先日、亡くなった野村克也さんの野球教室動画がたまたまポップアップされてきたので視聴したところ、ついつい没頭してしまいました。
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キャッチャーの配球の仕方、と題するもので、
どうやって打者を打ち取るか、というキャッチャーの考え方を中心、投手・打者の観点で配球を組み立てていく、という内容でした。
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特に、外角低め、内角高め、コントロールを使ったギリギリのところ
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これをカウントに応じて配球を決める、というのは相当タメになりました。
※私はキャッチャーではありませんが、観戦するうえでも参考になりました。
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なるほど、こうやって打者を打ち取るのか・・・。
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これはとても勉強になりました。
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全然ジャンルは異なるのですが、
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TOEICではテスト作成者と受験者の戦い、という構図が成り立ちます。
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片や、『この問題は受験者全員に解いてほしい』『この問題は中級者以下は間違ってほしい』
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こういう観点により、特定の問題についてヒッカケがあったり、難解な文法をそれとなく入れていく。
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こうすることで、人知れず正解と思ってマークしたものが不正解となり、悩みに悩んで正解しようとしたところ、それでも不正解となり、一定のスコアを作り上げる、ということになります。※推測です。
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先日の公開テストで、Do you mind…?に対する問題で、肯定文脈でYesが正解になるものがありました。
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通常は、Do you mind(~したら気になりますか?)?
→ Yes 気になりますのでやめてほしいです → 否定
→ No 気になりませんので大丈夫ですよ → 肯定
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こういう関係が成り立つはずですし、たいていのTOEICの本にもこう書いてあります。
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ところが今回はズラしてきた。
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ある一定の文脈では正解となりえることもありますが、今回はそれが????となり、多くの受験者、とりわけ満点レベルの高得点者を悩ませたことになります。
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おそらくですが、今まではTOEICというジャンルについて、一定レベルの語彙や文法を入れて、この範囲であればこの程度の問題を作成すれば、だいたいこのスコアにおさまる、という定説が、世の中に攻略本が出てきたために、『相当難しくするとジャンルや語彙レベルが一定線を越えてしまうため、ルールの範囲で少しズラしてみよう』という心理がテスト作成者に働いたのではないかと思います。
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こうしたことはよくあることで、昔あるTOEIC攻略本に、
『仮定法過去の文法は基本出ない』ということが書かれ、定着したところ突然出現し、
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『put on』は動作を表す表現で、基本Part-1には出題されない、という考えが定着してしばらくしてから、突然put onが正解の選択肢になっていた、というケースがあります。
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つまり、作成者は、学習者が当然攻略してくるであろう、それであれば一定レベルは攻略される範囲でしっかり出題して日頃の学習効果を称え、残りのレベルは微妙にズラして得点を取られないようにしよう、と考えるはずです。
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おそらくそういった問題もいつかは攻略されるかもしれませんが、こういう微妙なズラしをしながらも一定のクオリティを保てる試験というのはなかなかないのでは、と思います。
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Tommy