Q. 「スコアと同時に、スピーキング力も伸ばしたい」と考えている人の場合、具体的にどのような点を意識しながら、TOEIC L&R対策の学習に取り組むべきでしょうか?
A. インプットとアウトプットの両方を意識して学習しましょう。まずは1つの会話やトークの題材を選び暗唱して口に出せることを目指してください。
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いったん、私の経験のハナシをしますね。
私は、ヨーロッパにある分野の短期留学に行っていました。
イギリスはマンチェスターに居を構え、そこを中心に、そこからチェコ、ドイツ、オランダ、デンマーク、ベルギーといろいろ回ってきました。
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今考えると、「絶対に行ってよかった」と思います。
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それは、世界三大がっかり像である、「小便小僧」、「人魚姫」を見てこれたので、あとはマーライオンだけだ、と思えたこととか、いたるところでビールを・・・
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あ、ダメだ、これ書くと大作になるのでやめます。
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ハナシを戻しますが、
この当時、留学直前で受験したTOEICスコアは「790点」でした。
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これくらい取っておけば、だいたい話せるだろ。
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そうタカをくくっていたんですね。
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ところが全然話せなかった。
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特に留学先のメインはイギリスだったため、その発音・アクセント・言い回し・スピードには全くついていけませんでした。
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相当なショックを受けた記憶があります。
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その時から、帰国した後はTOEICスコアではなく、「話す英語」「使える英語」に重点をおくぞ!
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そう思って、TOEICから距離を置く決意、というかもう2度とやらないくらいの思いを持ちました。
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2007年12月~2008年1月にかけてのことです。
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おりしも縁があって、英語講師の方や当時英語講師ではなく、学習者の1人だった濱崎さんや他のブロガーの方との出会いもあって、TOEICは続けてくることが出来ましたし、それは本当に間違いではなかったな、と思いましたが、
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TOEICを受験しながらも、どこかで話すこと、話せることを意識して英語学習をしてきました。
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その結果、実際に海外で働くことも出来ましたし、それなりに満足しています。
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そういう流れできているので、
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私の場合は、TOEIC L&Rの学習をベースにしたスピーキング(+ライティング)学習、というのが主体になりました。最終的には学習法をS&Wで本にすることも出来ました。
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もし、L&Rをベースに英語学習をするのであれば、
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自分がその英語を使って話すことを強く意識してください。
まずはここから始まります。
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それに加えて、「自分がよく使うであろう」表現や、ジャンルを探し、Part-3、4の会話やトークを暗唱できるレベルで覚え、毎日話すようにしてみてください。
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もちろん、いきなりたくさんの量を話すことは出来ませんので、
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1つの題材を選んで、1日1つの会話・トークの文を覚えて、口にし、それをつなげていくことをやれば、1週間くらいあれば1つの題材を覚えることができるでしょう。
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そして、その題材を覚えて話すときは以下のことを意識してください。
・ナレーターの音を強く意識して、同じ音を出せるようにする
・話している会話やトークの場面を実際に自分が使う場面を想定して話す
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ナレーターと同じ音を出すようにするのは、どうしても暗唱の場合、自分の頭の中に覚えた単語がアルファベットの組み合わせで、そして文自体覚え、それを発することが目的になってしまい、声も小さく、それでいてノルマ達成!となってしまうことを防ぐためです。あくまでも英語らしい音を出すことを意識してください。これにより、ナレーターの話す音を自分が出せるようになれば、リスニング力も向上します。
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そして、その選んだ題材を自分ならこういう場面でこう使う、ということ強く意識してみてください。意外と覚えた語は、人前では出せません。それは恥ずかしさもあるかもしれませんが、ふだん1人で暗唱している分、実際人前で声に出してやる、ということに慣れていないとスコーンと抜けてしまうんですね。そうしない目的もあります。加えて、自分が使える・話せているという実感は人前で話して、それが「通じて」相手が理解したことを前提にレスポンスしてくることです。そのためにも意識をしてください。
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TOEICは話す・書く・聴く・読むといった英語でコミュニケーションを取るベースとなる表現や語彙がたくさんありますので、触れることで自分がアウトプットとして使う英語のストライクゾーンがずれることは少ないです。ですので、LRの学習の場合はアウトプット型の学習ではない、と言われることもありますが、将来のアウトプットの素地を身に付けているんだぞ!と思い、自信を持って学習してください。
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気が付くともう週末ですね。
今週もお疲れさまでした。
よい週末をお過ごしください!
Tommy
TOEIC L&Rの学習をベースにしたスピーキング(+ライティング)学習、が主体となった。
頂いたコメント『……作問を作る事は良い取り組みかと……』≒(+ライティング)
確かに『最新ビジネス英文Eメール辞典』や『公式問題集』『精選問題集』『해커스/YBM실전/ETS기촐 問題集 等々』『NHKラジオビジネス英語 の(水)英文メール術』等から勝手に英借文、結果的に読んでる。猫にお宝財宝、実際に使う機会は無いので。無知の功と食い散らかし が わんさかわんさか。
跡かたずけ整理整頓すれば,『……作問を作る事も良い取り組みかと……』の様な気がしてきました。
或る日突如として、愛ネコが英語でしゃべりだす、夢の中ですが、色々止めど無く沢山しゃべりたいですね。
『高校生からのTOEIC® S&Wテスト入門』(大里 秀介 著)
『高校生からのTOEIC® L&Rテスト入門』(濱崎潤之輔 著)
を紹介して下さって有難う御座います
https://president.jp/articles/-/21926
にも巡り合えました。
有難う御座いました
椿 八拾郎さん、
そのシリーズを探してくださってありがとうございます。
内容は濱崎さんの本含め凝った作りになっております。
どうぞよろしくお願いします。
Tommy
椿 八拾郎さん、
おっしゃるとおり、自分の思っていることをスラスラ話せ、相手にもその思いや考えがバッチリ伝わるとよいですよね。
ただ日本語でも難しいと思いますが・・・。
まだまだ鍛錬していきたいと思います。
Tommy