雑感:疑問解消のタイミング

今日は終日机に向かっていました。

コーヒーをたくさん飲みました。

自分の作業予定が想定より時間がかかっていたのはある調べ物をしていたためです。

突然発生したわけではなく、

今週水曜日に発生したある疑問を解消しようと、今日に時間を取っておいたのですが、

その解決に予定以上に時間がかかってしまいました。

でも、結果オーライです。

毎日何かしらの作業や学習をしている必ず行き詰まる、疑問に思うことが出てきます。

新しいことをやればなおさらです。

出てこないとしたら、相当な天才だろうな、と思っています。

そして、水曜日に発生した疑問を土曜日までスライドさせた理由・・・。

それは、

〇疑問を解消させるタイミング

日々のタスクをこなす中で、ある疑問を解消しようとしたとき、

想像以上の時間がかかりそうだな、と思うことがあります。

私はそれを週末に回します。

というのも、1日の行うべきタスクをこなす時間に狂いが生じ、想定以上に行うべきことが出来ないと、生産性が低く、パフォーマンスとして低調に終わってしまうケースが多かったためです。

そのため、疑問に思ったことはいったん調べてみて、

■5-10分くらいで解決できそうならその日のうちに調べる。

■なんだか納得がいかない、もしくは適当に終わらせて後で困りそうだな、と直感で思った場合は、週末に回す。

こういうマイルールを決めています。

例えば、多くは言えませんが、企画中の案件で

『ネイティブはこの表現はおかしい、と言っています』(編集担当者)

『うーん、実際は出題されることがあるのにな、どう説明しようかな?』(私)

こんな時は徹底して調べます。ただ、「出ることがある」ではロジカルではないので、

根拠を探し求めます。

こういう性質のものは時間がかかります。

というわけです。

いずれにしても、平日、週末で何かしら疑問を感じることは解決できるとうれしいですよね。

そして、それが自分の計画通りのタスクもこなせるとなおよいです。

実行通りできると、翌週以降も順調にタスクがこなせます。

そのための時間を平日、週末、どこに時間をかけるのがよいのか、

まだまだ試行錯誤ですが、やりながら最適解を見つけていきたいと思います。

それでは、

Enjoy the rest of the weekend!

Tommy

お悩み相談:「スコアと同時に、スピーキング力も伸ばしたい」と考えている人の場合、具体的にどのような点を意識しながら、TOEIC L&R対策の学習に取り組むべきでしょうか?

Q. 「スコアと同時に、スピーキング力も伸ばしたい」と考えている人の場合、具体的にどのような点を意識しながら、TOEIC L&R対策の学習に取り組むべきでしょうか?

A. インプットとアウトプットの両方を意識して学習しましょう。まずは1つの会話やトークの題材を選び暗唱して口に出せることを目指してください。

いったん、私の経験のハナシをしますね。

私は、ヨーロッパにある分野の短期留学に行っていました。

イギリスはマンチェスターに居を構え、そこを中心に、そこからチェコ、ドイツ、オランダ、デンマーク、ベルギーといろいろ回ってきました。

今考えると、「絶対に行ってよかった」と思います。

それは、世界三大がっかり像である、「小便小僧」、「人魚姫」を見てこれたので、あとはマーライオンだけだ、と思えたこととか、いたるところでビールを・・・

あ、ダメだ、これ書くと大作になるのでやめます。

ハナシを戻しますが、

この当時、留学直前で受験したTOEICスコアは「790点」でした。

これくらい取っておけば、だいたい話せるだろ。

そうタカをくくっていたんですね。

ところが全然話せなかった。

特に留学先のメインはイギリスだったため、その発音・アクセント・言い回し・スピードには全くついていけませんでした。

相当なショックを受けた記憶があります。

その時から、帰国した後はTOEICスコアではなく、「話す英語」「使える英語」に重点をおくぞ!

そう思って、TOEICから距離を置く決意、というかもう2度とやらないくらいの思いを持ちました。

2007年12月~2008年1月にかけてのことです。

おりしも縁があって、英語講師の方や当時英語講師ではなく、学習者の1人だった濱崎さんや他のブロガーの方との出会いもあって、TOEICは続けてくることが出来ましたし、それは本当に間違いではなかったな、と思いましたが、

TOEICを受験しながらも、どこかで話すこと、話せることを意識して英語学習をしてきました。

その結果、実際に海外で働くことも出来ましたし、それなりに満足しています。

そういう流れできているので、

私の場合は、TOEIC L&Rの学習をベースにしたスピーキング(+ライティング)学習、というのが主体になりました。最終的には学習法をS&Wで本にすることも出来ました。

もし、L&Rをベースに英語学習をするのであれば、

自分がその英語を使って話すことを強く意識してください。

まずはここから始まります。

それに加えて、「自分がよく使うであろう」表現や、ジャンルを探し、Part-3、4の会話やトークを暗唱できるレベルで覚え、毎日話すようにしてみてください。

もちろん、いきなりたくさんの量を話すことは出来ませんので、

1つの題材を選んで、1日1つの会話・トークの文を覚えて、口にし、それをつなげていくことをやれば、1週間くらいあれば1つの題材を覚えることができるでしょう。

そして、その題材を覚えて話すときは以下のことを意識してください。

・ナレーターの音を強く意識して、同じ音を出せるようにする

・話している会話やトークの場面を実際に自分が使う場面を想定して話す

ナレーターと同じ音を出すようにするのは、どうしても暗唱の場合、自分の頭の中に覚えた単語がアルファベットの組み合わせで、そして文自体覚え、それを発することが目的になってしまい、声も小さく、それでいてノルマ達成!となってしまうことを防ぐためです。あくまでも英語らしい音を出すことを意識してください。これにより、ナレーターの話す音を自分が出せるようになれば、リスニング力も向上します。

そして、その選んだ題材を自分ならこういう場面でこう使う、ということ強く意識してみてください。意外と覚えた語は、人前では出せません。それは恥ずかしさもあるかもしれませんが、ふだん1人で暗唱している分、実際人前で声に出してやる、ということに慣れていないとスコーンと抜けてしまうんですね。そうしない目的もあります。加えて、自分が使える・話せているという実感は人前で話して、それが「通じて」相手が理解したことを前提にレスポンスしてくることです。そのためにも意識をしてください。

TOEICは話す・書く・聴く・読むといった英語でコミュニケーションを取るベースとなる表現や語彙がたくさんありますので、触れることで自分がアウトプットとして使う英語のストライクゾーンがずれることは少ないです。ですので、LRの学習の場合はアウトプット型の学習ではない、と言われることもありますが、将来のアウトプットの素地を身に付けているんだぞ!と思い、自信を持って学習してください。

気が付くともう週末ですね。

今週もお疲れさまでした。

よい週末をお過ごしください!

Tommy

お悩み相談:Part-1の写真判別について②

昨日の続きです。

Part-1を実際に解く、という視点で、

Part-1のリスニングセクションが始まるタイミングから、

(Listening test! ・・・というナレーターが始まってから)

■写真を凝視する

■人物とモノをチェックする

これを英文が読み上げるまで、どれだけ理解できるかトレーニングしてみてください。

敢えて、ここで実際の音声のタイミングは書き上げません。

おそらくご自身で時間を測定したほうがわかりやすく、依存しないと思います。

最初のナレーション~1問目、1問目~2問目とそれぞれ時間が異なると思います。

それぞれの時間でどれだけ理解できるかチェックし、

その後は、

■1問目の読み上げ前に6つの写真をサラっと見ておいてから戻る

もしくは、

■集中するために1問目の写真から、じっくり見るようにし、他の写真は見ない

・・・

このような作戦を立ててみてください。

どちらがよいかは、集中のしやすさ、理解のしやすさ、煩雑さ、処理のしやすさといったいろいろな視点で、意見が分かれるはずです。

その後は、それぞれの選択肢を読んで、

A → これは違うな

B → これも違うな

C → これはそうだな

D → これは明らかに違うな

といった取捨選択をする作業を行います。

中には、?という問題も入っているかもしれません。

その際は、他の選択肢が違うな、という消去法を活用しましょう。

時折、知らない名詞や動詞が入っているかもしれません。

その際は、カタカナ表現でもよいので、覚えておいて1セット終わった際に辞書を引いて確かめてみる、という復習をしてみてください。

解答・解説を見てもよいですが、自分が何と言っていたか聞き取るにはカタカナでもよいので、音から検索したほうが、推測力がつきます。

と、いうことで2日間にわたり、Part-1についてみてきました。

Part-1は、スタートダッシュのパートですし、比較的取っつきやすいので、

毎朝のルーチンとして、とか、時折取り入れてペースをつかむ学習にもってこいです。

『こんなシーンがあるのか!』と思わず写真にツッコんでもよいでしょう。

(その時、声に出してはいけません。それが慣れると本番でも声を出してしまい、ヘンなヤツと思われる可能性もあります。)

それでは、今日も頑張っていきましょう!

Tommy

お悩み相談:Part-1の写真判別について①

Q. Part1の写真が白黒でとても分かりにくいものがあります。何か対策というか、コツみたいなものはあるのでしょうか。

A. 慣れです。慣れという観点では、解き方の一連のプロセスに慣れましょう。

Part-1の写真は、何十回、何百回と模試を解いていれば慣れもあるかもしれませんが、

(私の場合、〇千回レベルですが)、

だいたい、写真を見れば『あ、こんな問題かな?』とアテが付くようになります。

とはいえ、いきなり1日1模試!というのはハードルが高いので、

少しでも写真に慣れる、そして問題を解くプロセスに慣れる、というカンジで対応していきましょう。

今日は「写真に慣れる」という観点で書きます。

まずは、問題を解く前に写真を凝視してだいたいの区別をしましょう。

おおまかにいうと、写真は2種類あります。

・人物が写真に登場しているか?

まずはここを判断しましょう。

Part-1というのは「写真描写問題」つまり、4つの英文が読み上げられ、その写真を一番適切に描写している文を選ぶ、という問題です。

ですので、人が登場しているか、どうかはその問題で、人を主語にする文が読み上げられる可能性が高いです。

人が2人以上なら、Theyとか、複数のうちの1人にターゲットを当てて描写されるケースもあります。

人が写っている場合でもモノが主語になる場合もありますが、多くの場合、そのモノは写真描写の人によって作用される、つまり受動態(もしくは受け身の進行形)で表現されることがあります。

そして、人が写っていない場合は、モノが主語になる可能性があります。というかそれしかないです。

※例えば、茂みに人が隠れていて、それを見つけるような写真はまず出ません。『え、あそこに人が潜んでいたの?』的なイジワル問題はみたことがありません。

人が写っていないのに、The man(woman)が主語だと、明らかに間違いだとわかるので、そのような問題は出ません。

一方で、モノを主語にする、ということは写真の中にあるモノを主語にする、ということで、選択肢の中にいろいろ主語が登場する可能性があります。

ですので、人物が登場する写真描写よりは少し難しくなることが多いです。

難しくなる、というか、主語が異なるので写真を正しく描写している文は判断する時間がかかり、絞り込めないと選べない、結果『難しい』と感じるわけです。

写真の中の描写を情報処理するには、問題に入るまでの間、写真をじっと見て、読み上げられた主語、もしくは目的語が写真の中にあるか、どうか判断してみましょう。

『あれ、あんなところに丸椅子があったっけ?』

そんな気づきがあれば、限られた時間でそのモノに気付けなかった、ということでもう少し中止して写真を見る必要があると思います。

それが判断できないのであれば、原因はいずれかです。

・描写された単語を写真の中から見つけられない。

 これは、探す時間がかかっている、ということなので、問題が読み上げられる前、もしくは、4つの文を読み上げられている中で、「このモノは写真中にある、これはない」というところだけに焦点を当てて普段のトレーニングをしてみてください。

・描写された単語と、写真中のモノを一致させられない。

 これは、そもそもその単語を知らないか、あるいは読み上げられた単語が自分の理解している音と一致していない可能性があります。解答・解説を見てから、復習時にその語彙を覚える、読み上げられた音と自分の認識を一致させる、という学習法をオススメします。

※読み上げられた音と自分の認識を一致させる、というのは英文を聴いて、それと同じような音を自分で出しながら読み上げる、いわゆる音読方法で覚えるのが効果的だと思います。

ちなみに、間違いやすいポイントは、昨年濱崎さんと共著で出版した『よりぬきシリーズ』のPart-1に収録していますのでできれば参考になさってください。

それでは今日はここまで。

続きは明日書きます。

Tommy

ハッスル

今日は、お悩み相談ではなく、ちょっとした気づきです。

電気自動車メーカー、テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が先週末のアメリカのバラエティ番組の『Saturday Night Live』で発言したひと言で、ある仮想通貨が急落した、と経済番組で取り上げられていたので、おっと思い、少し調べていました。

マスク氏は、仮想通貨のことを”hustle”と呼んだことで、急落、厳密にいうと、それまで伸長していた価格が反落した、ということでした。

hustleというと、「ハッスル」、つまり頑張る、張り切る、元気系、みたいなイメージが多くの日本人にあると思いますが、

ここでの”hustle”は、「ギャンブル・博打」「詐欺・ペテン」という意味で使われていたようです。

つまり、将来の資産、財産というより、投機、いや賭け事みたいに茶化していると視聴者は受け取った、ということなのでしょうね。金融商品だからこそ、この語の意味は文脈上『ヤバいギャンブル』と取ることが出来ます。

もっとも、TOEICに出る可能性は少ないですが、

TOEICは、受験者の多い、日本人、韓国人が当たり前のように使っている表現やニュアンスをヒッカケに使ってくることが多いので、

いつか狙われるかもしれないですね。

ちなみに、この翌日のGuardian紙の見出しから、少し学習しましょう。

Dogecoin’s value tumbles after Elon Musk calls the virtual currency a ‘hustle’

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ドッジコインが暴落ーイーロンマスク氏が仮想通貨を『博打』を呼ぶ

□Dogecoin ドッジコイン(仮想通貨の一種)

□value 金融資産価値

□tumble 下落する

□call A B AをBと呼ぶ

□virtual currency 仮想通貨

□hustle ・・・ 今日学んだ語、ですね!

しかし、ドッジコインって犬のコインなんですね。

(仮想通貨、というのはよくわかりませんがこれから流行るんですかね・・・)

それではまた明日!

Tommy

お悩み相談:定期的に受験する意味

Q.TOEICは、定期的に受験するだけでも意味(学習へのプラスの効果)はあると思われますか?

A.目的によりますが、プラスの効果はあると思います。

先日3/27のセミナーで取り上げなかった質問です。

TOEIC(ここではL&Rに限定します)のテストで、興味が出てくると、よし次も受けてみよう、という気持ちが芽生えてきます。

SNSで、知り合いが出来たり、互いに次の受験を目指して学習、というと相乗的に頑張るぞ!という気持ちが自然と高まります。

そんな中、時折こう思うこともあると思います。

『毎回受験することがスコアアップにつながるのだろうか?』

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

『毎回受験すれば必ずスコアが上がる』

これは論理的ではありません。この条件が成立すると、満点が連発してしまい、運営側も学習指導側も困ってしまうと思います。そもそもそんな『受験回数でスコアがもらえる』テストではありません。

ではどう考えるか。

『毎回受験すればスコアはあがるかもしれない』

これは確かにそうですね。ただ、あまりにも当然すぎます。

■テストを目的から考える。

そもそも受験する目的から考えてみましょう。

〇10月までにスコア730点を取る。(その先は大学の単位とか、進学の条件とかいろいろあるかと思います。

こういう作戦を立てたとすると、必然的に10月に730点を取る、ということが必達目標になります。

その際に、

・まずは慣れとしてスコアは関係ないが受けてみる

・中間の力試しとして受験してみる

・10月の前倒しで9月に1回受けてみるそこで取れたら10月は受けない。

こう考えてみるとどうですかね。自然な流れだと思います。ただ、これだと毎回受験する必要はなさそうですね。

つまり、「ある期限までスコアを取る」という目的においては、必ずしも毎回受験する必要はない、ということになります。

〇定常的に英語に触れていたい

この場合はどうですかね?定常的に英語に触れることの手段がTOEICに置き換えてみると、毎月受験すれば、接触回数は増えます。ただし、定常的に英語に触れる手段をTOEICにしなかった場合、必ずしもその必要はありません。

〇TOEICを英語に触れる、英語のレベルアップの手段として継続した学習サイクルを作る

こういう目標を立てると、

次のテストは〇月で、あと何日あるので、それまでにこの模試をやって、あの会話の暗唱をやって、手付かずだったPart-5の本を10周しよう。

こんな学習計画が成り立ちます。

それによって、逆算的にあと〇日、と自然と自分を追い込むことが出来ます。

受験後に手ごたえを感じ、その出来・不出来によって継続して学習しよう、という気持ちが生まれます。

目標スコアも追いかける対象になりますし、目標スコアを達成したら、上方修正してもいいでしょう。

ただし、上述した通りもともと目標スコアが決まっていて、その後に~をする、と明確な出口目標がある方は卒業してもかまいません。それがあなたの目標ですから。

ただ、さらにスコアの先を目指したいな、と思ったらその限りではないでしょう。その時は自分に正直に目標の修正をすればよいと思います。

問題は、毎回受験することでスコアが変わらない、むしろ少し下がり気味でモチベーションが下がっている場合にどうするか、です。

その場合、受験サイクルに対してあなたの学習が追い付いていない可能性があります。

むしろ、受験日ではなく、自分の実力や自己分析をして、テーマを決め、それをやり切ってから自信がついたときに受験をしてみてもいいでしょう。

例えば、〇月の受験どうしようかな、と思ったときに、自分の実力とやることが明らかに消化不良になるな、と思ったら敢えて直近の受験をしない、という選択肢があると思います。

一方で、それにより、受験を先延ばすことを繰り返すと、学習意欲と能力は低下するので、〇月と予め決めておかないと歯止めが利かなくなってしまいます。

〇定期的に受験する(しようとする)だけでも、何かしらの効果はありそう。

中学・高校の時には(大学もそうか)、中間テスト、期末テストとこちらが望まなくてもテストはやってきましたよね。それをこなさないと赤点になって補修を受けたり、留年というヤバい状況になったりするかと思います。そう考えると、定期的な受験は心理的なプレッシャーや、「せっかくお金払ったんだし、やらないとな」という気持ちにはなりますので、その点ではプラスになるでしょう。

■結論

・定期的に受験することは、あなたの目的によってプラスになる場合があります。TOEICを英語力アップの方法として受験し続ける場合は特にプラスになるでしょう。ただし、スコアが伸び悩んでいる場合は、課題を明確にし、それをやり切ってから受験する、という選択もあると思います、ただし、定期的に受験しないことで、学習意欲や能力が低下してしまうリスクもありますので、そのあたりも考えながら今後の受験計画を立てることをオススメします。

それでは、今週も頑張りましょう!

Tommy

(やや上級者向けの学習法)Part-5を早く解けるようになるトレーニング

毎朝自分の脳を活性化するために、Part-5を10-12問ほど解きます。

問題数が変わるのは、書籍によって、4、5問で1ページの解説になっていて、区切りがいいためです。

だいたい、10-12問であれば、40~60秒でパっと見てパッと解きます。

どちらかというと1年以上見ていない書籍から引っ張ってきて解くので覚えていない問題を使います。

このトレーニングをしていると、Part-5が本番では早くて2,3分、難しい問題を少し考えて5,6分で解けるようになります。(というか私はなりました)

私の場合、Part-7ではじっくり全部読んで、選択肢を吟味して1問も落とさないように、という作戦を立てているので、これにより、時間をゆっくりかけて読んだり、見直しに時間をかける余裕をここで作っています。

よゐこ、いやよい子には決してマネできないかもしれませんが、

いや、そうじゃないかも、と思って記事にしています。

今日の記事はリーディングスコア480点くらいある方向けかもしれません

■ファーストチェス理論

チェスの世界には、「ファーストチェス理論」というのがある、というのを知りました。

チェスにおいては、

『5秒で考えた手』

『30分考えた手』

は、実際のところ約86%同じ手らしいです。

つまり、どんなに長く長考しても『最初に思い付いた手・考え』に戻ってくるそうです。

ここから、どんなに長考しても常に最高の手段にたどり着く、とは言えないということがわかります。

ただし、14%はそうとも言い切れない。重要な局面ではこの14%が命取りになるかもしれない。

これを見たときに、なるほどな、と思い、パッと思いついた選択肢を選んで解いてみるトレーニングをしてみました。リスニングは早く解いても音声というものがあり、限界があるので適用はリーディングのみを対象にしました(そりゃそうだ)。

そうすると、Part-5の方がPart-7に比べて正答率が高かった。

当然と言えば、当然ですが

Part-5よりPart-7の方が情報量が多いので、いわゆる瞬間的に思いつくことと、実際書かれてあることが一致していない場合が多く、選択肢と書かれている箇所を照合しながら、同じ語彙か、言い換えか、文法上矛盾はないか、という検証作業を行うことで、Part-7の正答率は上がることがわかりました。

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^

それに長文問題で、瞬時にパッと解くことは心理面で不安でしょうがなくなります。

こういう検証作業を自分で十分に行った結果、いつしか『Part-5を恐ろしく早く解いてPart-7に残った時間を投資する』という戦略になっていきました。

※ちなみに、Part-6はあまり統計が取れていなく、Part-6で問題を落とすことで満点を取れないのも微妙だな、と思い、ここはある程度時間をかけています。1セット、早くて6分、時間をかけて8分程度なので、これは通常レベルのスピード(?)かもしれません。

問題は、Part-5のそれぞれの設問について、

・これは文法問題で、これが問われていてこれが正解。

・これは語彙問題で、意味を取っていくと~となるので、これが正解。

 もしくはコロケーション(語の組み合わせ)でこれしか入らない

こうした知識が備わっていないと、早く解くということが出来ないんですね。

あてずっぽうで、「これかな?」と思っても解けません。

どこか、記憶の片隅で、

『あ、このタイプの問題解いたな、これは〇〇の問題かな?』

『これは△△を問う問題かな、待てよ、ヒッカケで■■の視点もあるな。』

こういう思考が常にあることを前提にしないとスピードを上げて正答率は正解しません。

正解を導くプロセスがそもそも備わっていない場合、スピードを上げても意味がないからです。

おそらく基準を設けるのであれば、TEX加藤先生の「出る1,000」や公式問題集のPart-5を1問30秒以内で確実に全問解ける、というレベルくらいのインプットが必要でしょう。もう少しいうと、数千~10,000問くらいのインプットがあれば、その引き出しを早くする作業がこのチェスの『5秒ルール』かと思います。チェスといっても素人レベルからプロレベルまであるので、プロレベルとは言いませんが、「少し玄人レベル寄り」までは情報量があるといいでしょう。

私が「上級者向けの作戦」といったのは上記の理由のとおりです。上級者といっても『時間をかけたほうが私の場合は、正答率が上がるし、リーディングは満点取れます』という方もきっといると思います。ですので、この作戦は万人向けではありません。

ただ、品詞問題を見分ける、とか30問全問とは言いませんが、うち何問かはこの5秒ルールを適用すれば時間が少しでも節約できる、それによりPart-7に時間をかけられるようになるかも、という場合は、初中級者でもある程度対応可能かもしれません。

もし、むむ、ちょっと試してみようかな、と思ったら参考にしていただければと思います。

それではステキな日曜日をお過ごしください。

Tommy

はやい

今日はTOEICというより、ちょっと違ったハナシです。

今日1日、パソコンに向かっていろいろな計算をしているうちにあっという間に夕方になってしまいました。

うーん、早いな。

早い、といえば、今日はずっとBloombergを視聴しながら作業していたのですが、マーケットや経済情報を伝える内容は結構速くて勉強になります。

一方で速いので、理解するのも大変です。

専門用語なんかはすべてを知っているわけではないので完璧に理解はしていませんが、

だいたいのことはわかります。

思えば、

今から8,9年前はカナダやアメリカで仕事をしていましたが、日本人にあまり囲まれないで仕事をしていたのはとてもいい機会に恵まれたと思っています。

とにかくみんな英語が速くてうまい(笑)。

当たり前ですが。

最初に配属された際は、本当にやっていけるか、と思うほど

『これはヤバイなあ』

そう感じました。

アジア人同士の英語なら速度や平易な言い回しで理解しやすかったのですが、やはりネイティブのトップスピードでの会話はついていけませんでした。おそらく今でもすべてを理解は出来ない自信はあります。

日本にいるからこそ、我々にわかるスピードで話してくれたんだな、と改めてわかりました。

ほんのちょっと気を抜くと、ハナシについていけないことがわかりました。

ああ、今日も会話の半分くらいしかついていけなかったなあ・・・。

そうショックを受けることも多かったのを覚えています。

ただ、3か月~半年ほどいるとその環境に慣れるんですよね。

会話の中で、どの部分が自分がかかわって、どの部分がジョークで、ここはあまり集中しなくてもいいな、という自分なりのペースがわかってきて、仕事や生活のペースがつかめていったのを覚えています。

現地で出来た邦人のお知り合いの方に言われたのは、

『ネイティブの英語を完璧に理解できるわけないじゃん、だってさ、世界で一番使われている英語はブロークンイングリッシュだっていうし、そんなに英語を気にしていたら海外で生活していけないと思うよ』

なるほどな、と思いました。

一方で、その時に使えていたカナダ人上司からは、

『ビジネスで重要な場面では、ちょっとしたニュアンスを理解したり、誤解されないような発音で話すことは大事なんだよ』

そう言われたのも印象的でした。

どちらも重要な視点だし、こうあるべき、というよりは、その状況で何がベストか考えよう、と思うようになりました。この思考はTOEICで全て解けないな、と思ったときに起こすアクションと同じ発想です。おそらく。

ただ、自分でこれは間違いないなあ、と思ったのはものすごいベーシックですが、「毎日英語に触れる」「わからなくてもポジティブに考える」ということです。

当然のことながら、現地にいたときに英語に触れない、という日はありませんでしたが、

最後に仕えたブラジル人の上司からは、

『もし日本に戻ったら、毎日英語に触れておくんだよ。英語を使っていないと、”lose your English skill”になるよ。あなたは英語をよく理解してくれるし、ストレスない英語を話してくれるので、毎日触れていれば、そのスキルはきっと維持できるよ。そうすることでまた海外で働くチャンスは巡ってくるよ。』

そう言われたのもあるため、必ず英語に触れるようにしています。

・TOEICに関しては、ベーシックなスキルを維持する、あるいは書籍やセミナーという形で発信していくために毎日触れる必要や価値は大いにあります。そもそも英語に触れる機会を与えてくれたとても重要なツールです。

・それに加えて、自分で何かプラスアルファで触れる。今であれば、テレビ番組を海外の放送にしておき、そこで情報を得る、海外の知り合いにメールやチャットでコミュニケーションを取る、といったことは自然とやれています。

加えて、「わからなくてもポジティブに考える」というのは、知ったかぶりせず、常にそれ何?と聞きながら会話に入っていくことを心がけました。

会話が速すぎて入っていけない時は、聞こえてきた表現をもとに、「こういうことを言っていたんだよね?(=My understanding is you mean…., right?)」ととにかく黙らず、話しかけました。というのも日本人は多くの場合、グッドリスナーだね(=聞き手に回って話さないから何考えているかわからない)と言われる機会が多く、カナダでもアメリカでもそれは言われていたため、黙っているとそう思われるんだな、ということは強く印象に残りました。それ以来、わかっていてもわからなくても、意思表示を会話でもジェスチャーでもいいのでとにかくレスポンスを行うようにしました。その結果、仕事にも入っていけるし、仕事も相談・依頼される機会も増えました。ただ、現地のテレビドラマはあまり見なかったので、その話題になった時はさすがについていけませんでした。

いずれにしてもいい思い出です。

コロナ禍が落ち着いたらまた海外にいってみたいですね。

そのためにも今はしっかりステイホーム、充電、いやまずは今年の書籍を完成させるべく頑張ります。

それでは、Enjoy the rest of the great weekend!

Tommy

2つのセミナー

昨日から2つのミニセミナーを講師として週1回ずつ行うことになりました。

※特に公募しているものではありません。

TOEICでも英語でもなく、自己啓発系のセミナーなんですが、事前に指定テキストを自分でも読み込んだり、問題と模範解答を作ったりしてそれなりに充実しています。

充実:いい意味でやりがいがあり、大変。

TOEICにかかわらずセミナーで心がけているのは、

今回のセミナーのターゲットとレベルをある程度把握し、

それに見合ったテキスト選定を行い、

自分でそのテキストを使い込んで教えるポイントを明らかにして、

当日はテキストを視なくても説明をしっかり出来ること。

こんなことです。

当然のことながら、自分で学習するわけではなく、すでに知っていることを『教える』ことになりますので、補足で説明しておきたいことはとにかく調べまくり、かつ自分がその分野に関して成功した、失敗した体験談を盛り込み、これはここで披露すれば効果的かな、と思ったりしながら進めています。

結果的にかなりの時間を費やすことになりますが、参加してくれた方が「満足したよ」と言ってくれる、その一言が聞ければOKなので私自身はそれに向けて頑張る、こういう図式です。

おそらくTOEICの学習と一緒ですが、

・まずゴールを明確にする

・準備期間として、いつまでに何をするか決める

・当日力を発揮できるように仕込んでおくべきものは整理しておく

・当日の体調管理を入念に行う

こんなことを考えながら、進めます。

TOEIC学習を行って分かったことですが、こういったサイクルを自分でこなしやすくなったので、タスクを行う際に最短で成果を上げられるようになったことは自分にとってうれしい副産物でした。もっともTOEICの場合は、2年で900点、そこから3年で990点、と900点から990点にいくまで3年くらい経過してしまい、絶対に越えられないんじゃないか、と思うくらい絶望しかけた時もありましたが、今振り返ってみると、「それほど高いカベだった」のだと思います。

高いカベほど、失敗して、そこから学んで、こうしよう、と決めて取り組んで立ち向かって、そしてまた失敗して、這い上がって、と繰り返しましたが、やることのサイクルは非常に効率よく回っていたぶん、あとは自分のモチベーションが切れないか、という自分自身との闘いみたいなものでした。そういう思いがあったからこそ、満点が取れた時の喜びは格別だった、

というか厳密にいうとちょっとホッとした感がありました。

ともかく、一緒についてきてくれる生徒さんをしっかりいいレベルに上がるまでしっかりとインストラクションしてきたいと思います。

まだまだ緊急事態宣言も続きそうですね。

早くこの時期が終了することを心待ちにしながら今日もがんばりましょう!

Tommy

慣れ

今日で実質GW終了、という方は多いのでしょうか?

この期間でコロナが少しでも収束してくれるとよいですね。

今週は平日があと2日しかないので、質問コーナーは来週に回すこととします。

ということでテーマをクセ、と書いたのですが、

自宅にはテレビがあるものの、基本地上波を見ることはなく、海外の放送を視聴する事にしています。

理由はいくつかあるのですが、

・好きなテレビ番組がない

・英語の勉強になる

・世界の情報を早めに得る

この3つが理由として挙げられます。

特に私の場合は3時起床、場合によっては1時起床ということもあり、

いろいろと早朝にやる作業があるのですが、

その時間帯に海外の番組を見ていると、

急にアメリカ大統領が緊急会見を行う、とかそういうbreaking newsが入ってきたりして、

関心がそちらにいくこともあり、正直楽しいです。

個人的には政治・経済を扱っている内容がスキです。

こういう番組は最初は視ていると飽きる、というか英語のシャワーで、もうダメだ、字幕ないし。となってしまうかもしれませんが、

ある程度見てくると慣れてきます。

ある程度、というのがカギです。

ただ、こうして慣れてくるのはTOEICでしっかりリスニング力を磨いたことがベースになっています。もうひとつ言うと、海外生活経験もあるかもしれません。10年前に同じ番組を視聴した時は少しキツかったこともありますし。

ただ、テレビとは視慣れている番組を点けていることでこの時間帯はこのコーナー、と

カラダも染みついてくるので、海外の番組、出来ればライヴ番組を視ることはいろんな意味で役立つと思います。

さて、GWも終了し、気力、体力は充電できましたでしょうか?

それでは今日も頑張っていきましょう!

Tommy