉報をお待ちしています!

Tommy

記事から学ぶTOEIC英語表現:gaiatsu

今日はニュース記事からの引用です。

ニュース記事とはいえ、TOEICに頻出表現ふんだんだな、と思わず感じてしまいました。

※職業病に近いですね。

ニュースソースはBBC NEWSからのレポートで、

日本がいまだオリンピックを強行開催しようとしている、という記事です。

一部抜粋です。

Despite the growing crisis, the Tokyo Olympics are still scheduled to go ahead on 23 July after having been postponed from last year.

高まりつつある危機にもかかわらず、東京オリンピックは昨年の延期後の7月23日に行われようとしている。

Despiteは、前置詞ですので名詞もしくは名詞句が後に続き 『~にかかわらず』

という意味です。節が続く場合は”although”が入ります。Part-5,6の接続表現でよく出題されます。

growingは『高まりつつある』という意味で、concern, critisim等と結びつくと少しネガティブな表現になります。

be scheduled to = be going to ~する予定である

stillも文脈から選ぶ副詞の語彙問題としても登場しそうです。複数の文にまたがればPart-6にも登場しそうですね。

afterの後は、昨年から今までずーっと延期してきた、ということを示したいので、現在完了にし、かつ前置詞のあとに続けるので動名詞としてつなげています。

TOEICの知識があると読める内容です。

For weeks people have been saying Japan won’t cancel without some outside pressure. There’s even a name for this in Japanese – it’s called “gaiatsu”.

何週間にもわたり、日本では外部からの圧力なくしては中止しないだろうと、言われてきた。

日本語ではこういった名称を次のようにさえ呼ばれている ー『外圧(がいあつ)』。

これはFor weeksでいったん区切りがあり、その後SV that節 S’V’とつないでいる構造です。

not …withoutで、~なくしては~しない=~があれば~するという意味で、TOEICではPart-5でこのwithoutはよく狙われます。

evenは『外圧』の名称を強調した副詞です。

it’s called “…”は、~と呼ばれている、と前に出てきたものを通称や略称等、人々がよく呼ぶ表現で言い換えに使われます。

ちなみに、タイトルに書きましたが、”gaiatsu”はTOEICには出ない表現ですね。

outside pressureは出るかもしれません。

友達のネイティブに、”ガイアツ”って何?と聞かれたら、とりあえずこの2語で通じるでしょう。

私は自宅では、Bloombergをつけっぱなしにしていることが多く、日本の地上波テレビはまずみませんが、最近”Japan”に関するニュースソースが多くなってきました。ここ最近は、アメリカが日本への渡航中止勧告を出しているので、なおさらなのかもしれません。

このブログはTOEIC、英語学習ブログですので、オリンピックの開催賛否に関しては言及しませんが、まもなく、欧米のメディアを中心に大会実施に関して様々な記事が出ると思います。

その際、日本のメディアが訳してくれる前に、自分で検索していくと、タイムリーに情報が読め、かつ客観的に情報をインプット出来、加えて、Part-7の記事問題にも慣れる、というメリットづくしかと思います。本日取り上げたようなTOEIC頻出の表現もあり、コロケーション(語と語のよい組み合わせ)も自然に覚えることが出来ます。

間近に迫った今、ちょっと覗いてみて、いろいろと情報を仕入れることは、いい意味でいろんなメリットがありますので、試してみてください。

Tommy

雑感:本日の気づき

本日受験された皆様、お疲れさまでした。

手ごたえはいかがでしたか?

今回はなんとなくですが、Part-1,2が難しく、Part-3,4が易しめといった印象を受けました。

毎回このバランス、この塩梅が絶妙だな、と思いました。

今年下期以降で、Part-1,2は新たに取り組むことになるので、難しめのアイテムは入れ込んでおこうと思います。

以下気づきです。

■ビニール袋:plastic bag

『ビニール袋はバックっていうのかな?』という会話がチラホラ聞こえました。

→ はい、言います。ビニール袋は”a plastic bag”と言います。

  この語を初めて聞いたのは、イギリスはロンドンにあるヒースロー空港でした。

  いや、違うな、マンチェスター空港からチェコ空港へ朝5時に移動しようとして

  スニッカーズをキオスクで購入したときに、

  『Do you need a plastic bag?』と尋ねられ、

  なんだ、押し売りか?いや違うな、ビニール袋見せているな・・・。

  でもこれは要らないな。 → Not necessary this time.

そう返答したのを覚えています。

  ちなみに、

  透明ビニール袋は、a clear(or transparent) plastic bag

使い捨てビニール袋は、a single-use plastic bag (→SUPB)と言ったりします。

  最近は、SDGsとか環境の取り組みとして、SUPB, plastic bagと検索すると、

  ビニール袋は環境に良くないので、alternativeとしてエコバックを持ちましょう。

  そんなページが出てきます。

ひょっとしたら、環境上ビニール袋が使われなくなったら、エコバックがPart-1に出題されるかもしれませんね。

ちなみに、エコバックは、”ecobag(s)”で十分通じますが、”reusable shopping bag(s)“とも言います。おそらくPart-1なら単なる”bag”で表現するかな。

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■TOEICは倒置が好き

第2文型(SVC)の基本形は、S is Vです。

Vは、名詞、形容詞、前置詞句が来たりします。

①名詞が来るパターン:

Mr. Tanaka is a client of our company.

訳.タナカさんは当社の顧客です。

②形容詞が来るパターン:

This miso soup is a little sweet because of the sugar in “koji”.

訳.このみそ汁は麹の糖分があるため、少し甘いです。

③前置詞が来るパターン:

Mr. Yamada from PTA is among those asking for a clear explanation.

訳.PTAの山田さんは、はっきりとした説明を求めている1人です。

この第2文型というヤツは、be動詞以降の表現を強調したいとき、文頭に来ることがあるんですね。その場合は、CVSと倒置が起きます。これは文法のルールです。

例えば、3番目の前置詞が来るパターンを倒置にするとこんな感じですね。

Among those asking for a clear explanation is Mr. Yamada from PTA.

倒置にすると、文の構造が少し複雑になるため、解釈に時間がかかってしまうようです。

解釈に時間がかかる、ということは、こういったタイプの問題は、初心者、中級者、上級者、というより、文法を正しく理解しているかいないか、というヒトをふるいにかける問題の1つです。

参考にしていただけますと嬉しく思います。

さて、5月ももうすぐ終わり、6月がやってきますね。

今回も拙著、『でる600でパワーアップ出来たよ!』というお声をいくつか頂きました。

一通り、お悩み相談終了後に、この本の解説プラスアルファでも綴っていこうと思います。

お悩み相談+TOEICの知見について、みなさんの参考になるブログにしていければと思います。

それでは、受験された皆様、ごゆっくりお休みください。そして明日からまた頑張りましょう!

Tommy

  

雑感:多様なモチベーションのインプットとアウトプット

今週はモチベーションの高め方について、自分の考えや、今まで自分が感銘を受けてきたことを綴ってきました。

これ以外に多くの英語講師の方、ブロガーさん、学習者の方で、以前親交があった方も、大きなモチベーションや素晴らしい発言があったのも事実です。

取り上げられなかった素晴らしい名言はいつか折に触れて共有したいと思います。

最近は、ツイッターやYou Tube等で、学習者の段階でかなり発信しながら自分を高めていらっしゃる方が多いようです。

時折私も拝見させていただくことが多いのですが、

非常にポジティブな方

ポジティブながらもネガティブな側面も発信してそれを乗り越えようとしている方

ネガティブだけど、フォロワーさん等に励まされ元気になっていく方

いろいろな方がいらっしゃるなあ、と感じています。

それぞれがリアルな生き様であり、本当にすばらしいな、と思います。

おお、すごいモチベーションだな!という方もいれば、

この人、大丈夫かな、頑張りすぎていないかな、と思ったりすることもあります。

私自身学習者の時は、あまり人の事を考えず、とにかく自分のスコアを高めるんだ、ということに意識と意欲を置いて突っ走ってきたので、それは正解の1つと考えていましたが、

必ずしもそれは他の方にとっては正解ではありません。

人によっては頑張りすぎてバテてしまい、英語学習から退場される方もいます。

過去に、ブログを運営していて、いつの間にか放置されている方を何人も見てきました。

人間はロボットではありませんので、感情を持っている分、プラス、マイナス、

結果・パフォーマンスから、次の行動は都度変わってくると思います。

情報を受けるインプットと発信するアウトプットをバランスよく進めて目標を達成することが一番重要になります。

じゃあ、どうするんだ、という問いは、きっとあなた自身が出すことなのだろう、と思います。困ったとき、悩んだ時の相談に乗ることは出来ますが、私に出来ることはアドバイスの選択肢を提示することで、答えがその中にあることもあるし、ひょっとしたらないこともあるかもしれません。

従来は、ブログという手段で発信していたのが、ツイッター、インスタグラムという手軽なツールに置き換わり、今では動画配信や手軽なイベント的な学習会など、さまざまな形で共有できるようになっていますので、

どうやって乗っかって、どうやって出口を見つけるか、

明確ではなくてもぼんやりと考えながら、自分の未来を切り開いていきましょう。

(きっと私の今の段階で、『次』を見つけていきたいと思います。)

さて、明日はTOEIC®L&R公開テストがありますね。

いろいろと大変な環境下ですが、受験されるみなさん頑張りましょう!

Tommy