「Part-2 でる600問」補足解説 20240318

毎週月-金は拙著の補足解説をしております。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

お持ちでない方はご用意いただけますとより分かりやすいかと思います。

よろしくお願いします。

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本日の補足解説:別紙応答問題628問ランダムチャレンジ96問目(21ページ)です。

補足解説を読む前に以下の準備をお願いします。

■一度問題を解いて解説を読んでおいてください。

■音声ダウンロードは本書9ページに従ってください。

■スクリプト・解説自体は本書に掲載されておりますのでそちらをご覧ください。

※別紙に本紙の問題番号の参照がありますので、ご参照ください。

準備はよいですか?

それではいきます。

【補足解説】

1.音で気づくポイント

■今回は”You want….”と、通常の文(平叙文)のような切り出しで、最後にdon’t you?と付加疑問文になっています。

ですので、ちょっとあれ?となりそうですが、最初の冒頭でYou want=あなたは~したい、ほしいという表現、つまり相手の事がわかるわけないのにこういう表現を使う、ということは必然的に『あ、付加疑問くるな』と思って切り出しYou want=Do you wantかな、と思って聞くとよいでしょう。

(A)send_it_byのひとカタマリを音で押さえておきましょう。

(B)confidentialとconfidentの音ヒッカケに注意しておきましょう。

 

 

2.シーンのイメージ

ここは本書でまったく取り上げていませんでしたが、ここを想像力強く考えると、Part-2が990倍面白くなります。

【作問した際のイメージ】

A. 『よし、先日の対抗馬のプレゼンしょぼくてよかったな』

B. 『まあ、こちらの年の功というヤツで・・・』

A. 『それはそうと先方との秘密保持契約があるな』

B. 『ああ、そうだな』

A. 『ちょっと法務関係にやり方聞かないとね』

B. 『あれ?前に同じようなこと違う会社とやっていなかったっけ?』

A. 『そうなんだよ。さっき開発部のCがもらってきたらしい。XXXXX?』

B. 『YYYY。来週の火曜日までドラフト仕上げて稟議かけないとな』

A. 『おお、ビジネスライク!、というかビジネスだけどな。』

B. 『いろんな関係者が絡むから早めにね』

A. 『先方の会社とも調整つけないといけないんだろ?』

B. 『ああ、特にお互いの特許関係な』

さて、最後のAとBさんが会話を繰り広げたと思ってもう1回聴いてみてください。

3.ロジカルチェック

・この問題は…You want …. don’t you?で、あることをしてほしいかどうかを尋ねる付加疑問です。つまりあることをYes/Noで尋ねる疑問文です。ですので、『ほしいかどうか』について直接答えるか、間接的なものを選ぶ必要があります。

※ちなみに文法用法でwant+O+過去分詞で、『Oをからの状態にしてほしい』という意味になっています。Part-2の瞬発力求める問題でこの文法を認識しなくても解けますが、ロジカルの部分では理解しておきましょう。

 

選択肢を見ていきましょう。

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・(A)が正解です。it=this confidential agreement copied(秘密保持契約をコピーすること)を指しますので、それを期限付きで求めていることは文意に合います。

  

・(B)は不正解です。ミルクは関係ないですね。コピーをコーヒーと間違えない限り、これを正解の候補とは思わないと思います。

・(C)も不正解です。メンバーに対して自信があることと質問は関係ありません。これは音トラップです。

 

ロジカルチェックは、本番では数秒以内に脳内で処理しないと、次の問題に移り、パニックを引き起こしますので、素早く処理するトレーニングも怠らないようにしましょう。もし迷いすぎるようであれば、適当にマークして次に集中!です。

聞き取れるのに、選べない、というのは、ロジカル判定を時間内にできない、ということがあります。ですので、聞き取れる練習をいくらしても、文脈を理解できないと正解できない、ということにもつながりますので、『不正解はなぜ不正解か』『正解はどうして正解になるか』をふだんの学習の時から、しっかり考え、その考えを本番で引き出せるように磨いておきましょう。

  

4.復習しましょう。

・上記を読んで、再度問題を解いてみましょう。

 2人のやりとりがより親近感がわくはずです。

 (ただし、必要以上の詮索をしてはいけません。

  TOEICの世界から戻ってこれなくなります)

・もう一度音を聞いて、自分でも音読してみましょう。

 Listen & Repeat(音を聴いて繰り返してみるとよいです)

・出来ればロールプレイを

 正解の選択肢を使って、片方になりきって話してみましょう。

 そうすると、今回の疑問文が自分のモノになり、話したいときに話せるようになります。

・最後にシーンを思い浮かべて

 実際に会話する時には、会話をするための背景がありますよね。

 それを意識すれば、アウトプットしやすくなるはずです。

5.次回の問題

別紙応答問題628問ランダムチャレンジ97問目(22ページ)を扱います。事前の予習をお願いします。

(問題を解いて解説を読んでおいてください)

いかがでしたか?

参考になればツイッター等で反応、もしくはコメントを頂けますと励みになります。

それでは、今週も頑張っていきましょう!

Happy Monday!

Tommy

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