「Part-2 でる600問」補足解説 20210813

2021年6月より月-金は拙著の補足解説をしています。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

お持ちでない方はご用意いただけますとより分かりやすいかと思います。

よろしくお願いします。

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本日の補足解説:別紙応答問題628問ランダムチャレンジ53問目(別冊16ページ)です。

補足解説を読む前に以下の準備をお願いします。

■一度問題を解いて解説を読んでおいてください。

■音声ダウンロードは本書9ページに従ってください。

■スクリプト・解説自体は本書に掲載されておりますのでそちらをご覧ください。

※別紙に本紙の問題番号の参照がありますので、ご参照ください。

準備はよいですか?

それではいきます。

【補足解説】

1.音で気づくポイント

■最初の2語で、Yes/No、あるいは勧誘表現と判断します。

Should we = 『我々は~すべきですか』が直訳ですが、『~しましょう、しませんか』という相手に誘いをかけている、とも取れます。直訳を意識しながらこの語を聞いていけばよいですが、『なんとなく誘っているな』と意識して聞きましょう。

narrow downは、TOEICによく出てくる表現です。『複数いる候補(者)から絞り込む』という意味でよく使われます。求人や発売商品を決める、というシーンで使われますので、この語が来た時には何か決めるんだな、と思ってください。この音に慣れておけばすぐ音➡意味と取ることが出来るでしょう。

■最後の3語でA or Bとなっています。最終的には選択疑問文でしたね。Yes/No疑問文の場合は、最後にA or Bが来ることもありますので、最後までしっかり聴きましょう。

(C)のmake_it_onは、音がつながって聞こえますので、この音に慣れるようにしっかり聴いて自分で発することが出来ることを意識して音読しましょう。

 

 

2.シーンのイメージ

ここは本書でまったく取り上げていませんでしたが、ここを想像力強く考えると、Part-2が990倍面白くなります。

【作問した際のイメージ】

A. 『来年の採用者の最終面接いつだっけ?』

B. 『9月上旬だな』

A. 『あ、もうそんな時期か、早いな。』

B. 『そうだね、意外と早いようで。』

A. 『2次面接が7月下旬に行ったから、そろそろ最終面接の案内ださないとな。』

B. 『そうだな。』

A. 『じゃあ、急ごうか。XXXXXXXXXX?』

B. 『YYYYYYYY. 後者は経験がないからね』

A. 『経験はmandatoryではないのでは ?』

B. 『いや、そうなんだけど、経験があった方が即戦力になるのでは』

A. 『そうか、最後はマネージャーの判断を仰ごう。』

B. 『What will the speakers do next?みたいな展開だな。』

さて、最後のAとBが会話を繰り広げたと思ってもう1回聴いてみてください。

3.ロジカルチェック

・この問題は…, Should weでYes/No疑問文のような展開で、最後にA or Bと選択する形をとっています。

■Yes/No+選択ということですので、

・Yes/Noで返答 ➡ 十分あり得ます。そもそも選択することすらすべきでない、ということもありますので。

・もしくは選択に対する返答

・A, B, どちらもダメが選択に残りそうですね。文脈からして両方もないわけではないですが、理由付けが要りそうですね。

こんな感じの返答になります。

選択肢を見ていきましょう。

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・(A)は不正解です。ロジックとして、絞り込む側が『申し込まなかった』は、ちょっとおかしいです。関連する文脈ですが、応募する側と採用する側を混同してしまうと間違うかもしれませんね。

・(B)は正解です。The former(前者)のほうが都合がよい、つまりA(today)のほうがよい。ということを行っています。※もし後者、と言いたいならThe latterとなります。

・(C)は不正解です。時間通り来れるか?と尋ねていますが、そもそもいつ行うかという日付が決定していない中でこの質問はちょっとおかしいですね。

ロジカルチェックは、本番では数秒以内に脳内で処理しないと、次の問題に移り、パニックを引き起こしますので、素早く処理するトレーニングも怠らないようにしましょう。もし迷いすぎるようであれば、適当にマークして次に集中!です。

聞き取れるのに、選べない、というのは、ロジカル判定を時間内にできない、ということがあります。ですので、聞き取れる練習をいくらしても、文脈を理解できないと正解できない、ということにもつながりますので、『不正解はなぜ不正解か』『正解はどうして正解になるか』をふだんの学習の時から、しっかり考え、その考えを本番で引き出せるように磨いておきましょう。

4.復習しましょう。

・上記を読んで、再度問題を解いてみましょう。

 やりとりがより親近感がわくはずです。

 (ただし、必要以上の詮索をしてはいけません。

  TOEICの世界から戻ってこれなくなります)

・もう一度音を聞いて、自分でも音読してみましょう。

 Listen & Repeat(音を聴いて繰り返してみるとよいです)

・出来ればロールプレイを

 正解の選択肢を使って、片方になりきって話してみましょう。

 そうすると、今回の疑問文が自分のモノになり、話したいときに話せるようになります。

・最後にシーンを思い浮かべて

 実際に会話する時には、会話をするための背景がありますよね。

 それを意識すれば、アウトプットしやすくなるはずです。

5.次回の問題

別紙応答問題628問ランダムチャレンジ54問目(16ページ)を扱います。

事前の予習をお願いします。

(問題を解いて解説を読んでおいてください)

いかがでしたか?

参考になればツイッター等で反応、もしくはコメントを頂けますと励みになります。

平日Part2シリーズは当面継続していきますので、是非苦手克服や強みのブラッシュアップにお役立てください。

それでは、また来週。

Have a nice weekend!

Tommy

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