今日はニュース記事からの引用です。
ニュース記事とはいえ、TOEICに頻出表現ふんだんだな、と思わず感じてしまいました。
※職業病に近いですね。
^
^
ニュースソースはBBC NEWSからのレポートで、
日本がいまだオリンピックを強行開催しようとしている、という記事です。
一部抜粋です。
Despite the growing crisis, the Tokyo Olympics are still scheduled to go ahead on 23 July after having been postponed from last year.
高まりつつある危機にもかかわらず、東京オリンピックは昨年の延期後の7月23日に行われようとしている。
^
Despiteは、前置詞ですので名詞もしくは名詞句が後に続き 『~にかかわらず』
という意味です。節が続く場合は”although”が入ります。Part-5,6の接続表現でよく出題されます。
growingは『高まりつつある』という意味で、concern, critisim等と結びつくと少しネガティブな表現になります。
be scheduled to = be going to ~する予定である
stillも文脈から選ぶ副詞の語彙問題としても登場しそうです。複数の文にまたがればPart-6にも登場しそうですね。
afterの後は、昨年から今までずーっと延期してきた、ということを示したいので、現在完了にし、かつ前置詞のあとに続けるので動名詞としてつなげています。
TOEICの知識があると読める内容です。
^
^
^
For weeks people have been saying Japan won’t cancel without some outside pressure. There’s even a name for this in Japanese – it’s called “gaiatsu”.
何週間にもわたり、日本では外部からの圧力なくしては中止しないだろうと、言われてきた。
日本語ではこういった名称を次のようにさえ呼ばれている ー『外圧(がいあつ)』。
^
これはFor weeksでいったん区切りがあり、その後SV that節 S’V’とつないでいる構造です。
not …withoutで、~なくしては~しない=~があれば~するという意味で、TOEICではPart-5でこのwithoutはよく狙われます。
evenは『外圧』の名称を強調した副詞です。
it’s called “…”は、~と呼ばれている、と前に出てきたものを通称や略称等、人々がよく呼ぶ表現で言い換えに使われます。
ちなみに、タイトルに書きましたが、”gaiatsu”はTOEICには出ない表現ですね。
outside pressureは出るかもしれません。
友達のネイティブに、”ガイアツ”って何?と聞かれたら、とりあえずこの2語で通じるでしょう。
^
^
^
私は自宅では、Bloombergをつけっぱなしにしていることが多く、日本の地上波テレビはまずみませんが、最近”Japan”に関するニュースソースが多くなってきました。ここ最近は、アメリカが日本への渡航中止勧告を出しているので、なおさらなのかもしれません。
^
^
^
このブログはTOEIC、英語学習ブログですので、オリンピックの開催賛否に関しては言及しませんが、まもなく、欧米のメディアを中心に大会実施に関して様々な記事が出ると思います。
その際、日本のメディアが訳してくれる前に、自分で検索していくと、タイムリーに情報が読め、かつ客観的に情報をインプット出来、加えて、Part-7の記事問題にも慣れる、というメリットづくしかと思います。本日取り上げたようなTOEIC頻出の表現もあり、コロケーション(語と語のよい組み合わせ)も自然に覚えることが出来ます。
^
^
^
間近に迫った今、ちょっと覗いてみて、いろいろと情報を仕入れることは、いい意味でいろんなメリットがありますので、試してみてください。
^
^
^
Tommy