雑感:難模試本との付き合い方

先日、メディアビーコンさんに献本いただきました。

TOEIC L&R TEST 990点獲得 全パート難問模試 [音声DL付] | メディアビーコン |本 | 通販 | Amazon

※今度はクマかよ・・・

デザインからしてずいぶん強敵感ありますね。

いやあ、すごい。

確かに難問ぞろいで、中途半端に手を出すと火傷しそうです。

こういった難問本に関しては、あまり実力を伴わないで向き合うと、正直、

・難しい単語が多すぎ

・なぜ正解になるのかわからない

・なぜ不正解になるのかわからない

・パラフレーズが遠すぎてよくわからない

となり、そのような問題ばかり詰まっているので、だんだんとやりたくなくなる、もしくは『自分には英語は向いていないのでは?』となってしまいがちです。

ですが、正しく向き合うことで、確かに成長させてくれる本ですので、その点を理解して臨みましょう。

1.難しい模試である、と認識すること。

難しい模試=基本全てが難しい模試です。つまり、通常の公開テストは、易しい問題、中級者にも解いてほしい問題、上級者、最上級者じゃないと解いてほしくない問題、というように分類があります。仮に最上級者解けない、もしくは選択肢が分かれ、初級者が適当にマークして正答する割合が多いものは、悪問として採点対象外になります。そう考えると、難しい模試=既定の時間にとけなくても別によい、と思って少し時間をかけても挑戦してみるくらいのスタンスで臨みましょう。

※とはいえ、真の実力者は既定の時間をしっかり解いて臨むことでどの程度実力があるか、はわかると思います。ここでいう真の実力者=うーん980-990点をコンスタントに取れる人(スカウター値で、980-1050くらいのスコアの方)、といいたいところですが、975点以上としておきます。

2.一気に全部やらなくても、部分的に解いてみる。

一気に全部模試1セット解いたとき、手ごたえのなさから採点すらしたくなくなるかもしれません。そのモチベーションが下がることを考えると、『どうせ難しい模試だからある設問セットを1つやる』『パート5だけ1セットだけやる』というように小刻みにやるという方法もあります。そのほうが、わからない、悩んだ個別の印象が付きやすく、復習の際に解答イメージがわきやすくなります。大事なのは、問題をやることではなく、問題と向き合って、間違えた、考えがあいまいなところを解説や自分で調べてわかるようにしてレベルアップし、似たような問題が本番で出たときに自力で解答できる力を養うことです。加えて、継続して学習しようという心理的安全性です。決してやることだけを目的としないでください。やることだけを目的とすると、スコアが上がらなくなってしまう可能性が高いです。

3.復習を入念に

間違った問題は、おそらく①ヒッカケにあった、②読み落とし、聞き落しがあった(=文法上の意味が取れない、ある部分だけ聞けない、違う意味や音で捉えていた)、③そもそも単語がわからない④解答の根拠を見つけられず時間切れ、といった理由が伴います。もしくはたまたま正解になった問題もそのタイプに分類されるでしょう。

そのような問題を自分なりに分類し、どうしたら次に正解できるか、ということを考えながら、解説を読み、辞書を引き、トライしてみてください。

4.入念な復習の後は全問正解を目指す。

入念に復習すれば、次に解くときは全問正解しているはずです。そうじゃなければ入念な復習とは言えません。『もうこれでよい』復習ではなく、『よし、自分でこれは完璧だ』と思ったら既定の時間を測定して、全問正解が確実に出来るレベルを目指しましょう。そうすれば、あなたの実力は仙豆を食べた修行僧のように、相当なものとなるでしょう。

5.とはいえ、楽しんで

とはいえ、最近はSNSも普及していますし、同じ本を持った同志もいます。そう言ったメンバーとバーチャルながら切磋琢磨してレベルアップするのは大きな力となるはずです。メディアビーコンさんのツイッターアカウントはつぶやくと必ず何か返してくれる(はず)なので、そういう著者・出版社に近い方との交流もよいかもしれませんね。

ということで、これまで記載したのはあくまでの私の主観100%ですので、参考程度にしていただき、充実した英語学習を送っていただければと思います。

それでは・・・Have a great weekend!

Tommy

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