初めての受験は何から着手すべきか?⑤(終わり)

昨日の続きです。

・目標と目的を定めました。

 (いつまでも〇〇点取って何をするか)

・必要な書籍も揃えました。

(初めての本+語彙・文法本+公式問題集)

あとは、学習するだけですね。

じゃ、しっかり、ガッツリ、1日5時間やりましょう。

それでは、Have a nice day!

と、バリバリ勉強できれば苦労はしないですよね。

正直いきなりその領域に行くには難しいです。

第一、これまでそんなに学習をしてこなかったか、やり始めたとしても続かなくてやり直しの位置にいるはず、なんです。

『目的と目標』

『必要な書籍』

この2つはどちらかというとまずはカタチです。

あとは実際に学習しようと思う気持ち、実際に学習するアクション、つまりあなたの意欲。

これです。

これが一番難しい。

なぜか?

これまで学習をやってこなかった方がいきなりやるというのは相当なハードルです。

おそらくここを乗り越えると、当面はうまくいくはずです。

ここからは私の経験談ですが、

実は私自身も一度TOEIC学習を志して挫折しています。

本格的に学習する1年前のハナシですが、

通信教育で470点コースというものを3万、いや5万円くらいかけて購入しました。

どうせやると決めたからには、それなりの投資を自分にしようと思ったからです。

添削問題もあり、提出期限があるタイプにしたのですが、

仕事が忙しく、

・明日やろう

・来週やろう

・来月やろう

・秋からやろう

・来年からやろう

結局のその教材は1ページも開くことなく終了しました。

金額を多分にかければ学習するだろう、ということではないんです。

結局は本人の意欲が学習の推進力になるはずです。

じゃあ、私はどうやったか?

1日5分から始めました。

え?1日5分って、ありえなくないですか?

そういう声が聞こえてくるかと思いますが、

まずは1日1つの単語。

そこから、

・単語を2つくらい。

・今日は文法の用法を1つ、

・今日は昨日の復習。よしこれで3個単語を覚えた。

こんな感じで少ーーーしずる量を増やしていったんですね。

当時、もう今から15年前になりますが、1日5分なら朝起きて、帰ってきてから等、5分だけならどこでもできるな、ということで続いたんです。

足りない、そんなんで大丈夫か?

そういう声が聞こえそうですが、当時の私は、

「まず続ける」

「1日も休まない」

これを徹底することにしました。

自分の脳内や体内にとにかく英語学習する、毎日続ける、これをやり、自分に変化が出るまではこれをやりました。

そうだなあ、1週間くらい経過した週末に、

『うーん、これだと学んだことが消化不良になるので1日30分にしてみようか』

そんな感じで少しだけ増やしてみよう、でも30分だと5分の6倍だから15分にしようかな、と

無理のない範囲で増やしていきました。

結局そこから、

15分→30分→45分→1時間→2時間、と

平日には2時間ほど取れるようになっていくのですが、

勢いづいたころには少しずつTOEICの学習が楽しくなっていることに気付いて、

いつの間にか、

早くレベルアップしたいな。

そう思ったのが学習意欲の向上やモチベーション維持につながったと思います。

今では、通信教育も教材を作る側になりました。

(やらなかった通信教育教材には本当に申し訳ないことしたな、と今でも思っています)

結局何かをそろえても、最後に学習する、しようとする、継続するのは自分の意志です。

その意思は「もともとなかったもの」ですからそこを動かすのはものすごい力が要ると思いますし(従来の自分の行動を変えるわけですから)、

一方で、それを乗り切ってハマる状態が出来れば、そこから飛躍していく素地が出来た、と思ってください。

それでは今週のまとめです。

初めての受験では、何から着手すればいいかというと、

・目的(何をしたいか)と目標(そのためにいつまでに何点取りたいか)を定める

・3種類の書籍(初めて系+語彙・文法本+公式問題集)をそろえる

・毎日数分レベルからでもいいので、コツコツ続けて学習してみる。

 一度学習したらやめない。

千里の道も一歩から。

まずは少しずつでもよいので行動を起こしていきましょう。

それでは週末には公開テストがありますね。

いろいろとコロナ禍の状況で大変ですが受験されるみなさん、頑張りましょう。

そして、受験されない方も充実した学習ができますように!

それでは、来週はまた異なるトピックを挙げていきます。

Have a great weekend!

Tommy

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