お悩み相談:モチベーションを保つには④(自分の場合)

昨日の続きです。

自分がモチベーションを保つ、保っていた方法は何か、というのを書いていなかったので、

ちょっと書いていきますね。

■きっかけは悔しさ

もし、私がプロボクサーやプロレスラー、力士、濱崎さんと格闘技で対戦するとしたら、

戦意喪失して逃げます。

『かなわない』と本能で思っているからです。そこに悔しさはみじんもない。

ただ、30歳になって始めた英語学習。

13歳のころから中学校で英語学習をおそらく大学2年生頃の8年間やって全く身につかなかったものが急に出来るのか、

そう思いながらも、

『ただ、そんなにやっていたのなら少しはわかるだろ』

そうタカを括って初めて受験したTOEICは22歳のころ。390点でした。

ショックというより英語を使っての仕事は自分にはないな、と思った瞬間でした。

そこから8年。

いざやってみると、やっぱりわからない。

あれ、結構本気(マジ)な気持ちでやり直そうとしたのにな、

何でわからない、聴けない、読めないんだ。

そんな忸怩たる思いがありながら、これで人生が変わるかも、という意識がどこかで頭の中にあり、続けよう、ということにしました。

■海外で英語が通じなかった時の悔しさ

そこから、ある程度TOEICスコアを取得して向かった英国留学。

イギリスでは、おそらくどの場所でもですが、英語で話す際に手を抜く(ここではゆっくりわかりやすく話す)ことはなく、早くて独特のアクセントと発音で話され、あー、わー、なんか英語だけど、違う世界にきたなあ、と思うようになりました。

ただ、留学中は言葉というよりもとにかく何か通用するものを身に付けようと思い、英語が聞き取れなかったとしても、事前に予習してグラフやデータを示し、図解し、ととにかくその分野の知識を武装して向かいました。結果専門に関することに関しては、いろいろと興味を示してくれたので、孤立することはなかったものの、パーティー等のくだけた会話が苦手でやはりコンプレックスは感じました。

結果的にこういう意識はよかったと思っています。その後北米出張、カナダに駐在した際は、その際のコンプレックスは払しょくされ、加えてすでに990点取得してから移ったので、通じない、ということでとても苦労した、ということはなくなりました。

■900点、990点に到達しない悔しさ

留学から帰国した2008年。800点前半で伸び悩んでいた際に、ある英語講師の方が、

『オレら990点取ろうと思ったらいつでも取れるもんね』『そうね』

こういったやりとりをしていました。

このやりとりの発言に愕然としました。

自分は800点ですらやっとこさ取っているのに、

990点満点を取ろうと思ってとれる、というのはどういう次元なんだ。結構英語学習やっているのに、その人たちと自分は何が違うんだ。絶対これは何かあるし、その世界・その領域に行ってみたい。

その気持ちが学習意欲を書きたてました。

■その後

900点、990点を目指したその後は、モチベーションを保つ、という考えがなくなりました。

なぜなら、仕事を除いて、生活の中心がTOEICになったためです。寝ても覚めても、というにふさわしいと思っていましたが、一秒でもムダにすまい、という意識しかなく、そのためのお情報を集め、とにかく1点、いや5点でもスコアを上げるにはどうしたらよいか、をずーっとずーっと考えました。車で音読しすぎて、車もこすりました。模試を山手線で解いて、解き終わらなかったり、解説を読んで納得できなくて、最寄り駅で降りることすら悔しくて、1周、2周としたこともあります。電車で音読していて、隣にいた乗客に「キミだけの電車じゃないんだよ」とたしなめられるくらいとにかく夢中になっていました。おそらく、800点前半~900~990点を取得するまでは、英語学習、英語学習で交流した仲間、ブログ、受験、スコア発表といった記憶以外はあまりありません。

確かに、某日月曜日のスコア速報発表の際に、ベストスコアが更新されていないと、血の気が引き、その日の午後は絶望感しかありませんでしたが、「自分に至らなかったことがある」としか考えず、すぐに向き合うことが出来ました。それは、ベストスコアが更新しても『上には上がいるので決して満足してはいけない』とさらに上昇志向をかきたてました。

正直、そのために

・早起きがツライ

・やる気がおきない

こんな気持ちは1mmも浮かびませんでした。そう考えること自体ムダだと思ったためです。

仕事で忙しい、他の資格試験で忙しい、そんな時こそ、どうやって英語学習を充実させようか、と逆にワクワクさえしていました。発熱してカラダがダルいと思ったときは、カゼ薬を飲む前に、左記に模試を2回解きました。意識がもうろうとしているときこそ、思考能力が低下している絶好のチャンスなので、その状況で解いて間違った問題は、根本的に何か自分に原因がある、と感じた問題なんだろうな、と収集できるためです。

1時間の昼休みも、やはりムダにしたくないため、リスニング1セットを学習する時間に代わりました。いつしか、2倍速にすればリスニングは2セット出来るな、4倍速になると音速に近いので、聴き取れないな、とか変態的なことも考えるようになりました。新刊の出る日は、午後に休暇を頂き、その日に1周は必ずするようにしました。誰からも全く求められていない行為でしたが、そうしないと気が済まなかった、というのもありました。いつしか、その際に書いたブログ記事は某出版社の編集担当者の目に留まり、記事が編集デスク内に回覧されたそうです。

そのため、おそらく2008年からカナダにわたる2011年くらいまでは、そんな学習を集中的にやりましたが、大学で専門的に英語を学ばない、学生の際に海外留学等をしない、という環境があり、22歳で300点台のスコアを出したからこそ、その穴埋めのためにはとにかく集中・超集中学習をしないといけないな、という気持ちが濃密な学習に導いた、という感じです。

■まとめ:自分の場合、デカいモチベーションがあったため、「保つ」という概念がなかった

結局、情熱の炎を絶やさない限り、「保つ」という考えは不要だと思います。

あたしの場合、悔しさを巨大なモチベーションに変え、それを最後まで絶やさなかった、ということに尽きます。

ただ、これはあくまでも私のケース。個人差もありますし、推奨はしません。

最初からそんなにモチベーションがない人もいますし、そういう方は、続けるキッカケをつかめばいいと思います。毎日の発見を楽しみにする。続けた自分を褒める、といった小さな始めましょう。小さな喜びはいずれ大きな達成につながる第一歩です。

今考えると、あの時は絶対キツかったよね、無理していたよね、と言われれば、「ウン」というでしょう。当時は絶対に言わなかったと思います。

むしろ、今ですね。今は、こうしてブログを読んでくださる皆さんや、英語学習をするみなさんに良質なコンテンツを提供するために、原稿を書いたりしていますが、そういった締め切りがあると、「あ、あと何日か。ちゃんとやるためにどうしようか」と、自分目線ではなく、読者目線でどうしようかというと考えこそ巡りますが、筆が進まない、ということがありますので、リラックス、コーヒーやお菓子を手元に、腰痛にならない程度にデスクに向かう等、モチベーションを保つ工夫はいろいろやっていますね。

以上、私自身のモチベーション維持法はあまり参考になりませんが、自分の場合はこんな感じだった、ということで参考、というよりご笑覧いただけますとうれしいです。

それでは今日も頑張りましょう!

Tommy

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