雑談:1つの上のレベルへ ~壁越えの意義

昨日12/4(土)の日本経済新聞紙面に、拙著の広告が大きく掲載されておりました。

関先生や名だたる先生とともに掲載頂きとてもありがたく思います。

さて、この土日で印象に残ったニュースを1つ。

イチローさんが高校の野球部をいくつか訪問して指導しているのがテレビ放映されていました。

ご自身でバッティングや走塁、送球と言った手本を示されながら指導し、それを熱心なまなざしで見ている球児たちはうらやましいな、と思いつつ、成長してほしいな、と思ってみておりました。(何目線なのか・・・)

そこでいくつか印象に残ったことがあります。

送球でボールがすっぽ抜ける、という相談を受けた際に、

『次のことに頭が言ってしまっているんじゃない?今の事に集中して1つひとつしっかりやることを心がけて、それを念頭において、次の試合まで形を作っていった方がいい』

こんなことをおっしゃっていました。

ああ、なるほどな、まさしくその通りだな、と思いました。TOEICでも、正解を急ぐあまり、考え方や消去法をおろそかにして、とにかくマークして次!ということを意識すると考え方を誤ってしまうことがあります。練習では本番と違って、いかにその1つ1つの考えや行動に移せるか、が大事なことかと思います。

また、1つの壁を越えることについても、

『考えて、苦しんだうえで壁を越えることが重要』

そうおっしゃっていました。

すーっと通り越してしまうような段階というのは壁ではなく、やはり何度か挑戦してうまくいかないこと、そこをどうやってもがいて、苦しんで、考え抜いて越えるか・・・。

そのプロセスと達成感、振り返り、というのがとても大事なことなんだろうな、と改めて思いました。

イチローさんのアドバイスというのは、とてもシンプルで分かりやすく、かつ結果を残していらっしゃる方なので、説得度が違いますね。自分もああなりたいものだな、とつくづく思いました。

よし、元気もらったので明日からまたブログも頑張ります。

みなさんも引き続き頑張っていきましょう!

Tommy

雑感:過去

ちょっと過去の事についていろいろ調べていくうちに、〇年前の11月のこの週末の出来事をいろいろ思い出としてみる機会がありました。

1年前:GOTOキャンペーンがかろうじてOKだったため、1人で長崎は五島列島へやってきました。帰りに博多の冷凍ごまサバを購入して自宅で一杯やっていました。

5年間:11/14は月曜日でしたが、静岡でソバを食べながらTOEICスコア速報を見て満点でほくそ笑っていました。

8年前:NYに行く機会があり、ウロウロしてタイムズスクエアまで歩いてきました。あれほど刺激的な町は世界中でも少ないな、と思いました。肌感覚・というか本能で感じました。コロナがある分、一層遠いエリアに感じますね・・・。

9年前:拙著が初めてアマゾンランキングに掲載され、当時住んでいたカナダのアパートで小躍りしていました。平和でした。

とこれから10年経過すると、この間のことがまた思い出になるんですね。

ここ2年くらいは自粛で家にいることが思い出になりましたが、それも悪いことではなかったものの、自分にとって刺激となるような10年にしたいな、と改めて思いました。

よし、次の10年もよい思い出を作る。

(思い出の前にまずは原稿だな・・・)

Tommy

雑感:11月に思う

今日の原稿分が先ほど終わりました。

疲れた・・・。

ブログタイトルの11月に思う、ですが今から10何年前に受験したTOEIC公開テストでボロボロになった、記憶が毎年よみがえる季節です。

確か、この前々回の公開テストで初めて900点を取り、その次のテストで895点と下回り、それから1か月ほどの海外出張に行って久々の試験だったのですが、それなりに英語も通じたし、まあ、900点取れるだろ、と思って受験したら、ボロボロのボロボロ、確か840点くらいでした。

当時は、ラジオ番組に出演していたんですが、神崎先生、TEX加藤先生、森田鉄也先生等、そうそうたる重鎮の方たちと肩を並べ、答え合わせをしていたのですが、

なぜか自分だけ、あれ、この答えみんなと違うな、というのがたくさん出てきて焦りました。

今考えると、たくさんダメだった要因はあるのですが、

・一度900点超えて相当浮かれていた

・なんとなく学習していればスコアは取れると思い込んでいた。

・自分だけはそんなにスコアが崩れないだろうと心のどこかでナメていた。

要するに緩慢だったわけです。

以来、いつも以上に学習の質を上げて量も上げる、という方向にシフトしました。

1問解くときの向き合い方、考え方など、いろんな視点で捉えようと努力して、調べて自分のものにしよう、という意識がすごく高まったと思います。

実際、この翌年からスコアアベレージが900点前半から、900点半ばに向かい、さらにその1年後に980-985点まで引き上げることが出来ましたが、この時の悔しさがあるから成長したと思っています。

おそらくですが、この時に「本気の質」が変わったと思います。

本気の質に関しては別の機会に話したいと思いますが、相当異質な学習をしたと今振り返ってみれば思いますが、全く後悔していません。むしろ、この11月の公開テストで悔しい、本気で、と意識改革をしなければ、『あの時900点を超えたからよかった』で終わっていたと思います。

こういう転換期がどこだったかな、と考えるのはとても大事なことです。

学習していると、どこかで、このままでいいのかな、伸び悩んでいるな、と思う場面が来ると思います。そういう場面で、どうやって打開するか、は自分次第です。

もし、自分が停滞期だと感じたら、ちょっと立ち止まって考えてみるといいでしょう。

そしてその考えたことが、短期的にはあまり効果なくても、その思考は未来に向けて決してムダにならないと思います。

そういう頑張るみなさんのお役に少しでも立てるような本を提供していけるように頑張りたいと思います。

さて、明日からまたPart-2の平日解説を継続します。

この解説でPart-2がとっつきやすくなった、スコアが上がった、という方もいらっしゃるようでうれしく思います。継続していきますのでよろしくお願いします。

Tommy

雑感:ちょっと移動してきます。

今日明日とコロナもだいぶおさまったので、少し出かけてきます。

空港で少しマッタリしておりますが、

飛行機待ちの間は相変わらずの原稿書きに追われております。

今月中に原稿を完成させる必要があるので、それをしっかり仕上げつつ、

移動先でも少し楽しんできます。

・・・とはいえ、移動先での目的は写真を撮ることがあるので、

最新の傾向を意識しつつ、いい写真を撮ってきたいと思います。

今日明日は秋晴れで行楽日和かもしれませんね。

みなさんもどうぞ素敵な週末をお迎えください。

Enjoy your weekend!

Tommy

雑感:2つの気づき

昨日は、某大学付属高校に言ってきました。

こういう教育施設に行くのは日曜日の午前もしくは午後、という以外はあまりないのですが、

ちょっとした用事で言ってきました。インターナショナル専門の英語を中心とする学科の教室への訪問です。

そこで2つの気づきを得ました。

①飽きる余裕

生徒さんからお話を伺う機会があり、その中でTOEICのハナシが出ました。

『なんかー、リスニングはー、聞いているうちに意味は分かるんだけど、思ったよりboringで他のことを考える余裕が出来るんですよねー。要するに飽きちゃう。それで選択肢見ると、あれ、正解なんだっけ、ってなっちゃう。TOEFLとかIELTSは、じっくり聞いて意味を取ろうと思うんだけど、トピックの興味の問題かな。』

なるほど、ということは集中力があれば高いスコアが取れるということか・・・

②話す楽しさ

その後ネイティブの先生とのグループセッションがあり、終了後個別に話をしました。

全然取るに足らないのですが、そもそも、日本人もそうなんですが、対面で話すという機会自体なかった、いうのもあって、やはり対面で話すコミュニケーションというのは楽しいな、と思いました。

時折、少しTOEICの問題を作る、解く、から離れて気づきを得ることはいい意味でプラスになります。こういう気づきを得て、今ちょうど新しい本の仕上げをやっているところですが、更によいものにブラッシュアップしつつ、差し迫っているリスニングセミナーにもプラス材料を提供していきたいと思います。

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さて、10/16(土)に濱崎さんと行うリスニングセミナーも間もなく締め切りますので、『参加しようかな』と迷っていらっしゃる方は、是非参加を検討してみてください。無料ですし、きっと何かの気づきは得られると思います。

9/21(火)刊行「TOEIC L&R テスト 壁越え模試」シリーズ2点予約開始、「濱崎潤之輔先生&大里秀介先生 TOEIC L&Rテスト オンライン模試会」、9/25(土)・10/16(土)開催!|株式会社旺文社のプレスリリース (prtimes.jp)

Tommy

ワクチン2回目

本日は都内で2回目のワクチン接種に出かけてきました。

1回目の時にも書きましたが(ツイッターかな)、

こうしたサービスを受けられるのが当然、と思うよりも

提供してくれる制度や、

提供にかかわっている、スタッフ、医療関係者の方には本当に頭が下がります。

今は感染症対策が大変な時期で、早く今まで通りの生活が戻ってほしいところではありますが、

同時にテレワーク、オンライン飲み会等、あらたな様式というのも出てきたこともありますので、

いろいろと様式が共存するような形になっていくと思いますが、

何かみなさんにお役に立てるようなものを、健全なカタチで提供できればな、と思っています。

それが何かはまだ形になっていませんが、

例えば9月に行うイベントのように、

リアルには会えないものの、何かプラスになるようなもので、それでいて『開催してよかった』と言えるようなものを出していければな、と思っています。

どうぞ楽しみにしていてください。

さて、本日はそれなりに倦怠感がありますので自宅でおとなしくし、明日からまたブログなり〇〇なり、××なりを頑張りたいと思います。

それでは、

Enjoy the rest of your weekend!

Tommy

雑感:アクレディテーション

オリンピックが盛況な一方、新型コロナウィルスの新規感染者も増えつつあり、いろいろ混とんとしているなあ、と思いながらこの土日は結局机に向かっていろいろ作業をしておりました。結局、予定通り進みましたが、ちょいちょいオリンピックを見ながらの対応だったので、先週と比べてはかどりはイマイチでした。

さて、ニュースで気になったのは、オリンピックのある代表選手が許可なく外出した、としてアクレディテーションをはく奪される、というケースが出たことです。

ところで、アクレディテーションってなんだ?と思う方もいるかもしれないな、と思いちょっと気になりました。

『そんなの知っているわい!』という方はちょっと都合が悪いので、オリンピック観戦でもしていてほしいのですが、

辞書等を検索するとこんな意味で出てきます。

accreditation: (教育機関等の)認証評価、適格性認定

ん、ますます意味が分からんぞ、というかもしれませんが、

要は、この人は、あるイベントや組織に参加して物事を行う時にその力量・態度をOKと判断されるため、その範囲内の権利を得る、ということになるかと思います。

実はこういう場合は、英英辞典を引くとわかりやすい場合もあります。

ロングマンを検索すると、

accreditation: having official approval to do something, especially because of having reached an acceptable standard.

ある許容水準に達していることが理由で、公式許可を得る、ということですね。

オリンピックでいうと、いわゆる公式タイム等協議における一定水準レベルに達した人が競技参加OKということですね。

それがはく奪された、ということはオリンピックに参加することは出来ない、それに伴う権利も行使できない、ということになるかと思います。おそらく詳細はルールブックにあるかと思います。

こういう時事単語はひょっとしたら公開テストに出るかもしれません。

というのも、作問する方もオリンピックをおそらく見ている、と推測するからです。

今からさかのぼること15年前に受験した際には、ナカムラ、タカハラという日本人が登場しました。この時は2006年のサッカードイツW杯の代表選手がまさか登場人物で出てくるとは、とびっくりしました(実際の話題はサッカーではありませんでしたが)。

こうやってふと気づいて辞書を引くと、なるほどな、と思うようになりますし、何よりも視聴している内容を深く知ることが出来るので実践的な英語学習としても効果的ですし、記憶に定着しやすくなりますのでオススメです。是非トライしてみてください。

それでは明日からの平日もまたがんばりましょう!

Enjoy the rest of your weekend!

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Tommy

雑感:8月からのTOEICの問題形式変更について考える(Speaking Test)

8月からTOEIC Speaking Testの問題形式が若干変更になる、という情報があったため、思うところを述べたいと思います。

■大前提:Speakingは好き

私自身Speakingは好きです。もともと話すことが好きなので、人が話している間、咀嚼しつつ、自分は何を言おうかな、と組み立てながら会話することが好きです。

このあたりの考えは留学や駐在して海外の方と話す時に、よりインタラクティブに、もっとクイックレスポンスが出来るように、という意識が変革したことにもよります。

おかげで脳はものすごく疲れますが、思考力のトレーニングとしても鍛えられます。

正直、TOEIC Speakingは、一生懸命学習してわくわくして臨むものの、一瞬に近いくらいあっという間に終了するため、もうちょっと話したいな、というところが残念ですが、その絶妙さが魅力なのかもしれません。

■今回の形式の変更内容

単純に言うとこうです。

Q3 写真描写問題が1題から2題に増える

Q10 解決策提示問題がなくなる

これ、自分としてはものすごい変更というか、負荷がだいぶ違うな、という印象を受けました。

写真描写問題というのは、あらかじめネタを持っておけば、それを順番に考えて話すと自然と完結してしまうくらい、攻略しやすく、かつLR同様、思わずツッコミをいれたくなる写真が出てくるので、ようは楽しい、という領域が多いパートです。

一方、解決策提示はLRのパート4なみに問題を聞き取って(途中からマイナー変更されて複数の会話となる回も)、それに対する解決策を電話に吹き込む、という、シチュエーションとして、「え、解決策を留守電に入れるんですか?」という不思議な状況での問題でした。

でも、個人的には、内容の理解、解決策の提示を時間内に合理性かつ効果的に出来るか、という点で非常に好きではあったのですが(=好きだから完璧に返答できるわけではありません)、ちょっと残念です。

■時代の流れか

そもそも、留守電に吹き込む、ということ自体陳腐化されています。私自身も留守電にメッセージを入れるのは年に1回か2回程度になりました。電話の文化もオンライン会議やライン等での接続が普及し、相当激減しました。

正直、

かろうじてポケベル~デッカイ携帯電話~PHS~ガラケー

と電話の進化を見てきつつ、学生時代は電話加入権が高かったなあ、と懐かしがりました。

※こういう流れはTOEICでもそうです。以前はFAX文書とかありましたが、今ではほとんど見受けられません。そのうちメモ文書も何かにおきかわっていくんでしょうね。オンラインメッセージ文書が増えそうな予感もしています。

■とはいえ、解決策提示は役に立つ

上記の通り書きましたが、電話メッセージへの吹き込みというシチュエーションはありえなくなったにせよ、たとえば1on1ミーティング等面談のような状況では、相談を受けた場合、考えを理解する、そのうえでアドバイスする、という点ではこのSpeaking Testで測定される力は大きかったと思います。そういう意味ではいつか復活してもらいたいです。

とはいえ、ライティングテストのEメール問題で、解決策(+そのほかの要素も)を相手に投げかけることはまだありますのでそういうところで、思考力を発揮できればまあ、いいか、

写真問題のFUNの領域を増やせるから、それはそれでよし、と考えることにします。

最後に手前ミソになりますが、高校生レベルでもTOEICのSWテストに対応できるようなレベルで本を書き上げていますので、もし興味があれば覗いてみてください。

※私自身もSWは受験前に相当な抵抗があったので、少しでも払拭・ちょっと進んでみようかな、という人向けに書きました。Kindleもあるようなのでまずは試し読みからトライしてみてください。

高校生からのTOEIC(R) S&Wテスト入門 | 大里秀介 | 英語 | Kindleストア | Amazon

それでは今日もよい日曜日を!

Have a great one!

Tommy

Age is just a number….

今日で5月も終わりますね。

5月までは、3/27に旺文社様・オープンゲート様共催のセミナーであふれた質問を中心にお答えしてきましたが、6月からは少しコンテンツを変更しながら運営していきたいと思います。

拙著の問題を多少扱いながら、書籍の問題や解説は直接掲載出来ませんが、問題のコンセプトや解説にかけなかった視点等、少しでもお役に立てることを書いていきます。

臨機応変に変わるかもしれませんがどうぞご容赦ください。

さて、

タイトルは、『年齢なんてタダの数にしか過ぎない』というような意味ですが、

昨日世界ボクシングのバンタム級タイトルマッチが開催され、38歳というプロアスリートとしてはベテラン領域の年齢のNonito Donaire選手が王座奪還しました。

私は移動中だったため、ネットで知ったのですが、力強いKO勝ちでした。

※格闘技に関してはあまり専門家ではないので、この手の質問は濱崎さんへお願いします。

私が注目したのは、試合内容もありますが、勝利したDonaire選手のコメントの一部です。

訳は私が勝手につけたものですのであしからず。

My parting words; Age is a number. An 80 years old can be in a wheelchair or can be running marathons. HEALTH is WEALTH. PERIOD…and the story continues.

訳:最後に一言。年齢というのは1つの数字にすぎません。80歳の方は車いすの生活をすることも出来れば、マラソンで走ることもできます。健康こそが富・資産です。以上です。物語はまだまだ続きます。

語句:parting words 別れの言葉、wheelchair 車いす、Period. 以上、おしまい。

そうなんですよね。健康であればなんでも出来ますし、ここにはハッキリ書いていませんが、気力・体力が充実していればあきらめない限り達成はなんでもできる、ということを示しているような気がします。

以前、ブルームバーグでも資産形成の番組をやっていて、途中難しくなって投げやりに聞いていたのですが、健康寿命というのがあるので、限界に近いくらいつつましい生活をして貯蓄・投資に回して80歳、90歳までで大きな財産を築いても、寝たきりになっては何がしたかったのかわからないので、自分で後悔のないような資産形成を、というしめくくりが非常に印象的でした。

自分も振り返ると、30歳~35歳くらいまでは、すべての中心が英語だけ、とりわけ990点を取ることにこの半分くらいを費やしてきました(残りは留学とか北米駐在とか)。健康は正直2の次だったことも多く、北米にいたころは、早朝から真夜中までいろいろなことにチャレンジしていましたが、今振り返ると、それが正しかったかどうかはわかりません。ただ、後悔するつもりは全くないので、正しかったことにするしかありません。この先、50歳、60歳に向かいにつれ、しんどいな、と思うようになってきたこともいろいろあります。1日原稿書きしていると、腰が痛いですし、お酒の量もコントロールしないと翌日に残るようになってきました。

※正直30代の時はよく風邪を引いていたような記憶があります。今となってはとてもヤバイ状況ですね。ちなみに、ここ3年くらいはいろいろと留意しているせいか、風邪は引いておりません。

とはいえ、年齢にかかわりなく、健康というのは維持できると思いますので、健康に留意しながら、少しでも英語学習、とりわけTOEICで少しでも役立つコンテンツを提供していければな、と思います。

【おまけ】

TOEICでは、wheelchairよりもwheelbarrowがとりわけPart-1で出題されます。

一輪の手押し車で、工事現場等で土砂などを運んでいる場面等で出てきます。

それでは今週も頑張っていきましょう!

Tommy

記事から学ぶTOEIC英語表現:gaiatsu

今日はニュース記事からの引用です。

ニュース記事とはいえ、TOEICに頻出表現ふんだんだな、と思わず感じてしまいました。

※職業病に近いですね。

ニュースソースはBBC NEWSからのレポートで、

日本がいまだオリンピックを強行開催しようとしている、という記事です。

一部抜粋です。

Despite the growing crisis, the Tokyo Olympics are still scheduled to go ahead on 23 July after having been postponed from last year.

高まりつつある危機にもかかわらず、東京オリンピックは昨年の延期後の7月23日に行われようとしている。

Despiteは、前置詞ですので名詞もしくは名詞句が後に続き 『~にかかわらず』

という意味です。節が続く場合は”although”が入ります。Part-5,6の接続表現でよく出題されます。

growingは『高まりつつある』という意味で、concern, critisim等と結びつくと少しネガティブな表現になります。

be scheduled to = be going to ~する予定である

stillも文脈から選ぶ副詞の語彙問題としても登場しそうです。複数の文にまたがればPart-6にも登場しそうですね。

afterの後は、昨年から今までずーっと延期してきた、ということを示したいので、現在完了にし、かつ前置詞のあとに続けるので動名詞としてつなげています。

TOEICの知識があると読める内容です。

For weeks people have been saying Japan won’t cancel without some outside pressure. There’s even a name for this in Japanese – it’s called “gaiatsu”.

何週間にもわたり、日本では外部からの圧力なくしては中止しないだろうと、言われてきた。

日本語ではこういった名称を次のようにさえ呼ばれている ー『外圧(がいあつ)』。

これはFor weeksでいったん区切りがあり、その後SV that節 S’V’とつないでいる構造です。

not …withoutで、~なくしては~しない=~があれば~するという意味で、TOEICではPart-5でこのwithoutはよく狙われます。

evenは『外圧』の名称を強調した副詞です。

it’s called “…”は、~と呼ばれている、と前に出てきたものを通称や略称等、人々がよく呼ぶ表現で言い換えに使われます。

ちなみに、タイトルに書きましたが、”gaiatsu”はTOEICには出ない表現ですね。

outside pressureは出るかもしれません。

友達のネイティブに、”ガイアツ”って何?と聞かれたら、とりあえずこの2語で通じるでしょう。

私は自宅では、Bloombergをつけっぱなしにしていることが多く、日本の地上波テレビはまずみませんが、最近”Japan”に関するニュースソースが多くなってきました。ここ最近は、アメリカが日本への渡航中止勧告を出しているので、なおさらなのかもしれません。

このブログはTOEIC、英語学習ブログですので、オリンピックの開催賛否に関しては言及しませんが、まもなく、欧米のメディアを中心に大会実施に関して様々な記事が出ると思います。

その際、日本のメディアが訳してくれる前に、自分で検索していくと、タイムリーに情報が読め、かつ客観的に情報をインプット出来、加えて、Part-7の記事問題にも慣れる、というメリットづくしかと思います。本日取り上げたようなTOEIC頻出の表現もあり、コロケーション(語と語のよい組み合わせ)も自然に覚えることが出来ます。

間近に迫った今、ちょっと覗いてみて、いろいろと情報を仕入れることは、いい意味でいろんなメリットがありますので、試してみてください。

Tommy