前日の続きです。
早く文を読むのであれば、1つの文を丁寧に読む。
その文について慣れてくれば少しずつ早く読める(はず)です。
昨日はPart-1と5がいいでしょうというハナシをしましたので、
Part-1のサンプルからみていきます。
たとえば、
The man is touching the screen.
こんな文があるとします。
パッと見ただけで、想像がつくかもしれません。
男性が、タッチパネルかスマホの画面を操作しているっぽい写真かな?
そうです。
私がある書籍で使った英文の選択肢を少しだけ変えました。
実際は、コピー機のタッチパネルモニターを操作している写真を描写いるのを想定していました。
話を英文に戻します。
The man is touching the screen.
これを分解すると、
主語が”The man” → 名詞
述語が”is touching” → 動詞touch ~に触れるの進行形
目的語が”the screen” → 名詞
こうなります。
目的語を伴う動詞=他動詞を使った第3文型(SVO)になります。
最初は、「こんな簡単な文、分解することすら面倒だな」と思うかもしれません。
でも、この簡単な文を分解することすら面倒な場合、そもそも難解な文は分解しようとすら思わず、訳していこうとするので、
おそらく読むのに時間がかかる=結果的に早く読めない
となります。
ですので、Part-1の短文からやっていくことで文を早く読むための分解作業に慣れることが出来ます。
Part-2は口語だったり省略形があるのでこの作業が難しい。
Part-3,4は長すぎますね。
Part-1の写真描写だからこそ、完全な文の形になっているので、この作業に適しています。
Part-1はこのほかに以下のような形が使われます。
The man is running. SV 第1文型
The car has been parked. SVO 第3文型の受け身=目的語が主語となり、本来の主語が省略されているパターン。
ですので、基本第1文型と第3文型しか使われません。
あとは、時制として、進行形、受け身の進行形、完了形と動詞の時制が少し変わり、
かつ前置詞句(前置詞+名詞)で位置や場所を規定しています。
along the street(道沿いに) とか、on the counter(カウンターの上に)とかですね。
そう考えると、Part-1については、
文型を頭に入れて読めるようになることで、
実際に問題を解くときに、この文型しかないんだな、と思って音声を待ち構えていると、
英文がすごく聴きやすくなります。
今回のテーマは、文を早く読む、でしたが、
文を早く読む素地をつけることで、
英文を聴きやすくなる素地を同時に作っている、ということにも置き換えられます。
特にリスニングはリーディングと比較して口語表現で難しい語彙や文法がそんなに登場するわけではないので、
リスニングが聞きやすくなると得点源になりやすいのはこうした要因があると思います。
少しでも参考にしていただけますとうれしいです。
それでは引き続き英語学習を頑張っていきましょう!
Tommy
Tommyさん、ブログ再開ありがとうございます!
毎日パワーや学習のヒントをいただけることを感謝しております。
パート1はなんとなく解いていましたが、文法に注目して音を待ち受ける、もうありがたくて言葉もありません。
リーディングが伸びず苦労していますが、基本的な理解が不十分だと改めて認識しました。
私にとって、心に響く解説をしてくださるTommyさんは「神」です。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
追伸
スイーツ写真も楽しみにしています♪
クレアさん、コメントありがとうございます。
少しでもご参考頂きうれしく思います。
是非気づいたポイントを意識してさらにレベルアップを目指して頑張ってください。
今後ともよろしくお願いします。
Tommy