「Part-2 でる600問」補足解説 20210831

2021年6月より月-金は拙著の補足解説をしています。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

お持ちでない方はご用意いただけますとより分かりやすいかと思います。

よろしくお願いします。

^

^

^

本日の補足解説:別紙応答問題628問ランダムチャレンジ65問目(別冊18ページ)です。

補足解説を読む前に以下の準備をお願いします。

■一度問題を解いて解説を読んでおいてください。

■音声ダウンロードは本書9ページに従ってください。

■スクリプト・解説自体は本書に掲載されておりますのでそちらをご覧ください。

※別紙に本紙の問題番号の参照がありますので、ご参照ください。

準備はよいですか?

それではいきます。

【補足解説】

1.音で気づくポイント

■今回はWho ….で、人を人物、そして『誰が?』という主語を問うWH疑問文です。

Whoの後に動詞の過去形、目的語が来ているので、主格を問うな、というのは判断しやすいでしょう。文後半の前置詞句”at the”はつながって聞こえますので、たくさん聞いて慣れましょう。

(B)being conductedと受け身の進行形になっています。

(C)Send_it_toと音がつながっていますので、この点注意です。

 

 

2.シーンのイメージ

ここは本書でまったく取り上げていませんでしたが、ここを想像力強く考えると、Part-2が990倍面白くなります。

【作問した際のイメージ】

A. 『もう8月も終わりだな』

B. 『そうね。』

A. 『あれ、XX様向けの清掃契約今月で切れるのでは?』

B. 『あれ、更新決まったんじゃなかったっけ?』

A. 『おい、ちょっと待てよ、それ契約更新できていなければ結構マズくない。』

B. 『確かに。収入も入ってこなくなるね。』

A. 『XXXXXXXXXX?』

B. 『YYYYYYYY? 最新契約書のファイル見てみたら』

A. 『・・・・あった!』

B. 『あるじゃん!』

A. 『しかも担当者オレだったっていう・・・』

B. 『1人芝居かい!』

さて、最後のAとBが会話を繰り広げたと思ってもう1回聴いてみてください。

3.ロジカルチェック

・この問題は…Who negotiatedで『誰が契約交渉したか』を問うWH疑問文です。『誰が』ですから人物や役職名とか人物に焦点を当てたのが通常直接応答としてきます。人物にターゲットを当てない場合は、わからない、とか他へ誘導するとか、ひょっとしたら目的語を起点にして応答など、いろいろな間接応答があります。

選択肢を見ていきましょう。

 ^

・(A)が正解です。一見正解に聞こえないっぽいんですが、否定疑問文で『それはまだ行われていないの(=まだ行われているの?)』と、誰かの手によって行われていて、あたかも契約終了できていないのでは、いないからこそそんな質問が来るのでは?とちょっと心配しているように思える応答で返しています。WHの疑問文返しですが、これは代名詞のitが何を指しているか、という点と多少文脈を理解していないと正解だと結びつけにくい少し難しい問題です。

・(B)は不正解です。ある研究が行われてようとしていることと、契約交渉との関連性が見えません。

・(C)も不正解です。受信者にit(契約(書))を送付するように言っていますが、契約が締結したかどうか、を尋ねている段階でこの応答は、少しヘンですね。

今回の質問でのポイントは、WHのWhoで『人物に関する応答ではなく、目的語(the contract)』にターゲットが当たっていたことです。レベルが上がってくると、こういう視点で問われても正解できる力が問われます。このあたりは、音を拾うだけではなく、拾った音を意味で、かつ論理的に判断していく必要があります。

ロジカルチェックは、本番では数秒以内に脳内で処理しないと、次の問題に移り、パニックを引き起こしますので、素早く処理するトレーニングも怠らないようにしましょう。もし迷いすぎるようであれば、適当にマークして次に集中!です。

聞き取れるのに、選べない、というのは、ロジカル判定を時間内にできない、ということがあります。ですので、聞き取れる練習をいくらしても、文脈を理解できないと正解できない、ということにもつながりますので、『不正解はなぜ不正解か』『正解はどうして正解になるか』をふだんの学習の時から、しっかり考え、その考えを本番で引き出せるように磨いておきましょう。

4.復習しましょう。

・上記を読んで、再度問題を解いてみましょう。

 やりとりがより親近感がわくはずです。

 (ただし、必要以上の詮索をしてはいけません。

  TOEICの世界から戻ってこれなくなります)

・もう一度音を聞いて、自分でも音読してみましょう。

 Listen & Repeat(音を聴いて繰り返してみるとよいです)

・出来ればロールプレイを

 正解の選択肢を使って、片方になりきって話してみましょう。

 そうすると、今回の疑問文が自分のモノになり、話したいときに話せるようになります。

・最後にシーンを思い浮かべて

 実際に会話する時には、会話をするための背景がありますよね。

 それを意識すれば、アウトプットしやすくなるはずです。

5.次回の問題

別紙応答問題628問ランダムチャレンジ66問目(18ページ)を扱います。

事前の予習をお願いします。

(問題を解いて解説を読んでおいてください)

いかがでしたか?

参考になればツイッター等で反応、もしくはコメントを頂けますと励みになります。

平日Part2シリーズは当面継続していきますので、是非苦手克服や強みのブラッシュアップにお役立てください。

それでは、

Have a nice day!

Tommy

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です