「Part-2 でる600問」補足解説 20210720

2021年6月より平日は拙著の補足解説をしています。

[音声DL] TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問 | 大里秀介 |本 | 通販 | Amazon

お持ちでない方はご用意いただけますとより分かりやすいかと思います。

よろしくお願いします。

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本日の補足解説:別紙応答問題628問ランダムチャレンジ35問目(別冊14ページ)です。

補足解説を読む前に以下の準備をお願いします。

■一度問題を解いて解説を読んでおいてください。

■音声ダウンロードは本書9ページに従ってください。

■スクリプト・解説自体は本書に掲載されておりますのでそちらをご覧ください。

※別紙に本紙の問題番号の参照がありますので、ご参照ください。

準備はよいですか?

それではいきます。

【補足解説】

1.音で気づくポイント

 ■冒頭2語で『Yes/No』+『否定』疑問文と感じ取りましょう。

  発音からしてここは比較的ハッキリいうのであまり難しくはないですが、慣れないと、

  聞き取れないこともあります。その場合は何度も聞いて自分でも音を口に出してみてくだ

  さい。

  また、provide A to Bが出てきました。このカタチはA(モノ)をB(ヒト・組織)に渡す、という意味で出てきます。今回の質問はやや長いですが、この言い回しを覚えておけば、

『誰かに何か渡さないべきか』という意味になるな、と考えることが出来ます。

■questionnaireは、リスニング、リーディングでも登場する語です。ただ、リスニングで聞こえてすぐ意味にできるかというと慣れないと聞き取れないかもしれません。その場合はここの部分だけ聞いて頭に浮かぶようにしておきましょう。

■(A)needs to be, (B)Not until, は言い回しとしてよく出てきますので、音を聞くというよりこの音が出てきたら意味が瞬時にとれるようにしておくとよいです。

graduation → congratulate, lastの質問と応答選択肢の音トリックもチェックしておきましょう。

 

 

2.シーンのイメージ

ここは本書でまったく取り上げていませんでしたが、ここを想像力強く考えると、Part-2が990倍面白くなります。

【作問した際のイメージ】

A. 『上期は売上さんざんだったな』

B. 『うちは対面商売メインですからね。』

A. 『今頃はもうコロナも落ち着くし、オリンピック準備で盛況!なはずだったんだけどね』

B. 『うまくいかないもんですね』

A. 『でも下期のZOOM個別商談会は、なかなかいいアイデアじゃないか?』

B. 『そうなんですよ、すでに試供品送っておけば現地でプレゼンしなくてもいけますからね。大口注文のお客様には絶対よいと思います。』

A. 『あとは各支店賛同するかだな。XXXXXXXXXX?』

B. 『YYYYYYYYYY. 今はヤバイっすよ。待ちましょう。』

A. 『まだ承認してくれないのかな?』

B. 『新しい稟議システム、ハンコやめてオペレーションが混乱しているようです』

A. 『電子媒体の方が手軽なのになぜなんだ?』

B. 『ログインに手間取ったり、承認画面開くのに時間がかかるようですね。紙の方が簡便だなんて・・・じきに慣れると思うんですけどね。』

さて、最後のAとBが会話を繰り広げたと思ってもう1回聴いてみてください。

3.ロジカルチェック

・この問題は否定疑問文です。Shouldn’t weの形で、~しないほうがいいかな?という意味です。

否定疑問文の場合

Yes → (いや)、やったほうがよい

No→ (そうだね)、やらないほうがよい

日本語ではこうなります。

ロジカル的には難しいところですが、英語はロジカルに忠実ですので、

肯定 → 肯定の形で賛同

否定 → 否定の形で賛同

これが基本となります。この基本が崩れる場合は、使用する動詞を違うものに変える等により、論理性が一貫するようにします。

ただ、こういう考えをPart-2の短時間で情報処理すると大変なので、Yes/No疑問文で判断しても問題ありません。※上記の考えを踏まえて、ですが。

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・(A)は、providerの音ヒッカケですね。なんとなく聞くと正解のようにも聞こえますが、意味が通じません。プロバイダーがなぜ必要か、質問の意図には関係ありません。

・(B)は、これが正解です。これは”Not”が大きな意味を閉めます。

Not → (No, we should) not (provide the questionnaire to all the branches)のカッコが省略された形です。これに”until 以下”を付けると、『役員承認まで配らない方がよい』と、条件を明確にして、否定疑問文としてnotで賛同しているカタチです。

Not untilはTOEICのPart-2でよく用いられます。本番ではこう省略されている、というのはあまり考えなくてもいいですが、自主学習する時はこのような省略があると理解しておけば、本番でも、あ、省略されているな、と考えることが出来ます。

※それと時系列を考えると、not untilは、文脈によってafterに置き換えても考えやすくなります。Whenに対する返答の正解として登場することがありますね。

・(C)はvoterがquestionnaireに対する意味のヒッカケとなります。ただ、まだアンケートは実施しているわけではないので、ちょっと返答として早尚ですよね。

ロジカルチェックは、本番では数秒以内に脳内で処理しないと、次の問題に移り、パニックを引き起こしますので、素早く処理するトレーニングも怠らないようにしましょう。もし迷いすぎるようであれば、適当にマークして次に集中!です。

聞き取れるのに、選べない、というのは、ロジカル判定を時間内にできない、ということがあります。ですので、聞き取れる練習をいくらしても、文脈を理解できないと正解できない、ということにもつながりますので、『不正解はなぜ不正解か』『正解はどうして正解になるか』をふだんの学習の時から、しっかり考え、その考えを本番で引き出せるように磨いておきましょう。

4.復習しましょう。

・上記を読んで、再度問題を解いてみましょう。

 やりとりがより親近感がわくはずです。

 (ただし、必要以上の詮索をしてはいけません。

  TOEICの世界から戻ってこれなくなります)

・もう一度音を聞いて、自分でも音読してみましょう。

 Listen & Repeat(音を聴いて繰り返してみるとよいです)

・出来ればロールプレイを

 正解の選択肢を使って、片方になりきって話してみましょう。

 そうすると、今回の疑問文が自分のモノになり、話したいときに話せるようになります。

・最後にシーンを思い浮かべて

 実際に会話する時には、会話をするための背景がありますよね。

 それを意識すれば、アウトプットしやすくなるはずです。

5.来週の問題

別紙応答問題628問ランダムチャレンジ36問目(14ページ)を扱います。

事前の予習をお願いします。

(問題を解いて解説を読んでおいてください)

いかがでしたか?

参考になればツイッター等で反応、もしくはコメントを頂けますと励みになります。

それでは、今日は金曜日。週末が待っていますね。頑張っていきましょう!

平日Part2シリーズは当面継続していきますので、是非苦手克服や強みのブラッシュアップにお役立てください。

Have a nice day!

Tommy

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