「Part-2 でる600問」補足解説 20210818

2021年6月より月-金は拙著の補足解説をしています。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

お持ちでない方はご用意いただけますとより分かりやすいかと思います。

よろしくお願いします。

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本日の補足解説:別紙応答問題628問ランダムチャレンジ56問目(別冊16ページ)です。

補足解説を読む前に以下の準備をお願いします。

■一度問題を解いて解説を読んでおいてください。

■音声ダウンロードは本書9ページに従ってください。

■スクリプト・解説自体は本書に掲載されておりますのでそちらをご覧ください。

※別紙に本紙の問題番号の参照がありますので、ご参照ください。

準備はよいですか?

それではいきます。

【補足解説】

1.音で気づくポイント

■最初の3語(Would you+動詞)で、依頼表現だと判断します。Would you + 語尾がpleaseと非常に丁寧な表現ですので、お客様に接するような表現ですね。

fill_out, と繋がって聞こえるような音や、booking formの”g”がやや脱落して聞こえる箇所にも注目です。

(A)did_itのつながり

(B)out_ofの音、bookingとbookの音トラップ

(C)format_theで”t”が1つ脱落しているよう音トラップに注意しましょう。またformat➡form atと捉えると別の意味になってしまいますので気を付けましょう。

これらもチェックしておきましょう。

 

 

2.シーンのイメージ

ここは本書でまったく取り上げていませんでしたが、ここを想像力強く考えると、Part-2が990倍面白くなります。

【作問した際のイメージ】

A. 『いらっしゃいませ!』

B. 『すみません、昨日発売になった『ハマザキ合格一直線!』はありますか?』

A. 『あ、それですね。スミマセン。秒で売れてしまいました。』

B. 『エ!マジすか?』

A. 『ハマザキ先生の本は超絶大人気なんですよ!』

B. 『次回の試験に間に合わせたかったのに・・・。なんとかなりませんかね?』

A. 『お取り寄せできますよ。XXXXXXXXXX』

B. 『あ、YYYYYYYY. スマホでも出来るんですね。』

A. 『そうなんですよ。あ、はい、こちらもシステムでも入力を確認しました。』

B. 『よかった!最短でいつくらいに入荷しますかね?』

A. 『今週末には入ると思います。売れている本は回転が早いですから。』

B. 『日曜日のテストに間に合うといいなあ。』

さて、最後のAとBが会話を繰り広げたと思ってもう1回聴いてみてください。

3.ロジカルチェック

・この問題は…, Would you fill out….で依頼表現となっています。

 してほしいこと、を述べておりますので、それに対して

・承知、承諾する

・断る

・決めかねない

・これら3択の間接応答

こんな感じの返答になります。

選択肢を見ていきましょう。

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・(A)が正解です。ロジックとして、『オンラインでやった』、予約書式への直接の記載はオンラインで済ませたので私には不要、と依頼に対して既に代替え手段で行ったので断る、と伝えている間接応答です。依頼に対して、代替え手段で行ったことを伝えるのはよくある応答で、かつ”I did it online.”は万能型の返答ですので、このロジックを覚えておくとよいでしょう。

・(B)は不正解です。ここのbookは『本』ですが、問われている”booking form”は、予約書式という意味ですので、そもそも本の会話をしているかどうかは、この質問だけでは実はわからないんですね。※シーンでは、わざと本のネタにしていますが、この質問だけ切り取るとその文脈かは図ることが出来ません。bookingとbookの音でヒッカケている問題です。

・(C)も不正解です。『書式を整える』ことが返答の文意に合いません。この”format”は、質問の”form”に音が似ていますね。

ロジカルチェックは、本番では数秒以内に脳内で処理しないと、次の問題に移り、パニックを引き起こしますので、素早く処理するトレーニングも怠らないようにしましょう。もし迷いすぎるようであれば、適当にマークして次に集中!です。

聞き取れるのに、選べない、というのは、ロジカル判定を時間内にできない、ということがあります。ですので、聞き取れる練習をいくらしても、文脈を理解できないと正解できない、ということにもつながりますので、『不正解はなぜ不正解か』『正解はどうして正解になるか』をふだんの学習の時から、しっかり考え、その考えを本番で引き出せるように磨いておきましょう。

4.復習しましょう。

・上記を読んで、再度問題を解いてみましょう。

 やりとりがより親近感がわくはずです。

 (ただし、必要以上の詮索をしてはいけません。

  TOEICの世界から戻ってこれなくなります)

・もう一度音を聞いて、自分でも音読してみましょう。

 Listen & Repeat(音を聴いて繰り返してみるとよいです)

・出来ればロールプレイを

 正解の選択肢を使って、片方になりきって話してみましょう。

 そうすると、今回の疑問文が自分のモノになり、話したいときに話せるようになります。

・最後にシーンを思い浮かべて

 実際に会話する時には、会話をするための背景がありますよね。

 それを意識すれば、アウトプットしやすくなるはずです。

5.次回の問題

別紙応答問題628問ランダムチャレンジ57問目(17ページ)を扱います。

事前の予習をお願いします。

(問題を解いて解説を読んでおいてください)

いかがでしたか?

参考になればツイッター等で反応、もしくはコメントを頂けますと励みになります。

平日Part2シリーズは当面継続していきますので、是非苦手克服や強みのブラッシュアップにお役立てください。

それでは、今週も頑張っていきましょう!

Have a nice day!

Tommy

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