雑感:集中しない環境

明日はTOEIC®L&R公開テストですね。受験される皆さん、頑張りましょう。

今朝方、Part-7のある問題集を調べものがてら解いていたのですが、

さーっと4,5題、問題数にして16問解いて1問、間違えました。

『あ!』と思ってそこだけよく見返してみたところ、『あ、なるほどな』ということはすぐにわかったのですが、

正直言って、『ながら解き』で集中できていなかったのが要因です。

傍らでBloombergを視聴し、

パソコン2画面である情報を閲覧し、

今日の予定を組み立てる・・・。

そんな傍ら片手間で問題を解いていては集中もヘッタクレもありません。

それは間違うはずです。

集中しなきゃだめじゃん!何やってるの!

そういう声が聞こえそうですが、それはもっともです。

一方で、『集中できない環境で、どのような問題を、なぜ間違うか』という状況を作り出すには、この方法がよいのです。

集中できないときに、

・どういう表現をどの文脈で見逃したか、

・選択肢の照合時にどんなことを考えたのか、

・部分的に読み落としたのか、

・読み落としたのであれば、その語の持つ意味をあまり重要視していなかったのか、

等、その後に研究するテーマが増えます。それを著作のテスティングポイントとして考えることも出来ます。

今日も、あ、こういう構成にすれば意味を取り間違うかも、こういう選択肢の作り方は参考になる、など収穫がたくさんありました。

実際の本番もそうですよ。

Part-7で時間とにらめっこして、

ペース通り行っているなあ、いやもう少し早く進めないと・・・、

そう考えると、自然と読むスピードが速くなっていつの間にか読んでいて、ある意味や表現を見落とす、意味をとらえ違える、照合の判断を誤る、ということが生じます。

そういうクセをつかんで修正するには、早く読む、集中できない環境を『敢えて作る』ということを意識して、間違えたプロセスをよく考えれば、自分の苦手ポイントがわかります。そこが克服ポイントだとわかれば、その点に意識を置くことで改善に向けた対応が出来ると思います。

今回は特にリーディングスコアが450~480点くらいで悩んでいる人には、是非試してほしい方法です。このレベルまで来ると、自分の弱点はどこか、というと難解な表現や語彙に力点を置く方が多いですが、基本的な語の理解の部分とかその点をいかに『丁寧に』解くか、が重要です。今回の方法も『1つのやり方』ですが、結果的に自分の弱点がわかることを目的に、何かアクションを起こすことは、特に上級者レベルのスコアからさらにその先に行くために重要なことかと思います。

それでは、よい週末をお過ごしください。

Have a great weekend!

Tommy

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